『彼女、お借りします』(かのかり)4期OP・ClariS「Umitsuki」歌詞&曲名の意味を考察。
スパリゾート ハワイアンズ=プールや温泉なのに、なぜ海の視点があるのか?歌詞に関連するハワイアンズ編のストーリー、リリース日も掲載。※ネタバレ注意
かのかり4期OPはClariSが担当
週刊少年マガジン連載漫画が原作のTVアニメ『彼女、お借りします』(かのかり)4期が2025年7月4日(金)深夜2時23分から、MBS・TBS・BS-TBS“アニメイズム”枠ほかにて放送開始!
かのかり4期OP主題歌はClariS(クラリス)の新曲「Umitsuki」。クララ・エリー・アンナの3人組ユニットとなったClariSの第3章としては初のアニメタイアップで、3人初の作詞にも挑戦。
2025年5月30日にOP主題歌決定を発表後、6月26日に公開されたアニメ4期本PVで「Umitsuki」音源が一部解禁されている。
「Umitsuki」意味考察
「Umitsuki」は海と月が曲名になっている印象。ハワイアンズ編の舞台は福島のスパリゾート ハワイアンズで、海ではなくプールや温泉の描写が多く描かれている。なぜ海が曲名に関連するか考えた時に、仕切りがあるプール=レンタル関係の制約・後ろめたさがある状況から、開放的な広い海=告白して恋人になることや自由を手にしたい希望的な意味の強調という解釈ができるかもしれない。
ハワイアンズ編は木ノ下和也が嘘の恋人関係=レンタルから、真実の恋人関係=水原千鶴と本当に付き合うために告白しようと奮闘するストーリーになっているので、次のステップに行く象徴として、プールではなく海にフォーカスしている視点も考察上は可能だと思う。
夜に月が出ているシーンはハワイアンズ編で多数確認できるため、曲名にも入っていると感じる。漫画では木ノ下和也が月を見ながら水原千鶴のことを考えている場面、木ノ下和也と水原千鶴が会話をするシーン、おばあちゃんの木ノ下和が水原千鶴と話すときも月が描かれていた。月がストーリーの流れに寄り添うイメージは、主題歌が作品に寄り添う視点とも結びつきやすい印象も受けた。
運気の意味で使う「ツキ」と解釈した場合、ツキを呼び込むぐらいの勢いで、木ノ下和也が告白を成功させようと奮闘する姿も想像できる。言葉の語呂としては、七海麻美が「噓つき」と言った直後に月が出ている場面も思い出される。
七海麻美はレンタル関係を暴露しようとするので、七海麻美が歪なレンタル関係と思っていること=膿(うみ)が付いているような状況、Umitsukiは七海麻美の闇・脅威が付いて回るといったネタ的な発想もできる。
ClariS「Umitsuki」歌詞意味考察
アニメ『彼女、お借りします』(かのかり)4期OP・ClariS「Umitsuki」歌詞では、揺らめいて消えていく波のフレーズがある。木ノ下和也は告白しようとして、流れで断念する展開があるので、その時に消えていく中身は告白や真実の恋人関係だと考察できる。
波は海だけでなくスパリゾート ハワイアンズにあるプールや風呂にも該当し、自然界で起こる波の揺らめきと気持ちの揺らめきを比喩的にリンクさせた歌詞表現もグッとくる。
君はどんな僕見てるのと歌う部分は、木ノ下和也の視点で水原千鶴からどう見られているのか気にする様子が想像できる。本当に付き合いたい気持ちがある中で、相手からどう思われているのか気にする恋愛の悩みが伝わってくる。
月に思い託しての歌詞は、木ノ下和也と水原千鶴が月を通じて思いを馳せる様子が連想される。月を変化の象徴と考えれば、関係性や気持ちの変化に対する願望も感じられる。
ハワイアンズ編の最後には、月が出ている夜に水原千鶴が木ノ下和也を好きだと自覚し、亡くなったおばあちゃん・一ノ瀬小百合を思い出すシーンもある。月を女性の象徴と考えれば、水原千鶴がレンタル彼女から「女」になることも想像でき、その重要シーンを連想できる歌詞だと感じた。他にもハワイアンズ編のストーリーを思わせる歌詞表現があるので要チェック!
リリース日
ClariS「Umitsuki」フル音源は2025年7月12日より各音楽サービスで先行配信。シングルCDは2025年8月20日にリリース!
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