アニメ『かつて神だった獣たちへ(かつ神)』OP主題歌「サクリファイス」(歌:まふまふ)より、歌詞の意味考察、曲タイトル「サクリファイス」の意味、「サクリファイス」を曲タイトルにしている意味を考察しています。
さらに、作詞作曲編曲者、mp3配信日情報についてもご紹介しています。MV動画が解禁されていますので、まずは記事内の動画で視聴してみて下さい。
『かつて神だった獣たちへ(かつ神)』OP主題歌「サクリファイス」(歌:まふまふ)が神曲!
MV動画
感想
ダークファンタジーの世界観を纏い、激しくも壮大なメロディーの中を、まふまふさんの繊細で力強い歌声が駆け抜けていく神曲です。
叫び狂いたくなるほどに残酷な現実を突き付けられた、異形の兵士「擬神兵」たちの苦しみ・心の闇・痛み・想いを叫んでいるような曲ですね。
MVでは、ひとつひとつの歯車が飛び交っているシーンもあり、まるで「擬神兵」たちの運命の歯車が狂い始めた様子を表現しているかのようです。
歌詞が浮かび上がっていく映像構成や、処刑台に立たされたようなシーンも印象的です。
まふまふソロ名義では初のアニメタイアップ曲
数多くの神曲を世に輩出している「まふまふ」さんは、意外にも「まふまふ」ソロ名義では「サクリファイス」が初のアニメタイアップ曲となります。まふまふさん!初のアニメタイアップおめでとうございます!
まふまふさんの楽曲のMVにはアニメーションを使用したものがあることや、多数のアニメタイアップ曲を制作されていることなどから、意外な印象を受けた方も多かったのではないでしょうか。
ちなみに「まふまふ」ソロ名義では、少年漫画雑誌ジャンプ×マガジンのコラボ企画『少年ジャンマガ学園』主題歌「拝啓、桜舞い散るこの日に」などを歌唱され、公開されたMVも大きな話題となりました。
また「そらる・まふまふ」名義では、アニメ『霊剣山 星屑たちの宴』OP主題歌「ファーストエンド」を歌唱されています。
「After the Rain」名義では、アニメ『アトム ザ・ビギニング』OP主題歌「解読不能」、 アニメ『クロックワーク・プラネット』ED主題歌「アンチクロックワイズ」などを歌唱されています。
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『かつて神だった獣たちへ(かつ神)』OP主題歌「サクリファイス」(歌:まふまふ) 歌詞の意味を考察!
それではここからは、歌詞の意味考察に入っていきましょう!
奪い合いの連鎖
『かつて神だった獣たちへ』のストーリーは、壮絶な戦争が繰り広げられているところから始まります。
奪い合い憎しみ合い、一体いつになったらこのカオスな状況は終わるんだろう…と思いたくなるような状況が続いていましたので、この様子を表現している歌詞だと考えられます。
不用品となってしまった
『かつて神だった獣たちへ』のストーリーでは、戦争を終焉させるために、人間を異形の兵士にした「擬神兵」が誕生します。
「擬神兵」をわかりやすく言うと、獣化・モンスター化して言葉もしゃべるような存在です。
その「擬神兵」たちは”兵器”となり圧倒的戦力をもって敵を圧倒し、戦争を終焉させたため、神と称えられます。しかし、戦争が終わると、彼らは獣と称ばれるようになります…。
戦争が終われば、ただの獣――。「擬神兵」たちは”不用品”となってしまったわけですね…。
そんなわけで、ここの歌詞は、戦争が終われば”兵器”が使用されることはない様子、「擬神兵」の存在意義が無くなってしまった様子、「擬神兵」たちが残酷な現実を突きつけられてしまった様子などを表現している歌詞だと考察することができます。
どうして
「サクリファイス」を聴いていると、「どうして」という歌詞が胸に突き刺さります。連続で3回歌唱している箇所もあります。
ここの「どうして」とは、どのような意味が込められているのでしょうか?
例えば、戦争のために頑張ったのにどうして獣扱いされなくてはならないんだ!という「擬神兵」たちの葛藤や、どうしてこんなことになってしまったんだ…という悲しみの真ん中にいる様子を表現した歌詞だと考えられますね。
さらに3回連続で歌唱することで、より苦しみや痛みが深いことを表現していると考察することができます。
望まれかざした刃が 手のひらを返して罪と成る
「擬神兵」たちは戦争を終わらせるために、望まれて戦場で戦いました。当然、敵である人々の多くの命を奪います。
戦争が終わると、今度は「擬神兵」になったがゆえに人々から獣扱いされていきます。
そんなわけで、戦時中は「擬神兵」になったことが敵を圧倒する「刃」となっていましたが、戦争終焉後は「擬神兵」であることが自分を苦しめる「刃」となっている様子を表現している歌詞だと考察することができます。
もうボクはボクでいられない
『かつて神だった獣たちへ』で戦時中に活躍した「擬神兵」。戦争が終われば、再び人間としての生活を送りたかったことでしょう…。
しかし、一度「擬神兵」になってしまうと、もう純粋な人間には戻ることができないのです…。さらに、体の変化に耐えきれず人々を襲ってしまうことや、意図しない行動をとってしまうことも珍しくありません。
そんなわけで、純粋な人間に戻ることができない様子や、意図しない行動をとってしまう自分が嫌になってしまう様子などを表現している歌詞だと考察することができますね。
ボクの名前を呼んでよ
戦争が終わると「擬神兵」たちは、獣と称ばれるようになり、人々から煙たがられる存在になりますが、彼らにも名前があるわけです。
この歌詞は、獣扱いされるのではなく人間の名前で呼んで欲しい心の叫び、存在意義を失い悲しみの真ん中にいる状況から存在意義を求めている承認欲求、人間と獣の狭間で揺れ動く「擬神兵」たちの葛藤などの意味が詰まった歌詞だと考察することができますね。
「サクリファイス」の意味とは?曲タイトルにしている意味を考察!
歌詞の意味考察をしましたので、次は曲タイトルの「サクリファイス」の意味を確認した上で、「サクリファイス」を曲タイトルにしている意味を考察していきます。
まず「サクリファイス」は、言葉の意味としては、「供犠・いけにえ・犠牲」などの意味があります。
『かつて神だった獣たちへ』のOP主題歌として「サクリファイス」を曲タイトルにしている意味は、例えば、戦争のために自己犠牲をして異形の兵士となった「擬神兵」が、戦争終焉・勝利のために「供犠・いけにえ」になったことを表現していると考察することができます。
また、一度「擬神兵」になると純粋な人間には戻ることができないなど、「擬神兵」たちには様々な代償・痛み・苦しみが伴っていますので、ある意味では「戦争の犠牲者」と言えます。
戦争が無ければ「擬神兵」になることも無かったわけであり、心に闇を抱えることも無かったわけです。
しかし、「擬神兵」たちが「犠牲」となってくれたおかげで、平和な世界が広がっているわけですから、なんとも言えない気持ちになる部分でもあります…。
何かを得るためには何らかの犠牲が必要であり、得るものが大きいほどその代償も大きくなります…。その最上級レベルの「犠牲」を「擬神兵」たちは負っているとも言えます。
このように、様々な「犠牲」や、戦争終焉・勝利のために「供犠・いけにえ」になった様子なども絡めて、『かつて神だった獣たちへ』のOP主題歌として「サクリファイス」を曲タイトルにしていると考察することができますね。
mp3配信日・作詞作曲編曲者
mp3配信日:2019年7月1日
作詞作曲編曲者:まふまふ
『かつて神だった獣たちへ(かつ神)』OP主題歌「サクリファイス」(歌:まふまふ)を聴こう!
アニメ『かつて神だった獣たちへ(かつ神)』OP主題歌「サクリファイス」(歌:まふまふ)より、歌詞・曲タイトルの意味考察、作詞作曲編曲者、配信日情報についてご紹介いたしました。
「サクリファイス」は、”かつて神だった獣”である「擬神兵」たちの心の叫びや、残酷な現実を突きつけられてもがき苦しんでいる様子などが痛烈に歌われている曲です。
さらに、激しくも壮大なメロデイーとまふまふさんの繊細で力強い歌声が合わさることで神曲化していますので、是非何度も聴いてみて下さいね!
以上、アニメ『かつて神だった獣たちへ(かつ神)』OP主題歌「サクリファイス」(歌:まふまふ)についてでした!
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