「第2回日本ホラー映画大賞」授賞式レポート!各界ホラーマスターが選考委員として登壇!

「第2回日本ホラー映画大賞」授賞式レポート!各界ホラーマスターが選考委員として登壇!

「第2回日本ホラー映画大賞」授賞式 オフィシャルレポート公開!

第2回大賞作品決定!2024年商業映画デビュー!
選考委員長 清水崇監督、堀未央奈、FROGMAN、小出祐介、宇野維正、ゆりやんレトリィバァ、各界ホラーマスターが選考委員として登壇&講評!

「第2回日本ホラー映画大賞」授賞式開催!

第2回日本ホラー映画大賞

株式会社KADOKAWAが、フィルムコンペティション『日本ホラー映画大賞』を開催、令和の新しいホラー映像作家の発掘・支援を目指しています。昨年第1回を開催し、“ホラー”ジャンルに絞った一般公募のフィルムコンペティションが日本初の取り組みとして、大きな注目を集めました。

「第2回日本ホラー映画大賞」は昨年6月から一般公募を開始し、応募総数は、第1回を上回る128作品となり、ホラー映画の新たな可能性を感じる力強い作品が全国から集まりました。一次選考を経た作品はいずれも力作ぞろいで、最終選考会では選考委員の激論が交わされました。そして、1月21日(土)EJアニメシアター新宿にて、名誉ある第2回大賞作品と各賞の発表・受賞者への授賞式が行われました。

■開催概要
「第2回日本ホラー映画大賞」授賞式
日程:1月21日(土) 
場所:EJアニメシアター新宿(住所:新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル4・5階)
登壇者:
選考委員長/清水崇
選考委員/堀未央奈、FROGMAN、Base Ball Bear小出祐介、宇野維正、ゆりやんレトリィバァ

オフィシャルレポート

株式会社KADOKAWAアニメ事業局・局長 工藤 大丈の挨拶から始まった受賞式。続いて、株式会社KADOKAWA エグ井上伸一郎チェアマンより「前回と比べて、新しいタイプのホラージャンル作品が集まった」とコンペティションの総括がされました。
その後、選考委員6名の紹介がなされ、選考委員長を務めた清水崇より「ゆりやんさんが今年から新たに選考委員に加わりましたが、笑いのサービスを取り入れる暇もない真剣さで、何時間もかけて選考した。」と挨拶がありました。
ここで受賞作品の発表へ。
人物・怪物などのほか、造形物・アイテムに特徴を持ったイメージを含む優れたキャラクターが登場する作品「豆魚雷賞」に選ばれたのは『絶叫する家』。
プレゼンター小出祐介よりトロフィーが渡され、株式会社Ampus 原田より選考のポイントと、賞金10万円が授与されました。原田より「画とロケーションが格好良く素晴らしかった。監督の演出力を感じた。」と選考コメントされました。

映画プラットフォームならではの視点で、観る者が怖さを「楽しめる」、映画ファンに広く愛される作品を選出した「MOVIE WALKER PRESS賞」には『笑顔の町』が選ばれました。プレゼンターの宇野維正よりトロフィーが渡され、MWP、下田より「笑顔に潜む怖さと、それ以上に編集力の高さが決め手になった。演出も素晴らしい。」と選考のポイントと、賞金10万円が授与されました。

心霊スポット探索・怪談を体当たりで取材するYouTubeチャンネル『オカルト部』により選考・配信され、「配信動画で見たい!!短編作品」に贈られる「オカルト部門賞」には『The View』が選出。プレゼンターの小出祐介よりトロフィーが渡され、朝日新聞社、吉岡より「最後までワクワクさせられ、エンタテインメント性が高い」と選考のポイントと、賞金10万円が授与されました。

前例のないアプローチに果敢に挑み、新しいホラー体験を与える作品に贈られる「株式会社闇賞」は『FAAAWWW!!!』が受賞。プレゼンターの堀未央奈よりトロフィーが渡され株式会社闇、頓花より「観た瞬間から圧倒的。非常に破天荒ではあるが、多くの方に愛される作品」と選考のポイントと、賞金10万円が授与されました。

“オトナ”になる前の荒削りで、尖った、最新の感性とセンスを持つ原石に対して贈られる「ニューホープ賞」には『NEW GENERATION/新世代』が。FROGMANよりトロフィーが渡され、株式会社DL、大橋より「ロケーション、撮影、音響のどれも素晴らしい。構成の巧みさから、ホラー映画の未来を開拓しようという気概に満ちた作品。」と選考のポイントと、賞金10万円が授与されました。

今年新たに新設され、記憶に刻まれるような恐怖や狂気の演技を見せてくれた出演俳優に送られる優秀俳優賞「ホラーちゃんねる賞」には『彼は僕だったかもしれない』に出演した二色冬香に。堀よりトロフィーが渡され、株式会社モバコン、大橋より「15歳の二色さんに、ドラマ、映画業界を支える存在になってほしい」と選考のポイントと賞金5万円が授与されました。

続いて、ホラー・アニメーション分野への斬新なアプローチを観点に選考されたアニメ部門賞には『学校が嫌いだ』が選ばれた。FROGMANよりトロフィーが渡され、FROGMANより「ホラーアニメは難しい。でもこの作品には最初から最後まで強烈なメッセージがある。詩のように絵を刻んでいくパワーに圧倒された。」と選考のポイントと、賞金20万円が授与されました。

将来性を感じさせる作品に贈られる審査委員特別賞は『いい人生』が受賞。ゆりやんレトリィバァは「人間です」という一言から始まり、「ホラー映画が大好きでとても楽しみにしていた。想像を超える強さが感じられた。他の審査員の方々も斬新だという声があがっていた」とコメント。受賞者とも息の合った掛け合いで会場内が笑いに包まれた。そして、トロフィーと賞金15万円が授与されました。

そして、最後に大賞を『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』が受賞することが発表になりました。副賞として製作委員会製作による応募作品のリメイク版または完全オリジナル作品の新作長編映画の監督を担当することになる大賞。選考委員長・清水崇監督より「特出したものがあった。群を抜いていた。」と、コメントがトロフィーと賞金20万円とともに贈られました。受賞した『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の近藤亮太監督は「頭が真っ白。北海道の両親にも早く伝えたい。」と喜びと戸惑いを隠せない表情。実は、近藤は第1回の“MOVIE WALKER PRESS賞”を受賞しており、2回目にして栄えある大賞を手にしました。

全ての賞が発表となり、清水選考委員長、堀未央奈、FROGMAN、小出祐介、宇野維正、ゆりやんレトリィバァでの今回の講評が行われ、堀は「しばらくホラーから離れた生活をしていたが、私にはホラーが必要だということが分かった」と今回を機に改めてホラーへの気持ちに気づかされた様子。ゆりやんは「選考会議ではボケないんですね、と他の選考委員の方から言われた。受賞者の人生がかかっているので、ボケないで真剣に選考した。」と話しました。また、清水監督は「毎年監督としてのライバルを増やしている」ことに複雑な表情を浮かべながらも、レベルが高く新しいホラーの切り口の作品に心の高ぶりを感じさせました。第2回の今回は、前回よりもクオリティが更に上がったことを選考委員は実感しており、次回以降の開催と応募作品に大きな期待と楽しみを抱いているコメントが相次ぎました。

また、授賞式では、第1回の大賞を受賞しました、下津優太監督作品『みなに幸あれ』の特別映像が初解禁され、下津監督が挨拶をしました。圧倒的な存在感を放ち今最も注目を集める俳優、古川琴音を主演に迎え、同名タイトルを長編にグレードアップし、2023年中の劇場公開が決定しております。ぜひ『みなに幸あれ』にもご注目ください。

「第2回日本ホラー映画大賞」受賞一覧

応募期間:
2022年10月3日(月)10:00 ~ 2022年11月30日(水)23:59
応募資格:
プロ・アマチュアを問わず、年齢、性別、国籍などの制限なく、どなたでもご応募いただけます
対象作品:
実写映像作品 3分~90分程度の未発表・完全オリジナル新作
アニメーション映像作品 10秒~30分程度の未発表・完全オリジナル新作

[大賞]
授賞作品:『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』近藤 亮太
賞金 20万円
副賞 運営委員会製作による新作長編映画(応募作品のリメイク版または完全オリジナル作品)の監督をご担当いただく

[アニメ部門賞]
授賞作品:『学校が嫌いだ』奥田悠介
ホラー・アニメーション分野への斬新なアプローチを観点に選考/賞金20万円

[選考委員特別賞]
授賞作品:『いい人生』川上颯太
将来性を感じさせる作品に贈られる/賞金15万円

[ホラーちゃんねる賞]
授賞作品:『彼は僕だったかもしれない』二色 冬香
記憶に刻まれるような恐怖や狂気の演技を見せてくれた出演俳優に送られる優秀俳優賞/賞金5万円

[ニューホープ賞]
授賞作品:『NEW GENERATION/新世代』三重野広帆
“オトナ”になる前の荒削りで、尖った、最新の感性とセンスを持つ原石に対して贈られる/賞金10万円

[株式会社闇賞]
授賞作品:「FAAAWWW!!!」鬼木幸治
前例のないアプローチに果敢に挑み、新しいホラー体験を与える作品に贈られる/賞金10万円

[オカルト部賞]
授賞作品:『The View』中野滉人
「配信動画で見たい!!短編作品」に贈られる
選考・配信は、心霊スポット探索・怪談を体当たりで取材するYouTubeチャンネル『オカルト部』/賞金10万円

[MOVIE WALKER PRESS賞]
授賞作品:「笑顔の町」小泉雄也
映画情報プラットフォームならではの視点で観る者が怖さを「楽しめる」、映画ファンに広く愛される作品を選出/賞金10万円

[豆魚雷賞]
授賞作品:『絶叫する家』比嘉光太郎
優れたキャラクターが登場する作品に贈られる(人物・怪物などのほか、造形物・アイテムなど、特徴を持ったイメージを含む)/賞金10万円

■運営委員会
【主催】株式会社KADOKAWA/ホラーちゃんねる
【協力】株式会社ディー・エル・イー/株式会社闇/オカルト部/MOVIE WALKER PRESS/豆魚雷
【公式Twitter】https://twitter.com/jp_horror_fc
【公式サイト】http://movies.kadokawa.co.jp/japan-horror-fc/

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