【Cygames NEWS LETTER】
ゲーム内で登場するモンスターにフォーカスした「Cygames MONSTER CREATIONS」開催中
“コンテンツ飽和時代”でもロングヒットIPを生み出すことに挑む
IP育成のカギは「IPの多角的な展開」
「Cygames MONSTER CREATIONS」開催中
ゲームの企画・開発・運営事業のほか、アニメ製作や漫画事業など、幅広いエンターテイメント事業を展開する株式会社Cygames(以下サイゲームス)は、ゲーム内のモンスターアートに特化したオンラインアートコンテンツ「Cygames MONSTER CREATIONS」を11月7日(月)から12月8日(木)にかけて開催中です。
主人公たちとともにサイゲームスのゲームを魅力的にしてくれるモンスターたち。そんなモンスターアートを集めたWebコンテンツ「Cygames MONSTER CREATIONS」は、“コンテンツ飽和時代”において激化する、コンテンツの生き残り競争の中でも、『ウマ娘 プリティーダービー』や『グランブルーファンタジー』『Shadowverse』など、数々のIPを育成しているサイゲームスの重要な取り組みの一つです。
“コンテンツの飽和時代”、昨今そんな言葉が頻繁に聞かれることからもわかる通り、スマホやSNSの普及により、動画に音楽、漫画やゲームなどのコンテンツはもはや飽和状態にあるといわれています。新型コロナウイルスの感染拡大は、音楽、映画、お笑い、イベントなどエンタメ業界におけるさまざまなコンテンツのデジタル化を加速させ、幅を広げたコンテンツの飽和状態がさらに加速しました。ヒューマンメディアの2022年2月の発表によると、昨年2021年の国内コンテンツ市場の規模は、昨年から8%増加し、14兆2159億円と過去最大の規模になったといいます。
ゲーム業界も例外ではなく、KADOKAWAグループが2022年8月に発刊した「ファミ通ゲーム白書2022」では、2012年に9776億円だった市場規模が21年に2兆27億円と、2倍以上になっています。メタバースの登場などにより、ゲーム業界でもコンテンツの幅は広がり、生み出されるコンテンツ数が増加したことで市場は伸張を見せる一方で、毎年多くのIPがサービスを終了するなど競争は激化しています。ヒットゲームの5年後生存率は12%ともいわれることもあり、誰でも動画や画像を投稿したりできるプラットフォームが無数にあるいま、エンタメコンテンツの飽和時代状態はさらに続くことが予想され、一度ヒットをしたIPでも、ロングヒットをさせるためには、継続したIPのブラッシュアップが必須であることがわかります。
「最高のコンテンツを作る会社」というビジョンを掲げるサイゲームスは、リリース前はもちろん、リリース後のIPの育成にも力を入れ、ユーザーにとっての「最高のコンテンツ」を追求し、さまざまな展開を続けることで数々のロングヒットIPを誕生させてきました。本LETTERでは、コンテンツの飽和時代でも長年愛されるロングヒットIPを抱えるサイゲームスを
①メディアミックスによるIPの育成
②IPの一部にフォーカスを当てた「新しい魅力」の発信
という2つの観点でご紹介します。
メディアミックスによるIPの育成
“コンテンツの飽和時代”でも、サイゲームスが多くのロングヒットIPを抱える要因の一つが「メディアミックス」にあります。『Shadowverse』や『ウマ娘 プリティーダービー』に代表されるようなモバイルゲームのイメージが強い同社ですが、ゲーム事業でもコンシューマーゲーム展開、eスポーツ展開、海外展開と多角的な展開を行い、メディアミックス展開を支えるアニメ事業部を2015年に、翌年2016年にはスマートフォン・PC向けの漫画サービス「サイコミ」を軸とする漫画事業部を設立しました。
アニメ・漫画事業において、サイゲームスIPを原作とする作品では、原作ゲームファンが納得するクオリティを届けることで、アニメ・漫画からゲームへの導線を生み出し、新規ファンの獲得、さらには既存ユーザーを飽きさせないIP拡張を実現しています。また、アニメ・漫画事業ではオリジナル作品を制作し、新たなIPの創出にも挑んでいます。
■グランブルーファンタジー
2014年にブラウザゲームとしてサービスを開始した王道ファンタジーRPG『グランブルーファンタジー』は、2016年にサイコミにて同作の世界観を描いた漫画を展開、2017年にはアニメ放送を開始、2020年にはコンシューマー向け対戦アクションRPG『グランブルーファンタジー ヴァーサス』をローンチしました。
PlayStation®4、Steam®で発売された同作は、発売から約2年が経過した現在まで継続的なeスポーツ展開を行い、今年8月にアメリカのラスベガスで行われた格闘ゲームの世界大会「EVO 2022」では、錚々たる格闘ゲームに並び、メインタイトルに選出されました。
さらにPlayStation®5、PlayStation®4、PC(Steam®)用ソフトとなる『グランブルーファンタジー リリンク』を開発中です。繊細でクオリティの高いイラストが魅力のグラブルの世界観を、3Dで表現した同作にも注目です。
ローンチから7年以上経った現在も、登録者数3300万人超え(2022年9月時点)と、多角的なメディアミックスにより長年多くのユーザーを抱える人気タイトルです。
■ウマ娘 プリティーダービー
『ウマ娘 プリティーダービー』は、2021年2月にゲームがリリースされました。リリース以前から、TVアニメ化や漫画化、アニメの主題歌や劇中歌のCD化、ライブの開催など多角的なクロスメディア展開により話題になり、本作のサービス開始を勢いづけました。
リリース後もそのクロスメディアは広がりを見せており、ZONe ENERGY、ファミリーマート、サントリー・BOSS、映画『トップガン マーヴェリック』といったさまざまな企業・商品・コンテンツとのコラボを展開。全国の競馬場とも積極的に取り組みを続けております。
さらに2023年には新作アニメの配信や舞台化も決定。さまざまなクロスメディア展開により、App Storeセールスランキング(ゲームカテゴリー)でもトップを走るなど爆発的な人気を継続しています。
IPの一部にフォーカスを当てた「新しい魅力」の発信
“コンテンツの飽和時代”でも、サイゲームスが多くのロングヒットIPを抱える要因のもう一つが『IPの一部にフォーカスを当てた「新しい魅力」の発信」にあります。IPの一部にフォーカスを当てる。過去には、2019年に大阪芸術大学で行なわれた「Cygames背景美術展」や、2021年に長崎県の山本二三美術館で行なわれた「Cygames背景アート展」といった取り組みを実施。さらに今年11月7日(月)から12月8日(木)にかけては、ゲーム内のモンスターアートに特化したオンラインアートコンテンツ「Cygames MONSTER CREATIONS」を開催することを発表しました。
イラストやデザインはあくまでもゲーム内の一部(デザインアセット)として複合的にユーザーの元に届きますが、「最高のコンテンツを作る会社」というビジョンを掲げるサイゲームスでは、その一部分をアートとして捉え、細部まで様々な考えの元に出来ているといったクリエイターの思いや裏側の部分、一つ一つのイラストに着目し、それをゲームとは違った目線で見ていただけるような場を作ることで、IPの「新しい魅力」を提供しています。
■背景美術展/背景アート展
2019年7月には、大阪芸術大学で、初めて背景アートに特化した美術展「Cygames背景美術展」を、2021年には山本二三美術館(長崎県五島市)で、同じく背景アートに特化した「Cygames背景アート展~イマジネーションを形作る~」を開催。
ゲームの世界観を構成する重要な要素の1つですが、普段単体では目にすることの少ない背景アートにフォーカスを当てたこの取り組みは、サイゲームスが提供するコンテンツのクオリティを再認識していただける場となりました。また会場となった大学の学生、背景美術に関わる方々からの反響も大きく、「ゲームの背景アートを描く仕事」の存在を多くの人に発信することにも繋がりました。
■Cygames MONSTER CREATIONS
今年、11月7日(月)から12月8日(木)にかけては、ゲーム内のモンスターアートに特化したオンラインアートコンテンツ「Cygames MONSTER CREATIONS」を開催中。
2019年、2021年と実施した背景アート展の反響の大きさを受け、今回フォーカスしたのは「モンスター」。アートを見せる部分と、クリエイターの制作時の裏側を見せる部分の2軸で構成された今回のコンテンツは、ゲーム内で登場するモンスターの設定や多様なイラストパターン、モンスター制作に込められた思いなど、サイゲームスのコンテンツ作りへのこだわりや、クリエイターの豊かな発想力が感じられるものとなっています。
既存ユーザーや、ゲームに興味がない新規層にも、イラストやコンテンツ制作の裏側などIPの魅力を新たな角度で発信する取り組みは、コンテンツ飽和時代でも長くIPをヒットさせ続ける上で欠かせません。
「Cygames MONSTER CREATIONS」開催概要
開催期間:2022年11月7日(月)~12月8日(木)
開催方法:オンライン
URL:https://mc.cygames.co.jp/
観覧料:無料
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