アニメ『薬屋のひとりごと』3話挿入歌・大原ゆい子「想風」歌詞の意味考察・楽曲解説。
『薬屋のひとりごと』3話挿入歌が流れたシーンはどこか、芙蓉妃の恋心が歌われた楽曲「想風」の歌詞考察・感想、作詞作曲者情報も掲載。
薬屋のひとりごと3話挿入歌
TVアニメ『薬屋のひとりごと』3話挿入歌は、大原ゆい子さんの楽曲「想風」。大原ゆい子さんは『からかい上手の高木さん』『無職転生』主題歌なども歌唱する人気シンガーソングライター。
アニメ初回は1・2・3話連続で2023年10月21日深夜に放送され、3話後半に芙蓉妃(読み方:ふようひ/声優:川井田夏海)が下賜し、後宮を出ていくときに挿入歌が流れていた。門の外には下賜先の武官が待っており、その人物は芙蓉妃が恋をしている幼馴染みの男性だった。
3話挿入歌「想風」の歌詞では、芙蓉妃が月下で踊り、幼馴染みと結ばれることを願っていた想いなども表現されている。美しい歌詞表現、心が洗われるような綺麗な歌声とメロディーも魅力的なので要注目!
大原ゆい子「想風」歌詞考察・解説
風・願い
アニメ『薬屋のひとりごと』3話挿入歌・大原ゆい子「想風」の歌詞では、淡く揺れなびく風、密かに伝えてと歌っている部分がある。芙蓉妃が恋心を胸に踊ることで風が揺れ、その風を通して遠方にいる幼馴染みに想いを伝えているイメージが湧いてくる。
幾代の願いを纏う人という歌詞は、芙蓉妃が幼馴染みと結ばれたい・傍にいたいと長年思っていることが表現されている印象。入内から2年間も御手付きなしなので、意図的に後宮では関係を作らず、幼馴染みをずっと想い続けていたことも伝わってくる。
欺く・踊る
結ばれるのなら人を欺くことを厭わないと歌っている部分は、幽霊・夢遊病のこと、御目通りの時に舞踏で失敗したことが、幼馴染みと結ばれるためにした欺く行為だと解釈できる。芙蓉妃の幸せは後宮にいることではなく幼馴染みと一緒にいることなので、それを叶えるためなら欺くことも厭わないという想いが出ていると考えることができる。
月の下であなたを想い踊るの歌詞は、芙蓉妃が幼馴染みを想いながら、月下に城壁の上で踊っていたことが連想される。東門で踊っていたのは、東方の遠征から戻ってくる幼馴染みの無事を祈っていたと解釈でき、飛び抜けた美しさの正体は恋だと猫猫が思っている話も連想される。
色・花
強く願えば願うほど色を変えていくのフレーズは、芙蓉の花が朝に白い花を咲かせて夕方には濃い桃色に変わるエピソード、芙蓉妃が日中は引き籠って夜は恋心を胸に踊る様子が思い出される。
あなたの胸に抱かれる日が来ると信じて咲く花の歌詞は、芙蓉妃が幼馴染みと再会して抱かれることを信じて、月下で踊っていたストーリーを表現していると解釈できる。下賜後に芙蓉妃は幼馴染みに抱かれて涙を流していたので、それだけ強く信じていて、念願の想いが叶ったことも伝わってきた。
芙蓉妃が涙を流すシーンは歌詞も相まって、涙腺崩壊必至の感動シーンだった。『薬屋のひとりごと』3話挿入歌・大原ゆい子「想風」は、美しいストーリーと歌詞がリンクしている神曲なので要チェック!
楽曲情報
アニメ『薬屋のひとりごと』3話挿入歌
曲タイトル:「想風」
歌:大原ゆい子
作詞:大原ゆい子
作曲・編曲:桶狭間ありさ
配信日:2023年10月23日
■楽曲配信
大原ゆい子「想風」配信ページ
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