pioniX LIVE 2022『NIXLIVE』セトリ・ライブレポート公開!
田所陽向・千葉瑞己・中島ヨシキ・住谷哲栄出演!
pioniX LIVE 2022『NIXLIVE』開催!
2022年10月16日(日)、有楽町・ヒューリックホール東京にてpioniX LIVE 2022「NIXLIVE」が開催されました。
『pioniX(パイオニクス)』とは、2.5次元に存在する芸能事務所・ツキノ芸能プロダクション(通称:ツキプロ)に所属するユニット「infinit0(インフィニートゼロ)」(数寄川 零&御風呂庵)と、株式会社サンプロモーション・エンターテイメント(通称:サンプロ)所属の「帷(とばり)」(天城士欧&羽柴玄尉)とのコラボユニットです。
ライバル関係にある両社がタッグを組んだ合同ユニット『pioniX』初のライブということで、会場にはたくさんのファンが駆けつけました。
本稿では、ユニット曲からソロ曲まで披露されたライブから、数寄川 零が執筆した朗読劇など盛りだくさんでお届けされた昼公演の模様をレポートします。
pioniX LIVE 2022『NIXLIVE』
日程:2022年10月16日(日)
会場:ヒューリックホール東京
出演:(キャラクター順・敬称略)
【infinit0】田所陽向(数寄川 零 役)、千葉端己(御風呂庵 役)
【帷】中島ヨシキ(天城士欧 役)、住谷哲栄(羽柴玄尉 役)
ライブレポート
初ライブならではの高揚感!
少し肌寒くなり、秋の気配を感じる日。2020年に本格始動してから約2年の月日が経過した今、ついに待望の『pioniX』初ライブが実施されます。
会場となるヒューリックホール東京には、ライブを心待ちにしていたファンたちが次々と集結。ロビーにはスタッフの愛が感じられる装飾が施されており、空気清浄機の風に揺られている『infinit0』のマスコット・いんふぇにと『帷』のマスコット・ヒバリの姿も。
ホール入り口横の表示を記念撮影したり、いち早く会場入りして雰囲気を感じたり、開演前から初ライブの空気を楽しんでいるファンの方々。開演前には、今回のライブで初登場のいんふぇにくんと一緒に『VAZZROCK』のマスコットであるバズくんも応援に駆けつけ、会場を盛り上げていました。
気持ちが高まる中、会場が暗転すると田所陽向さん(数寄川 零 役)、千葉瑞己さん(御風呂庵 役)、中島ヨシキさん(天城士欧 役)、住谷哲栄さん(羽柴玄尉 役)がステージに登場。
千葉さんの大きな掛け声と同時に、「SHINE FOR US」で『pioniX』の初ライブがスタート! トップバッターを飾った「SHINE FOR US」は、『pioniX』として始動した最初の曲。全力で歌い上げる4人と一緒に、客席のファンたちも声援の代わりに力一杯サイリウムを振ります。
続いて披露されたのは「doubt」。千葉さんが歌いながら力強いハイキックを繰り出しては田所さんと向かい合って歌ったり、中島さんのフェイクと住谷さんの綺麗な歌声に魅了させられたりと序盤から昂ぶります。
『infinit0(インフィニートゼロ)』『帷(とばり)』各ユニットのハーモニーから特徴を感じ取れる楽しさはもちろん、4人の声が合わさったときの高揚感はたまりません。
2曲を続けて披露した後、バズくんといんふぇにくんもステージに再登場し、ファンの皆さんへ最初の挨拶。4人は開演前に円陣を組んで気合いを入れたそうですが、緊張が限界に達したのか、円陣の音頭を取った田所さんのスピードが早すぎて&ぶっつけ本番の音頭で、他の3人はまったくついていけなかったそうです。
そんな微笑ましいエピソードに癒されつつ、改めて“初ライブ”が開催できたことに喜びと感謝の気持ちを述べるキャスト陣。それぞれ身につけている衣装やアクセサリー類にもこだわりが反映されており、“推しがそこにいる”と思わせてくれるような姿にテンションが高まります。
それぞれの個性で魅了するユニット曲とソロ曲
ここからは、ユニット曲+ソロ曲パートに突入します。
2019年から本格始動した『infinit0』が2人で歌うのは、2019年6月開催のリリースイベント以来の3年ぶり。感慨深い気持ちに包まれながらも、いんふぃにくんと一緒にユニット曲「Infini-Tribe」を披露します。
ミラーボールの輝きに照らされ、ナイトクラブのような雰囲気に。カメラ目線でファンサする千葉さん、手を挙げてフロアを盛り上げる田所さん。最後には、2人で一緒に大きな『∞』のポーズを作るというお茶目な演出に拍手が沸き起こります。
御風呂庵のソロ曲「Road to my honey!!」では千葉さんが客席に向けて大きなハートを作って届けたり、ひとりひとりと目を合わせて笑顔を向けたりと、楽しそうに歌う姿がとてもキュート。クルッと華麗に回りお辞儀をして終わるところも、御風呂庵そのもの。
入れ替わるように登場した田所さんは数寄川 零のソロ曲「零のヒストリア」を歌唱。体中に響き渡る重低音ボイスやビブラート、照明とサイリウムによって青色に染まる場内に響き渡るサビの綺麗な高音。まさに、数寄川 零のパフォーマンスを見せつけられたような感覚です。
次は、2020年より本格始動した『帷』の出番。中島さんがステージに勢いよく登場し、天城士欧のソロ曲「極祭色」を歌い上げます。メロディーに身を任せながら客席を煽るような歌い方に痺れ、声を張ったロングトーン、ノリノリで歌う姿に魅了されていきます。
雰囲気がガラリと変わり、静かな空気感が漂い始めたのは羽柴玄尉のソロ曲「刹那的ブラスト」。スポットライトが中央に立つ住谷さんだけを照らします。目を閉じながら想いを込めて歌う住谷さん。チラリと見える首元のタトゥーと相まって、セクシュアルな魅力を漂わせます。
それぞれの個性をパフォーマンスで魅了した中島さんと住谷さん。最後はユニット曲「激情ノ彼方」で刺激的な歌声と一緒に、ファンを帷の時間へと堕としていきました。
前半のライブパートが終わり、再びステージに集結した4人。ここからは、事前に募集したお便りを読むMCパートです。
早速お便りを読み上げようとした矢先、ステージの画面に映し出された教室の映像。そこへいんふぇにくんが登場し、「田所陽向さんお誕生日おめでとうございます!」と誕生日ケーキを田所さんの代わりに吹き消します。
そう、ライブ当日の10月16日は田所さんのお誕生日ということでサプライズ演出! 全員からお祝いされ、恥ずかしそうにしながらも笑顔を見せる田所さんは「性格が『陽向』になるように頑張る」という30歳の抱負を明かしました。
ハッピーな空気感でファンも笑顔になる中、改めてファンから届いたお便りを紹介。「緊張をほぐすためのおまじないをかけてもらえませんか?」というお便りに「緊張はしますか?」と他メンバーへ問いかける中島さん。
緊張しているときはひたすら無言になると話す田所さんは、ライブ前日なかなか眠れなかったそうです。同じく、よく舞台に立っている千葉さんでも、舞台とはまったく違う緊張感に包まれたと話します。
また、「キャラクターが変化した部分、成長した部分は?」というキャラクターに関するお便りも。最初は2人だけの世界だった『帷』の意識が外に向き始めている、自覚のない遠慮みたいなものが『infinit0』と絡むことで少しずつ解されてきたと話す中島さんと住谷さん。
相方の羽柴玄尉が少しずつ『infinit0』の2人に心を開いている姿を見て、ヤキモチを妬く天城士欧が可愛かったと盛り上がります。
一方、『帷』にとって先輩になる『infinit0』は、ユニット結成から『pioniX』結成までの間が『帷』のような感じだったと話す千葉さん。田所さんも『帷』を見ていて懐かしく思ったり、自分たちの過去を振り返ったりするなど、刺激をもらっては豊かになっているように感じるそうです。
ドラマCDでは過去の話も出てきますが、パーフェクトな男こと数寄川 零が嫉妬するシーンは特に人間味あふれていて良い!可愛い!とキャストからも大好評。今一度、改めてドラマCDを聞いてみると、彼らの変化や成長が感じられるかもしれません。
曲をきっかけに『pioniX』を知った方でまだ触れていない方は、ぜひドラマCDも手に取ってみてください。
infinit0、帷、pioniXは楽曲だけでなく、ドラマの配信も実施中!
是非各配信サイトで検索してみてください。
零が執筆した『infinit0』がテーマの朗読劇
次のコーナーは『pioniX』の持ち込み企画ということで、ステージ画面に数寄川 零、御風呂庵、天城士欧、羽柴玄尉が登場。それぞれのユニットをテーマにした朗読劇へと進みます。
昼公演にお届けされたのは、『infinit0』をイメージした朗読劇。この物語を作ったのは、普段から執筆活動をしている数寄川 零です。劇として聴きやすいように童話仕立てにした、その名も「無限大の銀河へ」と題した朗読劇が始まります。
プラネタリウムにいるような雰囲気に包まれ、心地よい低音ボイスで語り始める“ちっぽけな小鳥”のレイ。そこへ“1羽の小鳥”、ロアが飛び込んできます。
無限大の銀河を見に行きたいけれど高く飛ぶことに恐怖を感じるレイ。「手を繋いで一緒に行こう!」と差し伸べるロアに対し、「今なら何でもできる」と勇気を出して空へと羽ばたきます。
そんなレイとロアのやり取りが微笑ましく、目を閉じれば2羽の小鳥が寄り添いながら空へと舞い上がっていく姿が浮かび上がってくるほど、物語の中へと没頭していきます。
休憩がてら2羽が立ち止まった惑星には、翼の生えた獅子と黒いフクロウのシオウとクロイが。彼らも無限大の銀河を見るためにやって来たとのこと。同じ目標を持った仲間4人で、銀河へと高く高く飛び立ちます。
紡がれる言葉ひとつひとつがとても美しく、目を瞑ってその言葉にじっくりと聞き入るファンの姿も。輝きを放つ他の3人を見ては少し自信を失くしてしまう零に優しい言葉をかけるロア、シオウ、クロイ。
それぞれの関係性が素敵に描かれている物語を、零が執筆したという事実だけでも“エモさ”を感じます。零らしい綺麗な物語の朗読劇でした。
ラストスパートはSEASONSメドレー!
朗読劇の余韻に浸りつつも、スイッチを切り替えてラストスパートへ!
田所さん、千葉さん、中島さん、住谷さんが登場し「SEASONSメドレー」を披露。「春風」「Glare Down」「変身」「No winter lasts forever」と曲調が異なる4曲をメドレーとして聴けるのはライブならではの魅力です。
大きな拍手が鳴り止まないまま、「キミへ」を歌い始める4人。しっとりとしたメロディーに、想いをのせて歌い上げる姿。思わずサイリウムを振る手が止まるほど聞き惚れてしまい、時間のある限りたくさんの曲を届けたい『pioniX』の気持ちが伝わってきます。
最後のMCパートでは、「NIXLIVE」のBlu-rayが2023年4月28日に発売されることが発表。さらに、封入特典として、朗読劇の音声を収録したCDが付いてくるとのこと。昼公演では『infinit0』をテーマにした朗読劇でしたが、夜公演では玄尉が執筆した『帷』がテーマの朗読劇がお届けされたので、ぜひ両方の朗読劇をBlu-rayと併せて堪能してください。
また、アニメイト通販・ステラワース・ツキプロ公式通販で早期予約をしていただいた方には、特典としてキャラクター別の差し替えジャケット4枚セットも。必ず手に入れたい方は、早めのご予約をおすすめします。
そして、『pioniX』新CDシリーズの製作も決定! 『infinit0』と『帷』のメンバーがクロスするデュエット曲とドラマが収録されるとのこと。また新たな一面が見られる内容になっておりますので、続報をお楽しみに!
嬉しいお知らせの後、最後の曲へと入る前にキャストからファンの皆さんへ感謝の気持ちが贈られます。全員が笑顔で口をそろえていた言葉は「本当に楽しかった!」の一言。“これはまだ序章に過ぎません”“また皆さんとライブでお会いしたい”と今後への期待に胸を膨らませます。
そして、最後は「Ready to fly」を披露し、ファンたちと一緒に最高の笑顔で締めくくりました。
これからも制約なく無限大に自由に羽ばたく『infinit0』と、ときに甘く切なく刺激的な歌声を届ける『帷』にご注目ください。
セットリスト
1:SHINE FOR US/pioniX:数寄川 零(CV:田所陽向)、御風呂庵(CV:千葉瑞己)、天城士欧(CV:中島ヨシキ)、羽柴玄尉(CV:住谷哲栄)
2:doubt/ pioniX:数寄川 零(CV:田所陽向)、御風呂庵(CV:千葉瑞己)、天城士欧(CV:中島ヨシキ)、羽柴玄尉(CV:住谷哲栄)
3:Infini-Tribe/infinit0:数寄川 零(CV:田所陽向)、御風呂庵(CV:千葉瑞己)
4:Road to my honey!!/御風呂庵(CV:千葉瑞己)
5:零のヒストリア/数寄川 零(CV:田所陽向)
6:極祭色/天城士欧(CV:中島ヨシキ)
7:刹那的ブラスト/羽柴玄尉(CV:住谷哲栄)
8:激情ノ彼方/帷:天城士欧(CV:中島ヨシキ)、羽柴玄尉(CV:住谷哲栄)
9:SEASONSメドレー(春風、Glare Down、変身、No winter lasts forever.)/pioniX:数寄川 零(CV:田所陽向)、御風呂庵(CV:千葉瑞己)、天城士欧(CV:中島ヨシキ)、羽柴玄尉(CV:住谷哲栄)
10:キミへ/pioniX:数寄川 零(CV:田所陽向)、御風呂庵(CV:千葉瑞己)、天城士欧(CV:中島ヨシキ)、羽柴玄尉(CV:住谷哲栄)
11:Ready to fly/pioniX:数寄川 零(CV:田所陽向)、御風呂庵(CV:千葉瑞己)、天城士欧(CV:中島ヨシキ)、羽柴玄尉(CV:住谷哲栄)
■アーカイブ配信、Blu-ray詳細
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