アニメ『彼方のアストラ』OP主題歌「star*frost」(歌:nonoc)より、歌詞の意味考察、作詞作曲編曲者、発売日などのシングルCD情報についてまとめています。
MV動画にて音源が解禁されていますので、まずは記事内の動画で試聴してみて下さい。
アニメ『彼方のアストラ』OP主題歌「star*frost」(歌:nonoc)
試聴動画
感想
まるで宇宙空間にいるかのような気分になれる爽快感のあるメロディーと、重低音を奏でているメロディーの合わせ技がクセになる曲。
シンセサイザー音が効いている箇所もあり、一曲の中で様々な顔を見せてくれます。さらに、それらのメロディーに、優しく透明感のあるnonocさんの美声が乗ることにより、神曲化しています。
nonocとは
アニメ『彼方のアストラ』OP主題歌を歌うnonocさんは、OVA『Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow』のイメージソング&ED主題歌に抜擢され、当時大きな話題となった期待の10代アニソンシンガーです。
その後、2019年1月より放送されたアニメ『魔法少女特殊戦あすか』OP主題歌「KODO」でメジャーデビューを果たしています。
さらに、2019年4月より放送されたアニメ『異世界かるてっと』5話ED主題歌として、nonocさんの歌う「Hollow Veil」が流れ、大きな反響を呼びました。
そしてこの度、アニメ『彼方のアストラ』OP主題歌「star*frost」を歌唱することになりました。
アニメ『彼方のアストラ』OP主題歌「star*frost」歌詞の意味を考察！【ネタバレ注意】
ここからは歌詞の意味考察に入っていきます。『彼方のアストラ』のストーリーを一部ネタバレしながら考察していますので、ご注意ください。
また、ここでの考察はあくまでも解釈の一例ですので、参考程度に読んでみて下さい。それでは早速見ていきましょう！
歌詞①
《いつもの 星空 いつかは 僕にも 届くのかな》
ここの歌詞は、色々な解釈ができますが例えばいつもの平穏な生活に戻れるのかな…という意味だと考えられます。
登場キャラのカナタたちは、宇宙で遭難して「星空」が見られる自分たちの惑星ではなく、「星空」がある宇宙そのものにいます。
宇宙空間で何度も困難が襲い掛かりますので、元の生活に戻れるのか？という気持ちが出ているときの歌詞なのかもしれませんね。
歌詞②
《瞬くキセキ 指でなぞれば悔しさが滲んだ》
『彼方のアストラ』の主人公・カナタは、山で遭難したときに先生が命を落としたことを悔やんだことがあります。自分がもっと強ければ助かったかもしれない…と。
「悔しさが滲んだ」という歌詞では、このあたりのストーリーなども絡めているのかもしれません。
その後、カナタは強くなることを決心して体を鍛えていきます。
そして、今度は宇宙で遭難。数々の困難が襲い掛かったときに、カナタは亡くなった先生のことを思い出すシーンがありますので、再びあのときの悔しさが滲んでいたと言えます。
しかし、今度は昔のようにならないために、また皆を守るために、カナタはリーダーとして奮闘していきますので、このあたりのストーリーも連想する歌詞ですね。
なお、「瞬く」という表現を使うことで、宇宙の星が瞬く光景も連想しますね。
歌詞③
《それは 高すぎる 景色の向こう側で》
《待ちわびた世界》
まずここの歌詞で感じたのは、「高すぎる景色」とは宇宙空間、「待ちわびた世界」とは遭難を乗り越えた平穏な生活という意味ですね。ストーリーを全体的な視点で見たようなイメージでしょうか。
遭難生活をみんなで乗り越え、待ちわびた平穏な生活を望んでいる点などを連想する歌詞ですね。
次に、自分の目標・課題を乗り越えるという個人的な視点で見た「待ちわびた世界」という意味。各キャラごとにそれぞれの夢を持っていますので、このあたりの意味も含まれているかもしれませんね。
歌詞④
《一人では叶わない夢だから 僕らがここにいる意味を信じられる勇気で》
『彼方のアストラ』では事件が起こり、犯人が誰なのか？ということを話すシーンがあります。しかし、犯人捜しをするのではなく、皆が力を合わせていく方が大事だと再確認するシーンもあります。
無事に帰還することは「一人では叶わない夢」。だからこそ「僕らがここにいる意味」を確認して、仲間を「信じられる勇気」を持っていこう！というストーリー展開を表現している歌詞だと感じましたね。
歌詞⑤
《真実の価値を知ることにさえ どこか怯えていた自分と向き合えるのなら》
この歌詞について、『彼方のアストラ』に登場するヒロインキャラ・キトリーの物語で考察してみましょう。キトリーは当初、友達なんかいらないと思っており、養女・フニシアが家に来たときも、素直になれずに強がっていました。
その後、仲間・家族の大切さという「真実の価値」を知り、徐々に心を開いて、とある出来事がきっかけで養女・フニシアを溺愛するようにもなります。
この歌詞は、このあたりのストーリーにも当てはまる歌詞だと感じましたね。
さらに別のキャラで言うと、ユンファは自分に取り柄のないことに向き合っているシーンなどもあります。このように、それぞれのキャラが自分と向き合っているシーンを連想する歌詞ですね。
歌詞⑥
《眩しすぎたあの日の君に 繋ぎ出す 手と手の先で 出逢えるよ》
『彼方のアストラ』では、前向きに希望を見い出す際に、「手を繋ぐ」ことに絡めた表現が使用されることがあります。
例えば、アリエスは「あんなに怖かったのに手を繋いでいると宇宙ってキレイに見えます」と言ったシーンもそうですね。
他にも、遭難した過去がある主人公・カナタが、皆で協力して手を繋ぐことの重要性を語る場面もあります。そんなわけで、手と手を繋ぎ困難を乗り越えて目的を達成しよう！という本編のシーンを連想する歌詞ですね。
このように、『彼方のアストラ』OP主題歌「star*frost」は、本編のストーリーに沿った歌詞が散りばめられていることがわかります。歌詞は様々な解釈が可能ですので、是非歌詞にも注目して本楽曲を聴き込んでみて下さい！
次はシングルCD情報についてご紹介した後、まとめに入っていきます。
発売日
発売日：2019年8月7日(水）
シングルCD収録曲・仕様
①star*frost（TVアニメ『彼方のアストラ』OP主題歌）
②Hollow Veil（TVアニメ『異世界かるてっと』5話ED主題歌）
③star*frost instrumental
④Hollow Veil instrumental
品番：ZMCZ-13181
価格：1,200円+税
作詞作曲編曲者一覧
①star*frost
作詞：安田史生 作曲・編曲：越前谷直樹・田口史也
②Hollow Veil
作詞：nonoc・安田史生 作曲：田口史也 編曲：越前谷直樹
アニメ『彼方のアストラ』OP主題歌「star*frost」(歌:nonoc)を聴こう！
アニメ『彼方のアストラ』OP主題歌「star*frost」(歌:nonoc)より、歌詞の意味考察や、シングルCD情報についてご紹介いたしました。
宇宙空間を連想する爽快感のあるメロディー、『彼方のアストラ』で起こるシリアスな事件を連想する重低音の効いたメロディー、作中のキャラたちの置かれた状況や考えなどを連想する歌詞。
「star*frost」は、『彼方のアストラ』の世界観を巧みに表現している神曲ですので、是非何度も聴いてみて下さいね！
以上、アニメ『彼方のアストラ』OP主題歌「star*frost」(歌:nonoc)についてでした！
■CD情報
「star*frost」nonoc（アニメ『彼方のアストラ』オープニングテーマ）
■コミックス情報
原作漫画『彼方のアストラ』1巻
