アニメ『白い砂のアクアトープ』16話感想・考察！
16話の感想付きネタバレストーリー、母親＆子供、シングルマザー、南風原知夢のセリフ「暑苦しい」の意味、16話のテーマについての考察などをお届けしています。
白い砂のアクアトープ16話ネタバレ感想・考察
竹下先生・南風原知夢
オリジナルアニメ『白い砂のアクアトープ』16話「傷だらけの君にエールを」では、竹下先生(声優:花澤香菜)が久しぶりに登場し、アクアリウム ティンガーラで働くことになっていました。
これを受けて南風原知夢は気まずい感じになり、竹下先生はどこかで会ったことがある雰囲気でした。この時点では、出産・子供関連？南風原知夢には子供がいて、同じ産婦人科で すれ違っていた？という印象を受けました。
実際は子供の保育園が同じでしたので、お迎えの際に見たことがあったのでしょうね。南風原知夢は子供がいることをバレたくないと思ったことから、気まずい感じになっていたと考察できます。
私だって…
16話では、ペンギンの赤ちゃんが産まれそうな状況になり、泊りでシフトを組む流れも描かれています。ここで、南風原知夢が泊りは無理だと言い、それを知った海咲野くくるが本人に文句を言っていました。南風原知夢は「私だって…」と反論しかけたところで、グッと抑えています。
本当は私だって泊りで働きたいけど、子供の面倒を見ないといけない。言い返したいけど、子供のことは隠したいから我慢しよう。南風原知夢はこういった心情だったと考察できそうです。
母親・子供
南風原知夢が息子の南風原雫(はえばるしずく/声優:塙真奈美)を保育園まで迎えに行くシーンも16話内にありました。自宅では料理を作り、優しい表情になっています。
南風原知夢は子供の前では母親らしいオーラが出ていましたので、仕事で眉間にシワを寄せている怖い雰囲気とのギャップが良かったですね。南風原知夢は嫌いになる要素ばかりが増えていましたので、ようやく好きになれる要素が出てきました。
そして、南風原知夢の子供が体調不良になり、仕事を休む展開もありました。そこで海咲野くくるがヘルプでシフトに入っていましたが、これを知った南風原知夢は怒り、仕事を取られた気分になっている様子でした。
南風原知夢は前職をクビになった過去があることから、せっかく努力して得た今の仕事を失いたくない・自分がいなくても何とかなる状況は認めたくない、と思っていたのかもしれません。
シングルマザー
16話では、宮沢風花が南風原知夢の家に行く展開もありました。南風原知夢は結婚＆離婚、子供の出産、前職の仕事をクビになった過去に加え、今度は仕事を失わないために子供の存在を隠しておこうと思ったことも明かしています。
南風原知夢は前職の仕事＆家庭も失い、シングルマザーとして1人で頑張っていたのですね…。がまがま組が嫌いなのは、がまがま組＝助けてもらえる象徴で、恵まれた環境の海咲野くくる達が気に食わなかったと考察できそうです。妬みの気持ちなどが相まって、羨ましかったのかもしれません。
そして、宮沢風花が良いことを言っていましたが、助け合うことの大切さを伝えていた印象です。宮沢風花は海咲野くくる＆南風原知夢の心を癒す、聖母のような優しさが推せます！
ちなみに、アクアリウム ティンガーラの人達はシングルマザー・子育てママの理解がある点が良いですね。南風原知夢が前に働いていた職場の人達は迷惑そうにしていましたので、その対比が印象に残りました。実社会にもある2つの状況・考え方をリアルに描いて、問題提起しているとも考察できます。
子育て体験・南風原雫
海咲野くくるが南風原知夢の気持ちを理解するために、子育て体験をする場面も16話で描かれています。海咲野くくるは竹下先生の子供を数時間預かり、大変さを痛感していました。話を聞いて理解しようとするだけでなく、実際に経験するところが推せますね。
また、南風原知夢の息子・南風原雫が、アクアリウム ティンガーラに来る展開もありました。水族館の生き物に目を輝かせる様子が可愛かったです！
暑苦しいの意味
16話では、南風原知夢が海咲野くくる達と話す際に、がまがまの連中は暑苦しいと言う場面もありました。これは、暑苦しいほどに助けてもらったことを認めている証拠で、恩義を感じていたと考察できそうです。
プライドが邪魔をして素直になれなかったとはいえ、遠回しに がまがまの皆を認めて、「ありがとう」と言いたかった心情も伺えました。
また、たくさんの思いやり・優しさを受け取ったことを表現していたとも解釈できます。仲間と助け合うのも悪くないと思い、人との繋がりも実感していた印象です。
なお、南風原知夢は迷惑をかけたら仕事を失うかもしれないと考えていた印象でしたが、人間は迷惑をかけ合って助け合うものだと気づいていたと言えます。
16話のテーマ
16話ラストは、ペンギンの赤ちゃんが生まれ、皆が笑っているシーンで終わっています。南風原知夢が子供を抱っこして笑顔を見せ、その周りに皆がいる雰囲気がグッときました！南風原知夢は1人ではなく、助けてくれる仲間がいることを実感できましたね。
最後のイラストは、アクアリウム ティンガーラは仕事＆子育てを両立できる環境だよ！と言っているようにも思えましたね。
16話は、仕事がしたいと考えている竹下先生＆南風原知夢、それぞれの子供も登場し、ペンギンの子供が生まれる展開が描かれていたことから、仕事を頑張る子育てママ、命の尊さがテーマだったと考察できそうです。
白い砂のアクアトープ16話ネタバレ感想・考察まとめ
アニメ『白い砂のアクアトープ』16話のネタバレ感想・考察をお届けしました。
16話では、南風原知夢がシングルマザーで、子育てをしながら働いていることなどが明かされていました。今回は、竹下先生が久しぶりに登場し、母親と子供にフォーカスした描き方が魅力的な回でしたね。
また、南風原知夢が助けてくれる仲間の存在を知り、満面の笑顔を見せていく流れもグッときました！ぜひ17話以降も視聴継続していきましょう！
