もめんたりー・リリィ12話感想!割烹と食事シーン&かっぽー意味、お墓&死亡フラグ考察

もめんたりー・リリィ12話感想!割烹と食事シーン&かっぽー意味、お墓&死亡フラグ考察

『もめんたりー・リリィ』12話感想!今まで割烹するのに食事シーンが少なかった理由、12話の豪華料理とデザートの意味、「かっぽー」のセリフも考察!

霞れんげがクローンのお墓に行った意味、霞れんげの死亡フラグと生存の可能性にも触れていきます!

『もめんたりー・リリィ』12話感想

意思疎通

アニメ『もめんたりー・リリィ』12話では、高台寺えりか・薄墨ひなげし・吉野さざんか・咲耶あやめがオリジナル&コピーで盛り上がっていました。記憶が同期されていない関係で別の経験をしていることが伝わり、もう一人の自分と意思疎通して波長が合う様子も特徴的でした。

オリジナル&コピーで記憶の自動共有という設定にしなかったのは、会話の中で繋がっていく過程・生きる意味・独自のアイデンティティを大事にしている印象も受けました。

河津ゆり・白雪ねりね・霞れんげはコピーが死亡しているオリジナル同士で、霞れんげからすればコピーの河津ゆり・白雪ねりねの武器が合体した新ティルフィングを持っていることもあって、そのオリジナルに会っている特別な気持ちもあったように思います。

割烹と食事シーンの意味

『もめんたりー・リリィ』は割烹するのに食事シーンはない場合が多く、12話の豪華料理は割烹なし・食事あり、デザートは割烹あり・食事シーンはチラッと映る程度でした。

これまで基本的に割烹だけで食事シーンがほぼなかった理由は、結果・達成感・安心感(食事)より、過程・生きようとする希望・努力(割烹)を強調するためだと考察できます。物理的な栄養補給・現実的なことより、精神的な充実感・アイデンティティの形成に焦点を当てている印象です。

食事シーンがないのは未完成・不完全の象徴という見方もできます。完成形を平和な日常の連続とすれば、終末世界は危険と隣り合わせの非日常で、その緊張感を出す意味も考えられます。完全な休暇はできなくても、割烹という日常を少し入れることで、束の間の安らぎを表現している気もします。

または、機械側のクローンは本来的に食事不要(食事は可能・必須でない状況)と解釈できるため、物質的な補給のために作るのではなく、生きようとする過程や思い出を作ることを大事にしている印象です。その精神的な充実は、オリジナル・クローン関係なく価値がある特別なものとして描かれていると解釈できます。

12話で豪華料理の割烹がなくて食事シーンがあった理由は、過程の終着点、今まで特別な思い出を積み重ねてきたこと、精神的な充実度が豪華レベルに達していることを表現するためだと考察できます。生きる意味を見出している状態なので、豪華料理の割烹シーンはなかったのだと感じました。強いて言えば、前話までに作ってきた思い出が割烹に該当し、その集大成が12話の食事シーンという見方もできます。

デザートの割烹シーンがあった理由は、デザート=贅沢な日常を一度味わうことで、ラスボス戦の前に心の充電をして、その日常を守るために戦うと決意を固める意味があったと考察できます。食事シーンが軽く映る程度だったのは、ラスボスを撃退していない=完全に安心できない状況と、ワイルドハントは計画中止によってこれ以上増えることがなく、平和な日常が頑張れば手に入る時期になっている点も加味されている印象です。

かっぽー

『もめんたりー・リリィ』の特徴的なセリフ「かっぽー」は、霞れんげ達が割烹する前だけでなく、気合いを入れて意気込む時、テンションが上がっている時にも言っています。

「かっぽー」のセリフは言葉の響きが良いことに加えて、生きるために頑張ろうとすること、気持ちを鼓舞させるスイッチ、希望や努力の象徴としても効いていると思います!

霞れんげのお墓シーン・コピー製造時期

12話はオリジナルの霞れんげがコピーのお墓に行く場面もありました。ラスボス戦を控えているので、生きる理由を再確認して覚悟を決めるシーンという見方もできそうです。

霞れんげの妹が埋葬したのはコピーの方で、オリジナルは別で生きていたことになりますが、コピーはいつ製造時期されたのか気になります。ヤバたん側の計画中止前なら観察対象としてオリジナルは解放し、コピーはワイルドハントと協力して人間を消去するようにプログラムしたと解釈できます。その後、計画中止が決まって他のコピー同様にワイルドハントを攻撃するイレギュラーを引き起こしたと考察できます。

計画中止後なら暴走するワイルドハントやイレギュラーの改善策として例外的にコピーを製造し、コピーに人間を消去するプログラムを入れてみたものの、状況は変わらなかったパターンが考えられそうです。

ワイルドハントの弱さ

計画中止によって暴走しているワイルドハントはある程度の強さを持っていますが、単純な動きで複雑な攻防はなく、割とあっけなく倒されている気がします。本来クローンと協力して人間を消去する存在なので、クローンと連携できないのが弱さの原因という見方もできます。

あるいは、単なるプログラムよりも、生きようとする意志を持つ霞れんげ達の方が優れている点を強調する意味も考えられます。この場合、割烹が生きようとする過程の象徴という発想とも繋がります。

死亡フラグ

戦闘シーンで霞れんげが倒れそうになったところで、死亡したコピーの河津ゆり&白雪ねりねの幻影が出てくる描写は激アツでした!2人の武器が合体したティルフィングから想いが伝わり、遺志を受け継いで戦う雰囲気もグッときました。

霞れんげの戦闘前は遺言的なセリフがあり、戦闘後の言動も死亡フラグになっていました。ただし、生きる理由を見出して、日常を守るために奮起する展開になっていることから、生存ルートも十分に考えられます。

以前に霞れんげの傷が修復される場面、12話で吉野さざんかがコピーは傷が早く治ると言っているシーンもあったので、コピーの特性を取り込んでいるオリジナルの霞れんげは、治癒能力によって死亡回避となるパターンもありそうです。既に体内にはコピーの特性・治癒能力があるので、次回予告で離れた場所にあったティルフィングとの距離は関係なく、傷の修復が始まる可能性はあると思います。

または、高台寺えりか達が霞れんげの死亡回避要素として機能するケースも考えられます。この場合、オリジナルの霞れんげ&クローンの高台寺えりか達が積み上げてきた絆が効いてくる展開になりそうです。

計画中止のために尽力したヤバたん側の研究者が、本部に内緒で協力して技術提供をするケースも考えましたが、医療的な関与やコピー自体の持つ治癒力を上げるなど外部から補強するパターンとなり、作品のテーマ的には少し考えにくい気がします。

皆で割烹するシーン、霞れんげのクローンのお墓に行く場面、河津ゆり・白雪ねりねのクローンが幻影で登場した描写などから、日常を守る意志・生きる理由の再確認・遺志の継承が伺えたので、主体的に霞れんげ内の働きで死亡回避するか、高台寺えりか達から支援を受けるパターンの方が感動的になりそうです。

12話感想まとめ

アニメ『もめんたりー・リリィ』12話では、割烹シーン後に霞れんげがクローンのお墓に行き、ラスボス戦も描かれていました。

戦闘で力を使った霞れんげは死亡するのか生き残るのか、平和な日常を取り戻すことができるのか?など気になる点があるので、13話も要チェックです!

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