アニメ『エガオノダイカ』12話(最終回)のネタバレストーリーをご紹介し、ステラとアクアリウムの関係考察や、マイナス・プラス意見に分けた12話(最終回)&アニメ全体の感想・考察についてまとめています。
アニメ『エガオノダイカ』12話(最終回)ネタバレストーリー
本日2月5日は笑顔の日🌻ユウキとステラ、二人の物語がどうなっていくのか、見守ってください!これからもお楽しみに!#エガオノダイカ #笑顔の日 pic.twitter.com/1y7vRSyo1x
— アニメ『エガオノダイカ』公式 (@egaonodaika) 2019年2月5日
旧ベルデ皇国領へ
クラルスを停止するため、施設のある旧ベルデ皇国領に向かうユウキたち。ステラたちビュルガー分隊は、ユウキたちの乗る車両を追跡しています。
ユウキはユニに言われて窓から離れますが、リリィはしっかり映像でとらえていました。ユウキたちが旧ベルデ皇国領付近にいたことが、帝国の参謀長・アイネに伝わると、アイネはユウキたちの真意を考えます。
アイネは、もし帝国のクラルスのみを停止させたら戦況が大きく変わることを懸念し、すぐさまユウキを探す意向を示します。そんなわけでステラたちは再びユウキたちを追跡することになります。
その頃ユウキたちは旧ベルデ皇国領の施設に到着し、レイラが作業を開始。レイラはユウキに対してメインフロアへ行くように伝え、2人は抱き合います。レイラさん、死亡フラグか?
ステラたちも施設に近づき、ユニ・ルネと交戦。ステラは施設に侵入し、レイラが作業しているフロアに到着します。
親子のご対面
レイラはステラに背を向けたまま、クラルス停止について説明を始めます。レイラが振り返ると、そこには見覚えのある少女が…。ステラの目元のホクロが映し出されるカットもありました。
レイラは、自分の娘・ステラとまさかのご対面となります。このときレイラは、愛する娘が目の前にいる驚きや感動などが詰まった声を発しています。レイラ役の声優・佐藤利奈さんの圧倒的演技力に注目です。
外での交戦の影響により施設の天井が落ちてきますが、レイラは愛する娘・ステラをかばい、瓦礫に埋まってしまいます…。
そして、レイラはステラに対して最期の言葉をかけ、逝ってしまいます…。まさかレイラさんまで死亡するとは…。
W主人公のご対面
ステラはユウキのいるメインフロアへ移動し、ようやくW主人公であるユウキとステラがご対面。クラルス停止は帝国を全滅させるためなのかと、ステラはユウキに問います。
ユウキは二度と戦争が起きないように…などと説明すると、ステラは葛藤しながらもユウキの考えに理解を示します。そして起動スイッチを2人で押し、挿入歌「星巡讃歌」が流れる中、クラルスが停止していきます。
その後、簡単なカットが入った後まさかのEDへ…。筆者は、「ここで終わり?そんなはずは無いでしょ!」と思いながら、ED映像を見ていました。
エピローグパート
EDが終わると、エピローグパートがありました。
ユウキは停戦文書に調印していました。そしてクラルスが止まったことで作物が元気になったことなどが語られます。このシーンで、ユウキとステラが交互に説明をしている点が印象的でした。
ユウキたちは孤児院を訪れ、リリィや子供たちと平和な時間を過ごしている描写が入ります。ユウキはステラの処罰が軽くなるように帝国上層部に対して働きかけていました。
最後はひまわりが元気に育っていることや、ユウキとステラが「本当の笑顔」を見せたところで終わりとなります。
ステラとアクアリウムの関係【考察】
アニメ『エガオノダイカ』12話(最終回)&アニメ全体の感想・考察に入る前に、12話(最終回)で印象的だったステラとアクアリウムの関係を考察しています。
アクアリウムの移動
まずステラの持っていたアクアリウムは、ステラの辛い境遇を癒すツールとして登場していた気がします。
その後、11話で一旦ステラの手元から離れています。これはアクアリウム無しでも生きていけるのかもしれない…というステラの気持ちを表現しているような気がしますね。
しかし、12話でヒューイによってステラの元へアクアリウムが返ってきます。ステラとしては不本意だったように思いますね。
おそらくこのシーンの意味は、ステラ目線ではなくヒューイ目線で、ヒューイがステラを大事に想っていることを表現したかったのではないでしょうか。アクアリウムというツールを通して彼の気持ちを表現していると感じました。
その後、アクアリウムは旧ベルデ皇国領の施設付近の池(?)に落ちることで、再びステラの手元から離れています。これはユウキと笑顔が重なることの伏線だと思いましたね。
ステラの手元からアクアリウムが消えた意味
自分自身・ユウキとの関係
笑顔で自分を守り、アクアリウムというツールにも助けられて生きてきたステラ――。
そんなステラがアクアリウムを手放したということは、笑顔で自分を守る必要が無くなったことや、アクアリウム無しでも生きていけることを表現していると考えることができます。
また、ステラを照らしてくれるのは、アクアリウムという物品ではなくユウキという人間に変わったことも同時に表現しているのではないでしょうか。
つまり、アクアリウムの存在はステラの生き様や考え方の象徴だったと考えることができますね。
母親との関係
アクアリウムを持っていた頃のステラは義理の母親から自分を守っていましたが、アクアリウムを手放してからは、本当の母親・レイラと出会い、レイラに命を助けられる展開もありました。
この展開から察するに、アクアリウムの存在は2人の母親との関係をも象徴していると考えることができます。
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物語は地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国で始まります。
12歳の王女ユウキ、17歳の軍人ステラ。
これは、遠い星に生まれた、二人の少女の物語。https://t.co/WtA5obrrwDhttps://t.co/zX8sdWAGb9#エガオノダイカ pic.twitter.com/EyFfrBIrke— アニメ『エガオノダイカ』公式 (@egaonodaika) 2018年10月17日
アニメ『エガオノダイカ』12話(最終回)&アニメ全体の感想・考察
それではアニメ『エガオノダイカ』12話(最終回)&アニメ全体の感想・考察に入っていきましょう。今回はマイナス意見・プラス意見に分けてみました。
マイナス意見に対しては、補足としてプラス意見側からの見解も述べています。
マイナス意見
①W主人公が出逢うまでの、尺の長さ
1つ目は、ユウキとステラが出逢うまでの、尺が長かった点です。2人は多くの犠牲を負いながら、ようやく12話(最終回)の中盤で出逢っています。
「笑顔」が重なることはわかっていましたが、それに至るまでの時間が長すぎてイライラした方も多かったかもしれません。
しかし、この尺の長さこそキーとなっているのかもしれませんね。そう簡単には笑顔は重ならないというメッセージが感じ取れました。
②W主人公が出逢ってからの描写
2つ目は、ユウキとステラが出逢ってからの描写が少ない点です。ようやく12話(最終回)で2人は出逢いますが、すでに12話(最終回)の中盤でした。
アニメ『エガオノダイカ』は、2人の笑顔が重なり、2人が「どんな本当の笑顔を見せるのか、どんな暮らしを送っていくのか」が気になっていました。
ところが、簡単な描写があった後に、2人が本当の笑顔を見せたところで終わっています。もうすこし2人の笑顔が観たかったというのが本音ではあります。
アニメ『エガオノダイカ』は、「本当の笑顔を見せる」というのが着地点であり、その後「どんな笑顔を見せていくのか、どんな暮らしを送っていくのか」までは想定されていなかったのかもしれませんね。
その後の暮らしは多く描かれていませんが、ラストシーンであれだけ「ひまわりのような笑顔」を見せていた2人なら、きっと素敵な暮らしをしているでしょうね!
また、その後の暮らしを描かない方が、終わり方としてはキレイとも言えます。
③退場人物の多さ
3つ目は、退場人物が多い点です。アニメ『エガオノダイカ』は「死亡フラグ祭りアニメ」という側面もあり、基本的にはフラグ通りに死亡しています。ただし、例外となる人物もいました。
1人目はユニ。ユニは戦闘シーンで何度か死亡フラグが立っていましたが、生き残っています。ヨシュアの遺志を受け継ぐ人物ということで、死亡するわけにはいかなかったのでしょうね。
2人目はヒューイ。ヒューイは12話(最終回)で敵に突っ込んでいきますが、無事でした。これは、ステラの「誰も死なせたくない」という想いを汲み取った展開であり、ゲイルが残した想いも際立たせる狙いがあったのではないでしょうか。
アニメ『エガオノダイカ』は、次は誰が死ぬ?死亡フラグが立ってからどう展開する?という点が毎週気になっていましたので、気になる要素があったという意味では面白いアニメと言えます。
さらに、退場人物の多さこそアニメ『エガオノダイカ』の鍵を握っており、キャラの死亡にはそれぞれの意味がありました。そのあたりを踏まえると非常にメッセージ性の高いアニメと言えますね。
④結末と他の要素の関係
4つ目は、笑顔が重なる結末がわかっており、ユウキとステラの笑顔はいつどこでどのように重なるのか?という点が気になる展開だっただけに、他の要素が少しぼやけて見える点です。
しかし、結末にたどり着くまでに様々な要素を挟んだ方が、笑顔が重なったときの尊さをより感じることができます。
また、12話(最終回)まで観終えてみると、他の要素がプラスに思えてきますので、アニメ『エガオノダイカ』は全部観終わってこそ本当のメッセージに気づける作品と言えますね。
プラス意見
①対比が面白い
1つ目は、王国と帝国の対比、ユウキとステラの対比など、それぞれの対比が面白かった点です。全く異なる2つの文化や環境が描かれ、資源や技術の差も浮き彫りにされていました。
時を同じくして、王国サイド・帝国サイドで別のストーリーが展開されている点は面白いポイントだと言えます。
②代価
2つ目は、「笑顔の代価」や「涙の代価」などが印象的という点です。「代価」の言葉通り、「何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない」ということが伝えたかったのでしょう。
普段わたしたちも何かを犠牲にして何かを得ているはずですので、等身大の人間の生き様を描いているとも言えます。
死亡や領土縮小など「笑顔の代価」が重たすぎた感は否めませんが、これも「大きなものを得るためには大きな犠牲が伴う」ことを伝えているのでしょうね。
また、ユウキが重要な場面で決断・選択したシーンなども、グッと来るものがありました。
③クラルス設定
3つ目は、クラルス設定の面白さです。クラルスがあることで暮らしが豊かになったり、クラルスを使って兵器が開発されたりしていましたね。
環境悪化などの問題も取り込んで、クラルスというのは様々な顔を見せてくれていました。
④テウルギア・戦闘シーン
4つ目は、テウルギアや戦闘シーンのかっこ良さです。テウルギアと呼ばれるロボのデザインや動きには、非常にこだわりを感じました。
戦闘シーンも個人的には好きな描き方でした。各キャラの葛藤や悲しみなども交えて戦闘シーンが展開されていましたので、惹き込まれる場面も多かったです。
まとめ
最終回目前の #エガオノダイカ Blu-ray第1巻は4月2日(火)発売です!#花守ゆみり さん、#小市眞琴 さん出演のBlu-rayリリース記念イベントも開催決定してます🎉イベント参加券は現在配布中です♪ 発売をお楽しみに! pic.twitter.com/8dZQoZCRJ4
— アニメ『エガオノダイカ』公式 (@egaonodaika) 2019年3月20日
アニメ『エガオノダイカ』12話(最終回)のネタバレストーリーや、アニメ全体の感想考察などについてまとめてきました。
マイナス意見もプラス意見も挙げてみましたが、あなたはどう思いましたか?アニメ『エガオノダイカ』は、全話観終わってはじめて気づける部分も多いと感じました。
ユウキとステラが「本当の笑顔」を見せるまでに時間がかかりましたが、ようやくそのときがきましたね。2人のその後のストーリーについて、OVAや2期などで観たい気もします。
まずはBlu-ray特典であるブックレットやキャストオーディオコメンタリーをチェックして、今一度『エガオノダイカ』という作品を見つめてみようと思っています。
なお、漫画では本編とは違ったストーリーも描かれているので必見です!今後の動きにも注目していきましょう!
以上、アニメ『エガオノダイカ』12話(最終回)についてや、アニメ全体の感想考察などについてでした!
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