アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スレッタ=エリクト別人確定/同一人物説、クローン説、母親と子供の親子関係説をネタバレ考察。
スレッタ&エリクトの別人説と同一人物説の伏線、別人説で確定した理由、クローンや親子関係、年齢と眉毛なども解説。
『ガンダム 水星の魔女』スレッタ&エリクト概要
スレッタ・マーキュリー(声優:市ノ瀬加那)とは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場キャラ。年齢は17歳、性別は女性。主人公機 ガンダム・エアリアルのパイロット。水星からアスティカシア高等専門学園のパイロット科2年に編入してきた。母親はプロスペラ・マーキュリー(声優:能登麻美子)、父親はいないとされている。
エリクト・サマヤ(声優:市ノ瀬加那)とは、前日譚「PROLOGUE」の登場キャラ。通称・エリィ。年齢は4歳、性別は女性。誕生日に起きたヴァナディース事変で、ガンダム・ルブリスの制御を行った。母親はガンダム・ルブリスのテストパイロットを担当していたエルノラ・サマヤ(声優:能登麻美子)、父親はガンダム・ルブリスの開発マネージャーを務めていたナディム・サマヤ(声優:土田大)。
スレッタ・マーキュリー&エリクト・サマヤは、別人説&同一人物説、親子&姉妹説、クローン説などが考察できるキャラクター設定となっているので、以下より整理していく。
別人説
年齢・眉毛
スレッタ≠エリクト別人説は、年齢の観点からアプローチできる。仮に同一人物だった場合、ヴァナディース事変が21年前でエリクト(スレッタ)の年齢が4歳だとすれば、スレッタは25歳となるので、冷凍保存などで時系列をストップしない限りスレッタの年齢17歳と合わない。そう考えると、別人説の方が親和性がある。
スレッタとエリクトは眉毛の形・目の色も異なる。スレッタの眉毛は丸いが、エリクトの眉毛は内側がギザギザしている。性格もスレッタが内向的で、エリクトが天真爛漫という違いがある。
記憶喪失
スレッタはGUNDフォーマット理論の第一人者であるカルド・ナボ(声優:一城みゆ希)、父親などの記憶が無い点も引っかかる。
スレッタとエリクトが同一人物なら、幼少期に接したことがある人物を覚えていてもおかしくないが、一切の記憶が残っていないので、記憶操作などが無い限りスレッタ≠エリクト別人説に親和性がある。スレッタはカルド達に会ったことが無いため、本当に知らないと考えることもできる。
エアリアル
プロスペラがエアリアルを含めて娘たちと言っているようなシーン、スレッタとエリクトで愛情表現の温度差も気になる。ベルメリア・ウィンストン(声優:恒松あゆみ)がプロスペラにもう1人娘さんがいましたよね?と質問する場面なども伏線だと解釈できる。
エラン・ケレス(声優:花江夏樹)がスレッタとの決闘で負けた際には、エアリアルからエリクトと思われるシルエットも目撃し、少女の声も聞いていた。これらの伏線から、エリクトがエアリアルに取り込まれており、スレッタ≠エリクト別人説の可能性も伺えた。
別人確定
アニメ2期『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2で、スレッタ&エリクトが別人と確定した。別人確定のシーンは、プロスぺラがエリクトはスレッタのそばにいると言って、子供当時のエリクトが映し出されていた。エリクトがエアリアルに取り込まれている点を明らかにした場面と見ることもできる。
同一人物説
スレッタ=エリクト同一人物説は、幼少期のエリクトと比較して、スレッタが赤茶色の髪色・クセ毛などで共通性があるので、同一人物の可能性もあった。前日譚「PROLOGUE」放送後、自然に1話が始まったことから、スレッタはエリクトが成長した姿と考えられたが、別人と確定している。
なお、エリクトの頭脳がエアリアル、肉体がスレッタの場合も考えられる。この場合、半分が別人・半分が同一人物という解釈もできる。
クローン説
別人説で確定しても、スレッタとエリクトの関係は不明なので、クローンや姉妹・親子関係などが考察できる。
スレッタがエリクトのクローンだった場合、プロスぺラがエリクトと連携できるパイロットを作るために、エリクトのクローンとしてスレッタを生み出した場合が考えられる。スレッタは幼児性があり、年齢のわりに善悪がわからない点とも結び付く。エルノラ(プロスぺラ)は直接お腹を痛めていないので、エリクトほどの愛情を注いでいない点にも納得できる。
スレッタがエリクトのクローンでなく、プロスペラが産んだ場合、プロローグの時にお腹の中にいて、父親死亡後に出産した場合が考えられる。ただし、そのままだと時系列で年齢が合わないので、冷凍保存などが行われたケースとなる。
あるいは、プロローグ後に別の父親との人工授精で産んだ可能性もある。プロスぺラは21年前の復讐のためにスレッタを作ったので、愛情がないとも考察できる。
ちなみに、エリクトが統率者、スレッタがパイロットで、クローン11体か一般孤児11人をガンビットにした可能性もある。
【NEW】スレッタの正体はエリクトの遺伝子から作られたリプリチャイルド(クローン的な存在)と判明。スレッタはエリクトが自分の意思で動ける状態(パーメットスコア8)になるために作られたパイロットと解釈できる。その実験に成功したので、鍵の役目を果たしたスレッタは自由となった。プロスぺラは自分の復讐からスレッタを解放したシーンもあったので、愛情がないわけではないと言える。
兄弟姉妹説
スレッタとエリクトが姉妹の場合も考えられる。実姉妹の場合、21年前にスレッタがエルノラのお腹にいて、そのままだと年齢が合わないので、冷凍保存・スリープ技術などが施されているパターンもあり得る。ヴァナディース事変後の妊娠、養子縁組の場合も考えられる。
スレッタとガンビットが兄弟姉妹の場合、スレッタがみんな!と呼びかけて家族のように思っている点と結び付く。愛着を持って家族と言っているだけでなく、本当の血縁関係が背景にあるとも考察できる。
占いで兄弟の話が出て、12を指していたシーンは、ガンビット11体+統率者エリクト1人=合計12人の意味とも考察できる。
【NEW】リプリチャイルド判明後は、スレッタはエリクトの遺伝子から作られていることになるので、その意味では姉妹的な関係と言える。スレッタとガンビットは同じリプリチャイルド同士で、スレッタがパイロット、他11体がガンビットという役割をしていたことになる。
母親子供・親子関係説
エリクトが母親、スレッタが子供の親子関係だった場合、プロスぺラの正体がエリクトなら考えられるが、ここは別人のような気がする。あるいは、ヴァナディース事変は21年前ではなく、それよりも前に起きて、エリクトがそれなりに成長した後に出産したことになる。
ただし、時系列の関係、エリクトが4歳当時の状態でエアリアルから姿を見せたシーンもあるので、やや苦しい印象がある。
【NEW】リプリチャイルド判明後は、エリクトの遺伝子から作られたのがスレッタという意味では、エリクトが母親、スレッタが子供という考え方もできる。
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スレッタ=エリクト別人確定/同一人物説・クローン考察まとめ
アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スレッタ=エリクト別人確定/同一人物説、クローン説、母親と子供の親子関係説をネタバレ考察した。
スレッタとエリクトは別人で確定し、クローンや姉妹・親子関係などは様々な考察ができた。その後、スレッタはエリクトの遺伝子から作られたリプリチャイルドと判明。クローン的な存在で、考え方によっては姉妹や親子という解釈もできることになる。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は謎が深まる伏線、意味深な描写などで、考察要素が多いアニメとなっているので、今後の展開にも引き続き注目していきたい。
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