アニメ『もめんたりー・リリィ』2話感想!河津ゆり死亡VS生存説、タイトル『もめんたりー・リリィ』の意味、「メメント・モリ」との関連性などをネタバレ込みで考察!
割烹シーンやキャラの口癖に関する評価、『終末トレインどこへいく?』『シキザクラ』『魔法少女まどか☆マギカ』『結城友奈は勇者である』類似要素も掲載!
『もめんたりー・リリィ』2話感想
武器・アンドバリ
オリジナルアニメ『もめんたりー・リリィ』2話では、ワイルドハントのせいでほとんどの人が消されたこと、手に入れたワイルドハントの武器に不思議な力があったから無事だったことが説明されていました。1話時点だと周囲の人は消されたのに、なぜ河津ゆり達は生きているのか疑問だったので、武器の力が関係したことがわかって、そういう事情が絡んでいたのか!と感じました。
主を失ったワイルドハントの武器・アンドバリは、河津ゆり達を認識して形を変えたことも判明。不思議な力がメインで、形はいくらでも変化できる印象です。
「アンドバリ エクステンド」と言って武器を展開するシーンでは、咲耶あやめが焔刃「スルト」を出していました。名前は作戦上必要と言っていましたが、中二病をこじらせている雰囲気が可愛かったです!
河津ゆりの武器は「ティルフィング」で、高台寺えりかは大盾「ミズガルズ」、吉野さざんかは「グングニル」を出しています。薄墨ひなげしの「グレイプニル」はSSRと表示されていたので、ソシャゲ感もありました。グレイプニルはハッキングでき、ワイルドハントが機械を取り込む機能の延長と言っていました。
設定関係が明かされて面白いと感じたと同時に、不思議な力・機械を取り込む機能のほか、仕組み・システムの詳細はどうなっているのか?と更に興味が湧いてきました!
スマホ・SNS
霞れんげがスマホを出す場面では、薄墨ひなげしがメガネを光らせて、ヨダレを垂らしていたのが面白かったです!機械オタク・やべー奴っぽい雰囲気が笑えました!
霞れんげのSNSアカウント名は「かっぽー」で、割烹の料理写真をアップしていました。霞れんげは本当に割烹が好きだとわかり、心が和む場面になっていたと思います。
SNSやネット環境が動いているということは、その運営が潰れていないということになりますね。他の投稿者も存在していて、霞れんげ達以外にも生きている人がいることもわかりました。
都心・白雪ねりね
都心に進むことを話す場面では、ボスキャラがいるので危険ということが明かされていました。ユーモアのある地図っぽい絵も出ています。
河津ゆり&霞れんげの会話シーンでは、河津ゆりが幼馴染の白雪ねりねと誰も居なくなった世界を2人で旅していた過去エピソード、戦いではぐれたので探していることも判明。
1話で河津ゆりが友達になれないと言っていたのは、白雪ねりねとはぐれたことが関係していた様子でした。1話で意味深な死亡フラグに思えましたが、そういった事情があったわけですね…。
『終末トレインどこへいく?』『シキザクラ』
都心に向かう展開、ユーモアのある地図、昔の仲間を探す設定はオリジナルアニメ『終末トレインどこへいく?』を連想しました。
『終末トレインどこへいく?』は千倉静留が行方不明の中富葉香を探すために、埼玉・吾野から東京・池袋を電車で目指すストーリーで、ユーモアのある地図も出ていました。中富葉香は記憶喪失なので、記憶喪失の霞れんげと類似点もあります。
河津ゆり&霞れんげが話す場面で桜がピンク色に光っていましたが、オリジナルアニメ『シキザクラ』を連想しました。桜が特徴的で、敵と戦う世界観・3DCG映像を使用した映像などで共通要素は入っている印象です。
割烹シーン
2話の割烹シーンでは、サバ缶のイタリア風トマト鍋を作っていました。割烹の過程は楽しめましたが、完成と同時に完食シーンに切り替わり、食べているシーンはありませんでした。毎話ごとに割烹シーンを入れる義務感で無理やり突っ込んだ感があり、やや駆け足だった気もします。
「ぐつぐ~つ」などの音も気になって、レシピのセリフが頭に入りにくい印象も受けました。他シーンでも「あせあせ」などの擬音が気になり、キャラのセリフが聞き取りにくい部分はあると思います。異なる種類の特濃ソースを別々で飲んでいる感覚で、各要素が断片的な気もします。
ただし、引き込まれる要素があり、整理しながら観ていくこともできるので、次回以降も視聴は続けていきたいところです。
高台寺えりか足止め
敵が複数出現したので、高台寺えりかが他方を足止めをする展開もありました。皆がいる場所から立ち去る際は不安げな表情で、高台寺えりかの死亡フラグっぽい雰囲気も出ていました。
大盾「ミズガルズ」で防御していると、もう1体出現して2体に挟まれるシーンは絶体絶命のピンチでしたね…。死にたくないと言っている場面は、必死に生きようとする姿がグッときました。そこに河津ゆり達が助けに来てくれたので、何とか高台寺えりかは死亡回避となっていました。
河津ゆり死亡VS生存説
河津ゆりが敵にトドメを刺したと思った次の瞬間、敵が消える前に間一髪でビームを放ち、河津ゆりの体を貫通する衝撃シーンも描かれています。負傷した後に目を閉じるシーンで終わっていたので、河津ゆりは死亡した可能性が高い印象です。
1話で霞れんげが主人公のように感じたのは、河津ゆりが死亡して退場することが関係していたと解釈することもできます。漫画『もめんたりー・リリィ~卒業までにしたい100のこと~』では学校に通う世界線をポップに描いていますが、アニメでは河津ゆりが死亡してしまうからこそ、漫画版では生きている話を描いている可能性もあります。
アニメ2話冒頭&ラストで、この日忘れられない一生の友達に出会ったと言っていたのも、死亡を加味した語りセリフだったように感じました。メインキャラの死亡・鬱展開は『魔法少女まどか☆マギカ』(まどマギ)、『結城友奈は勇者である』(ゆゆゆ)なども思わせます。
一方で、河津ゆりは致命傷にならず、死亡していない可能性もゼロではないかもしれません。あるいは、大量出血で一旦死亡後、蘇生能力を持っているアンドバリを取得して、生き返るルートも考えられます。
ただし、人間の生死は現実的な設定になっていて、ファンタジー要素がそこまで及んでいない場合、河津ゆり生存説は難しいかもしれません。
『もめんたりー・リリィ』意味
もめんたりーの意味は瞬間的・短い期間、リリィの意味は植物のユリ。そうすると、アニメタイトル『もめんたりー・リリィ』の意味は直訳で瞬間的なユリとなります。
リリィ=ユリ=河津ゆりを指していて、『もめんたりー・リリィ』=瞬間的なユリ=河津ゆりの人生は短いものだったという意味も考えられます。霞れんげが河津ゆりと出会って一緒にいる時間は一瞬だったと解釈することもでき、これらは河津ゆり死亡説と親和性があります。
瞬間的な尊い日常、キャラはユリのような可憐さがあること、少女たちのプチ百合要素などを掛けている可能性もあります。
「メメント・モリ」意味
「メメント・モリ」の意味は、いつか死亡することを忘れてはいけないなど、死亡を意識する言葉です。命の尊さ・短さなどを理解した上で、生きている一瞬一瞬を大切にする意味もあります。
『もめんたりー・リリィ』と「メメント・モリ」は言葉の響きが似ているだけでなく、考え方によっては近い意味もあるので、アニメタイトルと掛けている可能性もあります。その場合、『もめんたりー・リリィ』で死亡キャラが出ることを暗示しているという考察もでき、河津ゆり死亡説と繋がる要素になりえます。
カメラアングル・口癖
2話もGoHandsらしい独特のカメラワークが際立っていました。例えば、河津ゆりを下から映すカメラアングル、咲耶あやめを90度横にしたカットがありました。
また、河津ゆり「どんどんどーんと」、咲耶あやめ「ギルティ」、薄墨ひなげし「バフ」などキャラの口癖がかなり強調されていました。高台寺えりかは「お姉ちゃんの知恵袋」、とある部分のスライム的な動きも絶好調でした。
1話はキャラ付けで繰り返し言ったと解釈できましたが、2話でも何回も言われると、少しくどい印象を持つ視聴者が出てもおかしくありません。ただし、『もめんたりー・リリィ』はキャラの可愛さを押し出す側面があるので、口癖が可愛い!と感じてもらえる要素にしている可能性もありそうです。
2話感想まとめ
アニメ『もめんたりー・リリィ』2話は高台寺えりかの死亡フラグ後、河津ゆりが死亡したような終わり方になっていました。
敵のビームが体を貫通していたこと、『もめんたりー・リリィ』の意味(瞬間的なユリ)、「メメント・モリ」の意味(死亡を忘れるな)などを重視すれば、河津ゆり死亡説の可能性があります。一方で、致命傷になっていない場合、蘇生能力を持つアンドバリなどによって生存ルートも考えられます。
本当に河津ゆりは死亡したのか、更なる鬱展開が待っているのか、都心に辿り着くことはできるのか?など気になるポイントも多数あるので、3話も要チェックです!
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