朗読系レーベル・噺RECORD(読み:ハナシレコード)から2021年9月15日に3タイトル同時発売となる『朗読喫茶 噺の籠』第二期 第一弾。その出演声優よりコメントが到着!
『朗読喫茶 噺の籠』第二期第一弾 出演声優コメント
今回の作品の聴きどころ、印象に残っているシーンを伺いました
榎木淳弥さん(D坂の殺人事件)
僕は基本的に朗読をさせて頂く時は、聴いてくださる人がその人なりに楽しく想像してくれればいいなと思ってなるべく余計なことをしないようにしていますので、皆様が自分の想像力を働かせて聴いて頂けたら嬉しいです。
武内駿輔さん(河童)
河童を通して見る、人間の世界観が面白おかしくも風刺的に書かれているところが魅力的です。
語り手を狂人と捉えるか、狂人だと思う周りの人間を狂人と捉えるか…。
どの解釈の視点に立っても、味わい深い作品だと思いますので、是非何度も聴いていただきたく思います。
斉藤壮馬さん(セロ弾きのゴーシュ)
やはり、ゴーシュが印度の虎狩りを弾くシーンですね。
小学生のころ、ゴーシュを題材にした絵を描くという授業があって、あのやけっぱちになったゴーシュを描いたのを強く覚えています。
思えば、あれがセロ(チェロ)という楽器を知ったきっかけだったかもしれません。
演奏から結末までのたたみかけるような展開を楽しんでいただきたいですね。
日野聡さん(斜陽)
今回私が朗読させて頂いた『斜陽』は、全体的にテンポ良く読める内容で、世界の変革に巻き込まれ
徐々に変化を余儀なくされて行く登場人物達の姿が心に強く刺さる物語です。
特に最後の「どうか、あなたも、あなたの闘いをたたかい続けて下さいまし」という言葉の重みは印象深いですね。
寺島拓篤さん(五重塔)
普段の仕事では読む機会が少ない、セリフ意外の地の文。けっこう好きなんです。
文豪による言葉のパズルを改めて自分の中で組み立てる作業が楽しくて、出来上がったものが音としてどう伝わるか気になるところですね。
複数の登場人物を流れの中で切り替えながら演じるのも楽しかったです。
入野自由さん(武蔵野)
国木田独歩の豊かで美しい表現に想像を膨らませてください。
そこには、今の僕たちでは知ることのできない、当時の武蔵野の情景が広がっています。
吉野裕行さん(痴人の愛)
奇妙な生活でありながらも、そこに執着するある種の異常性だったりは、誰しも他人ごとではないのかもしれません。
三木眞一郎さん(墨東綺譚)
もちろん全部です。
天﨑滉平さん(破戒)
聴きどころは、銀之助や生徒達が、穢多だと打ちあけた丑松を受け入れようとしたシーンですね。
丑松のこれまでの行動が、彼らをそうさせたのだと思うんです。
丑松がいかに誠実に生きていたかがわかる大好きなシーンです。
「朗読喫茶 噺の籠 ~あらすじで聴く文学全集~」
2021年9月15日発売予定
■OVVA-8/OVVAN-8
D坂の殺人事件/江戸川乱歩 朗読:榎木淳弥
河童/芥川龍之介 朗読:武内駿輔
セロ弾きのゴーシュ/宮沢賢治 朗読:斉藤壮馬
■OVVA-9/OVVAN-9
斜陽/太宰治 朗読:日野聡
五重塔/幸田露伴 朗読:寺島拓篤
武蔵野/国木田独歩 朗読:入野自由
■OVVA-10/OVVAN-10
痴人の愛/谷崎潤一郎 朗読:吉野裕行
墨東綺譚/永井荷風 朗読:三木眞一郎
破戒/島崎藤村 朗読:天﨑滉平
※収録内容は変更する場合がございます。
■商品ページ
『朗読喫茶 噺の籠 ~あらすじで聴く文学全集~』D坂の殺人事件/河童/セロ弾きのゴーシュ
『朗読喫茶 噺の籠 ~あらすじで聴く文学全集~』斜陽/五重塔/武蔵野
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