『僕らの雨いろプロトコル』ネタバレ感想・評価レビュー＆面白い魅力考察！
なぜ『僕らの雨いろプロトコル』は面白いのか？どんな内容なのか？あらすじストーリーやキャラクター設定・特徴などにも触れつつ、ネタバレ感想・評価レビューを掲載。
『僕らの雨いろプロトコル』概要
『僕らの雨いろプロトコル』とは、eスポーツを舞台とした青春群像劇が描かれるオリジナルアニメ。制作会社はQuad。
地上波テレビ放送は2023年10月7日(土)からテレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠にて放送。動画配信はABEMA・dアニメストアにて地上波同時・先行配信されている。
ネタバレ感想・評価レビュー＆面白い魅力
FPSオンラインゲーム
『僕らの雨いろプロトコル』はFPSオンラインゲーム・eスポーツのストーリーが特徴のアニメ。世界中でプロゲーマー・eスポーツ選手が活躍する時代であり、オンラインゲーム経験者なら自分の体験したことがアニメでどのように描かれるか興味が湧き、未経験者ならどんな感じなのか気軽に楽しめる内容になっていると思う。
ゲーム中は没入感のある主観映像になっており、画面上の中央に制限時間、左右にプレイヤーアイコン、右下にプレイヤーネームが表示されている場面もあった。先に40キルした方が勝ちのデスマッチになる展開も描かれている。
そのゲーム描写に、登場人物の葛藤や店舗経営危機などが絡んでいくので、青春群像劇として感情移入できる内容が『僕らの雨いろプロトコル』の面白い魅力になっていると感じた。
カフェ店員
『僕らの雨いろプロトコル』ではeスポーツカフェのパソコンに向かい、ゲームをする描写がある。ヒロイン・稲月望はeスポーツカフェの娘で、主人公・時野谷瞬もそこで働いている。
料理を運んで、客と会話するシーンもあったことから、お仕事アニメの要素も一部入っているように思う。お店に借金があると判明してからは、環境が大きく変化していく。緊迫感のある展開と和むような日常シーンも楽しめるので、その違ったアプローチのストーリー設定も見どころになっていると思う。
過去
時野谷瞬はかつての仲間・ばくれつ君たちとオンラインゲームを楽しんでいた。死ぬときは一緒が合言葉のようになっていて、ばくれつ君がいいねと言っているシーンもあった。
それから時野谷瞬は事故の影響もあってしばらくゲームから離れ、久しぶりにばくれつ君とゲーム内で再会している。時野谷瞬は過去に囚われているような印象があり、ばくれつ君は久しぶりに再会できたことを喜んでいるシーンもあったので、それぞれ過去がキーになっていると考察できる。
その過去をふまえて、今どうするのか。時野谷瞬はどのように解放されていくのか。ばくれつ君は再会後にどうなっていくのか。過去と現在の違い・関連性などが気になるストーリーは、『僕らの雨いろプロトコル』の面白い魅力に繋がっていると感じた。
キャラクター
『僕らの雨いろプロトコル』主人公・時野谷瞬(CV.小野賢章)は、ゲームスキルの高さ・暗い過去を背負っているところ・妹想いの優しい性格なども見せている。ヒロイン・三枝悠宇(CV.雨宮天)はドラマなどに出演している女優＆ばくれつ君の中の人で、ショートヘアの髪型も似合っている。
稲月望(CV.水瀬いのり)は父親が経営するeスポーツカフェを手伝っており、性格はドライに見えて世話焼きなところもある。瞬には料理を作ってあげる時もあり、瞬ちゃん・のぞ姉と呼び合っていた。
時野谷美桜(CV.麻倉もも)はツインテールの妹属性で、お兄ちゃん呼びや健気な姿勢が推せる。仙堂暁斗(CV.木村良平)はeスポーツ選手を目指す黒縁メガネ男子で、想いを寄せる美桜を迎えに行くと思っているシーンもあった。
eスポーツのストーリー設定だけでなく、各キャラクター設定が魅力的なので、セリフ内容や行動からも目が離せない。個人レベルでもっと知りたいと思えることに加えて、相関図関係の変化も気になるため、最終回まで見逃さずにチェックしていきたい。
神作画
『僕らの雨いろプロトコル』は3DCG・デジタル感のある作画で、とても綺麗なアニメ映像になっている。オムライス・玉子焼き・ウインナー・肉じゃが・味噌汁などの料理作画、街中の風景、学校の校舎なども繊細なイラストが好感。
キャラクター原案・ぶーたさんは『七星のスバル』『ひげを拾う。そして女子高生を拾う。(ひげひろ)』など、キャラクターデザイン・平山寛菜さんは『【推しの子】』『彼女、お借りします(かのかり)』などを手掛けた実力派なので、作画崩壊を心配する必要が無いという安心感もある。
稲月望のイラストは茶髪・目の印象から「ひげひろ」萩原沙優の雰囲気が感じられ、三枝悠宇はショートヘア・ブルーのキャラカラーなどが「かのかり」更科瑠夏を連想した。三枝悠宇は女優・CV.雨宮天さん繋がりで「かのかり」水原千鶴との共通性もあるので、過去の担当作と同じ・違う要素だと思いながら観る楽しみ方もあるのかもしれない。
劇伴音楽・主題歌
『僕らの雨いろプロトコル』はゲーム中に流れる音楽がオシャレでかっこいいと思う。音楽は『涼宮ハルヒの憂鬱』『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』などの楽曲を制作した神前暁さんやMONACAが担当しているので、音楽面のクオリティも担保されている。
OP主題歌はシンガーソングライター・SennaRinさんの楽曲「S9aiR」で、澤野弘之さんがプロデュース。SennaRinさんは『BLEACH 千年血戦篇』ED「最果て」を歌唱し、澤野弘之さんは『進撃の巨人』など人気アニメの音楽を多数手掛けている。
ED主題歌はシンガーソングライター・someiさんの楽曲「Another Complex」。someiさんは『デキる猫は今日も憂鬱』OP「憂う門には福来たる」を歌唱している。アニソン界のヒットメーカーが『僕らの雨いろプロトコル』の音楽を担当しているので、アニメを盛り上げる楽曲にも要注目！
ネタバレ感想まとめ
オリジナルアニメ『僕らの雨いろプロトコル』の面白い魅力は、FPSゲームと青春群像劇、eスポーツカフェで起こる出来事、過去が効いてくるストーリー設定などが挙げられる。
ストーリー・キャラクター・作画・音楽など、どこに注目しても高く評価できるアニメなので、『僕らの雨いろプロトコル』の最新話を毎週見逃さずにチェックしていきたい。
