アニメ『薬屋のひとりごと』5話感想＆反応・作画監督まとめ。
『薬屋のひとりごと』5話感想付きネタバレストーリー、猫猫のそばかすエピソードなどを振り返り、放送日はいつだったか、動画配信情報も掲載。
薬屋のひとりごと5話感想
筋肉サービス
アニメ『薬屋のひとりごと』5話「暗躍」では、壬氏＆馬閃の武術シーンが描かれていた。上半身の布面積はゼロで、男らしい筋肉も拝めるサービスシーンだった。
猫猫＆やぶ医者が松茸を美味しそうに食べる場面では、グルメアニメのような雰囲気も感じられた。序盤のやぶ医者は猫猫を煙たがっていたが、今ではすっかり心を許している。
やぶ医者が壬氏のためにお茶を持ってきたシーンでは、既に壬氏がいなかったので、やぶ医者はシュンとしていた。もはやギャグ要員のような立ち位置になっているところが面白かった。
呪い
5話では、木簡を触った宦官の手がかぶれて、呪いだとショックを受けている場面もあった。それを知った猫猫は、木簡に何か付着していたんでしょうと冷静に教えている。呪い発言で謎めいた雰囲気になり、猫猫がサクっと解決する展開が爽快だった。
ただし、かぶれの原因は分かったが、木簡を捨てた人物の正体は明かされていない。木簡エピソードは、謎をすぐに明かす要素でスッキリ感を与え、4話ではまだ明かさない要素で引きを作るメリハリが効いていた。
木簡のことを壬氏に教え、猫猫が立ち去ろうとすると、壬氏が呼び止めるシーンもあった。猫猫が壬氏に捕まり、なかなか立ち去らせてくれない描写は『薬屋のひとりごと』で度々出てくるので、ロックオンされている雰囲気が面白いと改めて感じた。
そばかす
猫猫が化粧をさせられる前に顔を拭かれるシーンでは、猫猫のそばかすが消えていた。猫猫のそばかすは、乾いた粘土と塗料を使って描いたものであり、化粧で後付けしたものだった。
壬氏は化粧でそばかすを消したと思っているが、猫猫は化粧を落としたから消えたと言ったので、壬氏が混乱していた。化粧・そばかすがどっちの意味になっているか、一瞬混乱するような言葉の配置になっているので、壬氏の反応は自然だった。
セリフを聞いた直後は頭がバグるような仕掛けが施されており、類似するセリフでも全く違う意味になる言葉の面白さもあった。
化粧
猫猫がそばかすを描いている理由は、路地裏に連れ込まれないための防衛策であり、花街で女に飢えた男性から身を守るためだった。自分の魅力を意図的に落とすために、わざとそばかすを描いていたということになる。
化粧はきれいにするだけのものではないと言っていた猫猫のセリフも印象的だった。化粧といえば自分の魅力を増すため、可愛く見せるためにするイメージもあるが、猫猫の育った環境では逆方向で活用できる意外性もあった。
かんざし
5話では、猫猫がさらわれて後宮に来たことを話す場面もあった。それを聞いた壬氏は謝罪し、簪(かんざし)をあげている。壬氏は紳士的な振る舞いを見せていたところが推せる。距離感が近いところは、恋愛要素を強調させていた印象も受けた。
カイロを入れる服の話では、猫猫が服作りを頼まれていた。本来の毒見役だけでなく、後宮の人が持っていない知恵を教え、器用に服を作っていく様子から有能さも伝わってきた。後宮の人が知らないことを、猫猫が何気なく導いていくような雰囲気も面白い。
四夫人
園遊会エピソードでは、上級妃の四夫人である貴妃・玉葉妃、賢妃・梨花妃、徳妃・里樹妃、淑妃・阿多妃が勢揃いしていたので、最強四天王が入場してきたような雰囲気もあった。
壬氏が何も起きなければ良いと言っていたシーンでは、メタ的には何かが起きることを匂わせていた。5話ラストは、食べ物の前で怪しげな人物シルエットが出てきたので、犯人や事件の真相・各陣営の代理戦争がアニメでどのように描かれるのか注目が集まる。
作画監督・反応
アニメ『薬屋のひとりごと』5話総作画監督は中谷友紀子さん・中嶋敦子さん・長森佳容さんの3人、作画監督は渡辺奈月さんの1人、原画は13人、第二原画はメタスタジオが担当していた。
4話は総作画監督1人、作画監督1人、原画7人、第2原画なし体制で、作画スタッフが少数精鋭だったことがわかる。ちなみに、3話は総作画監督3人、作画監督5人、作画監督補佐1人、原画18人、第2原画10人以上になっていた。
前回4話の作画反応は異常に良い or 作画崩壊で感想が分かれていたが、5話の作画反応は美麗・3話までの作画に戻ったと感じている視聴者が多い印象。4話は梨花妃が寝たきりで落ち着いた作画、5話は猫猫が化粧をする華やかな作画で、各話のコンセプトで違いをつけたと考察することもできる。
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アニメ動画
アニメ『薬屋のひとりごと』5話は2023年11月4日(土)深夜から日本テレビ系で放送された。Hulu・ABEMA・アマプラ・ネトフリなど、各動画配信サイトでも見逃し配信がスタート。次回6話の予告動画はYouTube「TOHO animation チャンネル」にて公開。
5話感想まとめ
アニメ『薬屋のひとりごと』5話は、猫猫のそばかすエピソード、木簡の謎、園遊会で四夫人が入場してくるシーンなどが描かれていた。
魅力を落とす方向の化粧は深く考えさせられ、猫猫がさらわれて来たことを知った壬氏が誠意をもって謝罪する場面などもグッとくる展開だった。今後は阿多妃・里樹妃などにもスポットが当たっていくので、6話以降も見逃さずにチェックしていきたい。
