アニメ『ガールズバンドクライ』最終回・最新13話感想!
13話感想付きネタバレストーリー、最後の結末はどうなったか、1クールで完結したのか、2期・2クール目の可能性も考察。
ガールズバンドクライ最終回・最新13話感想
過去・いじめ
オリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』最終回・最新13話「ロックンロールは鳴り止まないっ」は、2024年6月28日(金)24:30から最速放送、動画配信は25:00からPrime Video・dアニメストアなどで配信!
最終回では井芹仁菜(CV.理名)が過去にいじめを受けることになった経緯が明かされており、いじめられていた子を庇って、今度は自分が標的になっていました。井芹仁菜は危険を恐れずに行動するところ、正しいと思う考えを貫く姿勢が推せます!
同じ高校に通っていたダイヤモンドダストのボーカル・ヒナ(CV.近藤玲奈)とはガッツリ熊本弁で話していたのも新鮮でした。
認知度・売上
事務所のシーンでは、トゲナシトゲアリの認知度が以前より上がっているのに、曲に動きがない話が出ていました。三浦潮美(CV.降幡愛)は宣伝が悪いと謝罪しますが、河原木桃香(CV.夕莉)は自分の作曲が悪いと気づいています。売上が伸びない原因は自分だと責任を感じている河原木桃香の険しい表情なども印象的でした。
事務所を出た後は、井芹仁菜が安和すばる(CV.美怜)・海老塚智(CV.凪都)・ルパ(CV.朱李)から状況説明を受けていました。井芹仁菜は河原木桃香の曲が大好きで尊敬しているので、当然ながら不満そうにしています。
そこにタイミングよく人気バンド・ダイヤモンドダストの宣伝トレーラーが走ってきたので、井芹仁菜は小指を立てて威嚇!これによって暗くなり過ぎない雰囲気になり、何かやってくれそうな期待感が出ていた気もします。
狂犬
最終回では、井芹仁菜が負け犬はとっとと消えろ、せからしか~!と部屋で叫ぶ場面もありました。狂犬ぶりを発揮してきた井芹仁菜が負け犬と言うセリフは、「犬」繋がりの面白さがありました!
叫んでいた場所は蛍光灯の下だったので、せからしか~!と言いながら蛍光灯をぶんぶん振り回して、破壊したシーンも連想されました!
「せからしか」は「うるさい」の意味があり、部屋で叫ぶ場面はエゴサで出てきた投稿=雑音がうるさい・うざいの意味で使用されていた印象です。
ヒナの本心
ヒナが井芹仁菜と会うシーンでは、対バン両日で2バンドが出演する形にしてほしいと三浦潮美から頼まれたことを明かしていました。事務所側が売上・動員数などの絡みで、ライバルバンドに頭を下げるのは仕方がない対応だったと思います。
ヒナは井芹仁菜に今まで間違っていたことを認めるように言ってきますが、井芹仁菜は突っぱねていました。ヒナは嫌がらせをしたいわけではなく、噛みついてくる井芹仁菜の性格を理解した上で、わざと言ってきたと考察できそうです。
井芹仁菜が何も知らないで対バン当日を迎えるより、裏で三浦潮美から頼まれたことをちゃんと伝えておきたいと判断したのだと感じました。
名シーン
井芹仁菜がダイヤモンドダストに頭を下げたくない気持ちを爆発させ、自分は間違ってないと涙を流しながら叫び、河原木桃香のギターをかき鳴らす描写は胸にグサリと刺さる名シーンでした!
『ガールズバンドクライ』のクライ(意味:大声で叫ぶ・泣く)が一番出ていて、ギターに書かれている「中指立ててけ!」の精神が感じられました!河原木桃香が好きな井芹仁菜のロックな部分が炸裂していて、河原木桃香がハッとした表情になっていたのも印象に残りました。
ツンデレ・女神
海老塚智が井芹仁菜を間違っていると指摘した後、だからこそ惹かれたと言うシーンも激アツでした。歌声が好きと照れながら正直に話す姿は、海老塚智のツンデレかわいい部分も出ていたと思います。
それを見ていたルパが2人まとめて抱くシーンは、聖母・女神のような包容力で、あたたかい雰囲気がグッときました!
ライブ
事務所に退所願を出した後は、トゲナシトゲアリがクラブチッタでライブを開催。井芹仁菜はギターの練習を重ねて上達し、この日はギターを弾いています。
演奏前の自分語りでは、井芹仁菜がいじめを助けたことを後悔していないと観客に話していました。ダイヤモンドダストの歌をヒナも好きだったことに気づくシーンでは、表では絶交していても本当は同じところで繋がっていた友達だとわかる描写がエモかったです。ライブに来ていたヒナは優しい表情で、それをわかっている演出も良かったですね…。
ライブシーンが始まると、挿入歌「運命の華」が流れて楽曲クレジットも出ていました。メッセージ性の高い歌詞、演奏中に過去を振り返る描写などもグッときました。
結末
アニメ『ガールズバンドクライ』の結末は、ライブ演奏を終えたメンバーがありがとうと言っているシーンになっていました。最後の終わり方はアニメ内で観客に、メタ視点で視聴者に向けた言葉になっていたと解釈できそうです!
完結・2期クール考察
アニメ『ガールズバンドクライ』は完結したのか。全13話でバンド結成、インディーズ活動、事務所の入所・退所、自分たちは間違ってないとバンドの方向性を決めてライブを開催しているので、1クールで区切りが良いようにストーリーがまとめられている印象です。
ただし、対バンライブの反響はどうだったのか、事務所を退所したトゲナシトゲアリがその後どのように活動しているのか、ダイヤモンドダストとの関係など新規ストーリーを追加することは可能な状態です。
ライブ演奏前には「始まり」の目撃者になって下さいと言っていたので、トゲナシトゲアリはまだ始まったばかりという見方もできます。それらを踏まえると、アニメ『ガールズバンドクライ』2期・2クール目の可能性はあると願いたいところです!
最終回・13話感想まとめ
アニメ『ガールズバンドクライ』最終回・最新13話感想をお届けしました。13話は井芹仁菜がいじめを受けた経緯、ヒナとの過去シーン、ライブ開催などのエピソードが描かれていました。
井芹仁菜が自分は間違ってないと涙を流しながら叫ぶシーンは名シーンで、自分の方向性と違うことはしなくていい!己のポリシー・やりたいことを貫け!といったメッセージ性がありました。これは全13話を通して一番伝えたい内容と解釈でき、だからこそ井芹仁菜の狂犬ぶりが発揮され、多くの喧嘩シーンが描かれていたのかもしれません。
『ガールズバンドクライ』はハイレベルの3DCG・モデリング技術、川崎や熊本の聖地要素、熱くて泣けるエモいストーリーなど多くの魅力があるので、これから何度も見返していきたいと思います!Blu-rayやCDなどのリリース商品、リアル世界におけるトゲナシトゲアリの活動なども要チェックです!
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