アニメ『もめんたりー・リリィ』3話感想!河津ゆりのティルフィングが霞れんげの武器と合体した理由、霞れんげ&河津ゆりの過去・記憶情報などをネタバレ込みで考察!
3話の割烹シーン、吉野さざんかのことわざ発言、メメントユリと言っていた場面なども振り返ります!
『もめんたりー・リリィ』3話感想
死亡キャラ
オリジナルアニメ『もめんたりー・リリィ』3話では、河津ゆりの死亡が前提で話が進んでいたので、2話で敵の攻撃を受けた河津ゆりの死亡が確定した模様です…。
『魔法少女まどか☆マギカ』(まどマギ)巴マミが死亡する(マミる)展開は3話でしたが、『もめんたりー・リリィ』は2話で死亡キャラを出すアニメということになりました。
河津ゆりのことを振り返るシーンでは、咲耶あやめは河津ゆりの口癖「どんどん」について、どんどんが過ぎると言っていました。咲耶あやめの場合は、ギルティが過ぎるよ!とツッコミたくなりました!
過去回想
河津ゆりと吉野さざんか・薄墨ひなげしの出会いを振り返る過去回想のシーンでは、河津ゆりの誘いで仲間になったことがわかるようになっていました。さざんか想像図・ひなげし想像図で激しめの描写になっていたのは、それぐらい河津ゆりの勢いが凄かったことも伝わってきました!
河津ゆりが薄墨ひなげし宅に押しかけてゲーム機を破壊する場面は、オリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』9話で井芹仁菜が海老塚智&ルパ宅に押しかけてクーラーを破壊した展開を思い出しました!
ことわざ・四文字熟語
3話の吉野さざんかは、河津ゆりが薄墨ひなげしにゲームで負けた際に「雨垂れ石を穿つ」(意味:小さな努力でも根気よく続ければ成功する)と言い、すし酢に塩・砂糖も入っている割烹のシーンで「一挙両得」(意味:1つのことで2つの利益がある)と表現していました。
吉野さざんかは美容に興味があるギャルのイメージでしたが、意外にことわざ・四文字熟語を言う古風な一面もあるのか!と思ったシーンでした!
割烹シーン
3話の割烹シーンでは、河津ゆりが食べたかったものを割烹することになり、かに缶とサバ缶のちらし寿司・いちご大福風桜餅・卵スープで茶碗蒸し風を作っていました。
美味しそうなサバイバル飯・ほのぼの日常系な雰囲気には癒されましたが、河津ゆりの死亡で悲しんでいる際にこんな和む雰囲気になるのか?とツッコミ要素もあったと思います。河津ゆりの死亡を思えば、どういう気持ちで見ていいのか複雑な気持ちもありました。
割烹シーンは1分超なのにサブタイトルになっているのも疑問が残ります(3話は「忘れられないかに缶とサバ缶のちらし寿司」)。ミニアニメ企画で分けることもできた中で、わざわざ本編に突っ込むのは、本編の壮絶な展開を中和する意図を感じますが、依然として浮いている印象が拭えませんでした。
割烹シーンはあるのに3話はバトル描写がなかったのも、各要素の配分で違和感がありました。こうなってくると、割烹シーンはCMのような気持ちで見る、バトル描写を削ってでも描きたかったことが他にあったなど、視聴者側で向き合い方を調整する必要がありそうです。
新リーダー・SNSアカウント
霞れんげは河津ゆりがしたかったことをやりたいと言い、咲耶あやめは皆をまとめるリーダーになる場面もありました。
ワイルドハントはスマホ・PCを取り込んでいることから、SNSの写真はワイルドハントによる人間のなりすまし説も浮上しますが、SNSアカウント「しとろん」が写真をアップしていた場所を辿ることになっていました。しとろんは全く関係ない他人か、河津ゆりと旅をしていた白雪ねりねの可能性もありそうです。
機械・人間のどっちなのか区別がつかなくなっているのは、AI技術や機械化が進んでいる私たちの社会も同じだと感じました。
ティルフィング合体
河津ゆりの武器・ティルフィングが、敵・ワイルドハントの襲来を教えて、霞れんげの武器と合体する展開もありました。霞れんげは武器に名前を付けていなかったので、ティルフィングの名前をもらうことになっています。
主を失った武器(アンドバリ)はキャラを認識して形を変えることから、主の河津ゆりを失ったティルフィングは、霞れんげを河津ゆりの遺志を受け継ぐ者・新たな主と判断したと解釈できそうです。
あるいは、霞れんげの武器は白雪ねりねが使用していたもので、河津ゆり&白雪ねりねは相性が良かったからこそ武器も合体したパターンが考えられます。
元々1つの武器が河津ゆり&白雪ねりねの武器に分離→白雪ねりね死亡後は主を失った白雪ねりねの武器が霞れんげの武器になる→河津ゆり死亡後は主を失ったティルフィングが霞れんげの武器に合体→元々1つの形態に戻ったという発想も面白いかもしれません。
メメントユリ
河津ゆりを忘れない意味でメメントユリと言っている場面も描かれていました。アニメタイトル『もめんたりー・リリィ』はいつか死亡することを忘れてはいけない意味があるメメントモリと関係していることが3話で証明されたという見方もできます。
死亡キャラが生き残っているキャラの指標となるアニメは、1話で既に死亡キャラとして扱われることもある中、『もめんたりー・リリィ』は2話で死亡シーンを描く点が特徴的だと感じました。
霞れんげの記憶・河津ゆりとの関係
3話ラストでは、霞れんげがあるわけないのに、以前に河津ゆりと会っているようなことを言っていました。過去に会っているなら、1話で河津ゆりと会った際に久しぶり!などの再会を喜ぶ反応になっていたはずですが、初めて会ったような雰囲気だったのが引っ掛かります。
河津ゆり&霞れんげが本人同士なら、2人とも記憶消去されたパターンが考えられます。敵組織に人体や脳を分析され、不都合があると判断した敵側が記憶消去を施したのかもしれません。形式的な削除だったため、霞れんげには深層心理レベルで河津ゆりの記憶が残っていて、それを思い出したと解釈することもできます。
あるいは、河津ゆりと一緒にいた人物が死亡後、霞れんげに臓器移植されて、記憶転移している可能性があります。その人物は河津ゆりと旅をしていた白雪ねりねのような気もします。終末世界で臓器移植する病院は機能しているのか?と指摘することもできますが、機械がドナーから摘出→移植まで完了させたパターンもあるかもしれません。
霞れんげの正体がAIの場合、白雪ねりねの記憶情報がAIネットワークに組み込まれて、その記憶情報を霞れんげと一部共有しているケースなども考えられます。
3話感想まとめ
アニメ『もめんたりー・リリィ』3話は河津ゆりの死亡を前提として話が進み、河津ゆりのティルフィングが霞れんげの武器と合体する展開などが描かれていました。
以前に霞れんげは河津ゆりと会ったことがあるのか、記憶消去や臓器移植による記憶転移のパターンもあるのか?など気になるところがあるので、4話も要チェックです!
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