『もめんたりー・リリィ』10話感想!クローン説とアンドバリ本体説、仮想現実や並行世界説などをネタバレ込みで考察!
河津ゆりが消えたシーン、白雪ねりねの死亡、霞れんげの記憶喪失理由、時系列の整理、ワイルドハントが地下施設に近づこうとしない理由の考察なども掲載!
もめんたりー・リリィ10話感想
河津ゆりが消えたシーン
アニメ『もめんたりー・リリィ』10話では、ワイルドハントの近くに立っていた河津ゆりが消えて、足跡が残っていました。この河津ゆりは2話で死亡した河津ゆりとは別個体で、以前の記憶もない様子でした。気づけば地下施設にいて、何もないから食料を探しに出ていたところ、霞れんげ達に助けてもらったと明かします。
河津ゆりは逃げたことを謝罪した後、あのままだと消されていたと言っていたセリフが意味深でした。ワイルドハントは倒した後で差し迫った危険はないはずなのに、なぜ消されるのを恐れていたのか気になります。活動限界のような制限がある可能性なども考えられます。
逃げた方法も謎があり、走って逃げた場合はその割に一瞬で消えたことが疑問です。瞬間移動・システムによる転送の場合、それが可能ならワイルドハントに消されることを恐れる必要がない気もします。あるいは、何らかの条件でシステム側から永久に消される懸念があったのかもしれません。
クローン説
地下施設のシーンでは、高台寺えりか達と同じ見た目の別個体が登場。体は同じで、洋服のリボンやネクタイの色が違う程度でした。もう一人の自分と喋って盛り上がるシーンは和みました!
カプセルの中で眠っている個体も出てきましたが、カプセルの個体がオリジナルで、これまで活躍してきたキャラ&施設で新登場したキャラがクローンの可能性もありそうです。
高台寺えりかが「お姉ちゃんの知恵袋」として視力が2.0と言っていた場面は、もはや知恵ではなく単なる視力情報でしたが、クローンの機械なので間違った情報を言語出力したと解釈することもできます。他キャラのバフ・ギルティなども機械だからこそ、形式的に喋ることがあるのかもしれません。
オリジナルの個体は、終末世界で生存するためにコールドスリープ中で、精神領域をクローンに共有している可能性も考えられます。クローンがワイルドハントの脅威を消したら、システムがコールドスリープを解除する計画といった路線もありそうです。
アンドバリ本体説
アンドバリは武器で人間キャラが使用している印象ですが、アンドバリが本体で、人間の姿を出力している可能性も考えられます。霞れんげのアンドバリは意思を持って自分から動いており、戦闘中のキャラが武器と連動して並外れた身体能力を発揮する様子などから、武器の方がメインにも思えてきます。
ただし、霞れんげは白雪ねりねのアンドバリを後から使用するようになり、元々アンドバリを持っていませんでした。親がいなければ子も生まれないので、固有武器がなかった霞れんげはどうやって誕生したのか疑問が残ります。
白雪ねりねはアンドバリに向かって、霞れんげの力になるように命令していたようなシーンもあったので、アンドバリは自由意思ではなく命令に従って動いただけという解釈もできます。さらに、アンドバリを持っていない霞すずらん・しとろん・家族や友達の存在はどう説明するのか苦しい部分もあります。
仮想現実・並行世界説
本当の世界ではなく、仮想現実世界でアバターを出している状況も考えられます。1話からソシャゲっぽい世界観を感じたのは、実際にソシャゲのプレイ中で、メタバース空間を見ているとも解釈できます。ゲーム内の設定として、クローンや敵と戦うシーンがあるのかもしれません。
または、並行世界・パラレルワールドとの対立、干渉する要素があって、こちら側は荒廃した世界になっているパターンなども考えられそうです。
白雪ねりねの記憶
10話では、ねりね(声優:尾崎由香)が登場。クレジット上は白雪ねりねの苗字がなかったので、何か意味があるのか気になります。ボクっ娘の白雪ねりねは死亡していて、そのアンドバリに残っていた白雪ねりねの記憶が、霞れんげの記憶を上書きしていたことが判明しました。
霞れんげが記憶の中で河津ゆりを見ていたのは、自分ではなく白雪ねりね目線の記憶で、何度も思い出していたシーンの伏線がようやく回収されました。依然として正体は不明であり、記憶のことも10話まで引っ張りすぎて伏線回収の爽快感が薄れていた気もしますが、ようやく面白くなってきたと感じました!
時系列
霞れんげ・白雪ねりね達の出会いや死亡時期を時系列で整理すると、まず終末世界で河津ゆり&白雪ねりねが一緒に行動した後、はぐれています。そして、霞すずらんと別れた霞れんげが白雪ねりねに出会い、白雪ねりねが死亡した際には武器を取得して記憶喪失になりました。霞れんげが死亡した際には、霞すずらんが埋葬しています。
その後、霞れんげ(新)が河津ゆり達と出会っています。河津ゆりが死亡した際には、霞れんげ(新)がティルフィングをもらって武器が合体し、河津ゆりの遺体は皆で埋葬しています。それから河津ゆり(新)・白雪ねりね(新)や他キャラの新個体に加え、カプセルに眠っている個体も地下施設から登場している状況です。
霞れんげ・河津ゆり・白雪ねりねの旧個体は死亡キャラで、新しい別個体が今存在していることになります。カプセルにも別個体がいる雰囲気ですが、霞れんげは例外的にいないパターンもありそうです。高台寺えりか達は同じ容姿のキャラが同時存在していて、お互いに話す場面もありました。直感的には全員クローンのように思えてきます。
体調が悪いシーン
白雪ねりねの体調が悪く、霞れんげもしばらくすると頭痛で倒れていた理由は、アンドバリ経由で白雪ねりねの記憶を見ている霞れんげ&記憶の根源たる白雪ねりねの新個体が近くにいたことで、大きな力同士が干渉して電源ショートのような状態を引き起こした気もします。
河津ゆりが白雪ねりねに「寝てないと」と言っていたことから、元から具合が悪いと解釈した場合は、白雪ねりね&霞れんげが近いところにいた場所の要素ではなく、霞れんげに引き継いだ武器が新個体の白雪ねりねに影響を与えているパターンもあるかもしれません。
あるいは、霞れんげは記憶上で白雪ねりね目線から河津ゆりを今まで見ていたのに、施設で倒れた際には霞れんげ目線で白雪ねりねを見ていたので、霞れんげ⇔白雪ねりねがお互いに見る・見られる対象になったことで、機械である2人の処理能力に負荷が掛かったパターンも考えられます。
システム中枢
薄墨ひなげしがグレイプニルで皆のアンドバリをハッキングして全部の力を使い、システムに入り込む展開もありました。防衛システムを突破して中枢に行くと、機械のAIが登場したので、いよいよ謎が明かされそうな予感です!
防衛システム突破時に攻撃を受けなかったのは、システム中枢から見れば薄墨ひなげし達は味方で、むしろシステム側が作り出した存在などの事情が絡んでいる気もします。
割烹シーン省略
10話で割烹シーンが省略されたのは、重要なことを明かす関係で、話の繋がりを重視したと解釈できそうです。
白雪ねりね&霞れんげが野菜の鍋料理を食べているシーンがさらっと出てきましたが、ここで廃墟3分割烹!と言って和やかな映像を流しても、前後関係がブツ切りになり、シリアスな雰囲気が崩れる懸念もあったのかなと思います。
アンドバリとワイルドハント
OP映像でアンドバリの結晶体が中央に集まっている場面は、何かの伏線になっている印象でしたが、集まる意味では皆のアンドバリを使ってシステムに入る展開と連動していた気もします。
これからラスボス戦でアンドバリの力を結集して戦闘する場面があるか、元々1つの場所にあったものが分散したことが終末世界の元凶といった話も考えられます。ただし、戦闘後に毎回アンドバリを回収していないので、元に戻す目的ではなさそうなのが引っ掛かります。
ワイルドハントは地下施設に近づこうとしないと言っていたシーンも意味深でした。カプセル内の人間と関係があるか、近づくと機械のシステムが干渉するなどの事情が絡んでいるのかもしれません。干渉のパターンだと、白雪ねりね&霞れんげが近くにいたことが不調の原因と解釈した場合の考え方と繋がってきます。
10話感想まとめ
アニメ『もめんたりー・リリィ』10話では、地下施設に別個体のキャラがいて、カプセル内にも眠っているキャラが出てきました。霞れんげは白雪ねりねの記憶をアンドバリ経由で見ていたことも明かされています。
地下施設にいたキャラはどれがオリジナルでクローンなのか、システム中枢のAIは何を語るのか?など気になるところが多数あるので、11話も要チェックです!
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