人気ラブコメ『恋は世界征服のあとで』パクリ・元ネタをネタバレ考察。
『恋は世界征服のあとで』のパクリ疑惑、他作品との類似点などをネタバレ考察し、元ネタも紹介しています。
『恋は世界征服のあとで』概要
『恋は世界征服のあとで』は原作:野田宏先生、漫画:若松卓宏先生によるラブコメ漫画。月刊少年マガジン2019年11月号から連載開始し、単行本1巻は2020年4月10日に発売されています。テレビアニメは2022年に放送。
『恋は世界征服のあとで』パクリ考察【ネタバレ注意】
『寄宿学校のジュリエット』と類似？
『恋は世界征服のあとで』のパクリ考察として、読んだ時に既視感がある『寄宿学校のジュリエット』との類似点を見ていきます。
『寄宿学校のジュリエット』は金田陽介先生によるラブコメ漫画。別冊少年マガジン2015年8月号から連載開始し、移籍後の週刊少年マガジンでは2017年43号から2019年40号まで連載（完結作品）。単行本1巻は2015年11月9日に発売。テレビアニメは2018年秋クールに放送されました。
リーダー同士の交際
『恋は世界征服のあとで』のパクリ考察として、『寄宿学校のジュリエット』との類似点につき、具体的内容を見ていきます。
パクリ疑惑の背景・理由としては、リーダー同士の交際設定が同じだからでした。『恋は世界征服のあとで』では、ヒーロー戦隊・ジェラート5のリーダーである相川不動(レッドジェラート/声優:小林裕介)と、秘密結社ゲッコーの戦闘員リーダーである禍原デス美(死神王女/声優:長谷川育美)が恋人です。
『寄宿学校のジュリエット』では、東和国寮・黒犬の寮(ブラックドギーハウス)のリーダーである犬塚露壬雄(声優:小野友樹)と、ウェスト公国寮・白猫の寮(ホワイトキャッツハウス)のリーダーであるジュリエット・ペルシア(声優:茅野愛衣)が恋人です。
対立・敵対関係にある組織のリーダー同士が恋人であるため、『恋は世界征服のあとで』はパクリ？といった声が挙がってもおかしくありません。各組織は普段から争い、いがみ合っていますので、このあたりの設定は同じです。ただし、基本設定が同じだけであり、具体的内容は全く異なりますので、パクリではないと解釈できます。
恋人関係が秘密
『恋は世界征服のあとで』のパクリ疑惑は、恋人関係が秘密であることにつき、『寄宿学校のジュリエット』と同設定になっている点も挙げられます。
組織のリーダーが付き合っているとバレたら大問題になり、炎上してしまいます。そこで、絶対にバレてはいけない秘密の交際を両作品のリーダーは続けていきます。
また、戦闘中に2人きりになれる場所に移動して会話をする場面、仲間が来ると激しい戦闘をしてごまかす展開も共通しています。さらに、胸を張って付き合える世界がくることを望んでいる点も同じです。
これだけの類似・共通点があると、『恋は世界征服のあとで』はパクリの印象も受けますが、ストーリーが進むと独自の展開が描かれていきますので、パクリではないと解釈できます。
出版社
『恋は世界征服のあとで』は『寄宿学校のジュリエット』よりも後に連載開始した漫画です。両漫画の出版社は同じ講談社ですので、『恋は世界征服のあとで』はパクリではなく、権利的にOKだからこそ連載開始したと解釈できます。
『恋は世界征服のあとで』元ネタ考察
『恋は世界征服のあとで』はラブコメの他にも戦隊モノという側面がありますので、有名な特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』などを連想できます。これはパクリというよりも作品ジャンルですので、大きな問題にはならない部分だと解釈できます。
また、『恋は世界征服のあとで』に出てくる「説明しよう！」のセリフは、『ヤッターマン』のナレーションが元ネタだと言えます。これはアニメ・ゲームなどで定番・一般化していますので、パロディ・オマージュネタとして楽しめる部分だと思います。
ちなみに、アニメ『恋は世界征服のあとで』でナレーションを務めるのは、仮面ライダーシリーズでお馴染みの人気声優・立木文彦さんですので、ナレーションボイスにも注目です！
『恋は世界征服のあとで』パクリ・元ネタのネタバレ考察まとめ
『恋は世界征服のあとで』パクリ・元ネタをネタバレ考察しました。リーダー同士の交際、恋人関係を秘密にしている設定などは『寄宿学校のジュリエット』と共通していますが、具体的内容は全く異なりますので、パクリではないと解釈できます。
また、「説明しよう！」のセリフは『ヤッターマン』のナレーションが元ネタであり、これは定番・一般化しています。よって、パクリではなくオマージュネタとして楽しめる部分だと思います。
『恋は世界征服のあとで』は相川不動＆禍原デス美の尊い関係に悶絶し、戦隊ネタなども魅力的な作品です。原作漫画の単行本は好評発売中、アニメは2022年に放送されますので、今後の展開にも注目です！
着眼点や切り口含む考察内容等の全部または一部について、転載・盗用・リライト等は一切禁止。それらは違法行為であり、法律によって重い罪に問われます。
