梶裕貴『農泊1日アンバサダー』就任式レポート公開!農泊を楽しむ旅行者になりきり生朗読、気になる場所は鹿児島の奄美大島。
「農泊」オリジナルアニメ動画で共演・石川由依との収録秘話では「阿吽の呼吸」と明かす。
『農泊1日アンバサダー』就任式開催!
農林水産省の農山漁村振興交付金を活用して取り組む、全国各地の農山漁村に宿泊しながら、現地ならではの食や体験を楽しむ旅行スタイル「農泊」の魅力発信の一環として、人気声優・梶裕貴さんが登壇のイベント「『農泊1日アンバサダー』就任式」が2023年10月3日に開催。
本イベントでは、梶さんが声優を務める「農泊」のオリジナルアニメ動画を初披露。収録秘話を明かしました。また、梶さんに、2人の農泊を楽しむ旅行者になりきっていただき、生朗読に挑戦していただきました。都内大手IT企業に勤める30代システムエンジニアと、駆け出しの20代動画クリエイターのキャラクターを演じ分けた梶さんは、「ドラマを通して、次第にエネルギッシュになっていく様子を演出できたらな、という気持ちで演じました」とコメント。
さらに、農林水産省 鈴木憲和副大臣と楽天グループ株式会社 上級執行役員 地域創生事業 ヴァイスプレジデント 木村美樹さんが登壇し、「農泊」の魅力や今後の展望について語りました。
イベントレポート
楽天 木村美樹さん、農林水産省 鈴木副大臣ご挨拶
はじめに、楽天の木村美樹さんが挨拶を行った後に、農林水産省 鈴木副大臣が登壇。「農泊は、農山漁村の活性化のために、さまざまな形で農山漁村に宿泊していただこうというコンセプトです。宿泊していただくことによって、1つめは農山漁村の経済活性化に、2つめは関係人口の増加により結果として地方創生ができるのではないかと考えています。今回は梶さんの声を通して、20〜30代の若い世代の皆様に興味を持っていただくことで豊かな国土形成をしていけたらという思いです」と、農泊の取り組みについて言及しました。
その後、楽天の木村さんより、楽天が取り組む「農泊」の推進についての説明がありました。木村さんは「昨年行った意識調査によると、30代以下の回答者は、農泊への認知が低いという一方、農泊を体験してみたいと回答した人が全体の中で最も高いことがわかりました。また、予約動向を分析すると、若年層へのアプローチが課題となっておりました。そこで我々楽天は、若年層をターゲットに農泊の魅力を伝えるオリジナルアニメ動画を作成しました。今度とも地方誘客や農泊などの取り組みを通じて、地域の活性化、地域課題の解決に取り組んでまいります」と熱意を語りました。
梶裕貴さん『農泊1日アンバサダー』就任
続いて、この「農泊」の魅力を余すことなくお伝えするために制作された、オリジナルアニメ動画が上映されました。梶さんがMCから演じてみた感想を聞かれると、「僕も、完成した動画は今初めて拝見しました。収録しながら、その土地の風景や空気感を想像し、感じ取りながらアフレコをさせていただきました。より農泊に興味が湧くようなアニメーションになっているなと感じましたね」と話し、笑みを浮かべました。
ここで、この日「農泊1日アンバサダー」に就任された梶さんに、鈴木副大臣から任命証の授与が行われました。任命証を受け取った梶さんは、「責任も大きいなと思っていたんですけれど、実際にこのパネルも大きいですね。物理的にも重みを感じます」と1日アンバサダーの重みを感じた様子でした。
農泊を楽しむ旅行者になりきり生朗読
「農泊」のオリジナルアニメ動画を更に深堀りすべく、梶さんに2人の農泊を楽しむ旅行者になりきっていただき、生朗読に挑戦していただきました。
まず演じたのは都内大手IT企業に勤める30代システムエンジニア。日々の仕事に忙殺される中、部下に勧められた農泊。興味を持ち、向かった先は福岡県うきは市でした。古民家の主人のペースに振り回されながらも、フルーツ狩りや自分で焚く五右衛門風呂などを堪能。主人に教えてもらった山の暮らしや記憶に残る景色など、新しい経験が1人のシステムエンジニアの心を潤していきます。梶さんは、「農泊」の存在に感動した彼の様子を、「責任感溢れる、できる男性」のような声色で演じました。
次に演じたのは、「カジックスチャンネル」のカジックスというキャラクターで動画配信を行う20代動画クリエイターです。ネタ探しでたまたま「農泊」を知り、有名なアニメ映画にもゆかりのある地ということで、酒造りが体験できる長野県佐久市を訪れます。300年以上続く酒蔵の歴史的な重みや酒造りの大変さを、ライブ配信で紹介していくカジックス。様々な体験を通して人生観が変わっていくストーリーです。梶さんは、愛嬌たっぷりにカジックスを熱演。短いストーリーでもカジックスのお調子者で明るいキャラクターが伝わってくる声で、生朗読の迫力を感じさせてくれました。
年齢・仕事も異なるキャラクターを見事に演じ分けた梶さんに、生朗読を披露した感想を聞くと、「1つめの作品では、『農泊』オリジナルアニメ動画の男性よりも年齢が上の設定。より重圧のかかる仕事の疲れや日々のストレスから解放されたい、という役でした。いろいろな景色や、食べ物、(劇中に登場した)お父さんとの出会いによって徐々に癒されて、エネルギッシュになっていく様子を演出できたらな、という気持ちで演じました」とコメント。
実は生朗読で登場した2つの地域は、梶さんが「楽天トラベル」で公開されている農泊のページを見て“行ってみたい”と思った地域だったそう。それについて梶さんは「長野県の佐久というところに、僕も仲良くさせていただいているとある監督の作品で実際のモデルになった神社があるんです。僕はその作品が大好きなので、いわゆる聖地巡礼のように見てまわりたいですね」と、心惹かれたポイントについて明かしました。
収録秘話・石川由依さんとは「阿吽の呼吸」
鈴木副大臣も、完成した動画に対し「情景が思い浮かぶようで、すごく良かったと思います。社会人になりたての皆さんって、まだ仕事に慣れていなかったりとか、一生懸命働くことにちょっと疲れを感じてしまうと思うんですよね。そういう時に癒されるものの選択肢として農泊があるということは意外な感じもあり、良い動画だったなと感じています」とコメントしました。
MCから、ヒロインを演じた石川由依さんについても触れられると、梶さんは「付き合いの長い声優さんなので、阿吽の呼吸でした」と収録を振り返りました。他にも、鈴木福大臣から「1日アンバサダーと言わずに、毎日農泊して、カジックスとしていろいろな場所から発信してほしい」と言われると梶さんは「本当に、実際に行ってみたいですね。とはいえ、毎日だと本業がどうにもならなくなってしまうので(笑)・・・一年のうち、季節ごとに一回ずつでも行けたら素敵だなと感じました」と四季折々の景色にも興味を持っていた様子でした。
最後は、鈴木副大臣から、「今のシーズンでいえば稲刈りができますし、体験できるコンテンツが季節ごとに違います。いろいろなところに行くのもいいですけれど、1つの場所にシーズンごとに出かけてみるというのも面白いんじゃないかなと思います」と、おすすめの農泊利用法について紹介がありました。
そして、農泊の醍醐味についても「農泊をすると、地元の皆さんとの交流が生まれると思います。農山漁村は結構個性豊かなキャラクターの方が多いので、そういう皆さんと交流していただけたら嬉しい。地元の皆さんも、都会から来た若い人の存在ってすごく嬉しいと思いますし、都会と農山漁村を行ったりきたりできるようになるといいのかな、と思っています」と農泊の魅力について語りました。
農泊で気になる場所
イベント後の質疑応答では、「実際に農泊をしてみたいか」との質問も。梶さんは「先ほど朗読させていただいた2ヶ所もそうですし、鹿児島の奄美大島も気になっています。こちらは農山漁村のうちの海に当てはまる場所。マリンアクティビティもそうですし、魚料理がすごく美味しそうだなと思いました。「楽天トラベル」が公開している「農泊」のページにある写真はどれもめちゃくちゃ綺麗で絶対に惹かれると思うので、ぜひ検索してみてください。僕も家族で農泊に行ってみたいですね」と気になる農泊の場所を明かしました。
「農泊」アニメ動画
10月3日より、「楽天トラベル」内特集ページ「のんびり農泊」及び「楽天トラベル」の公式YouTubeチャンネルにて公開された「農泊」オリジナルアニメ動画は、「意外な出会い」をテーマにしています。主人公は、仕事で疲れ気味な女性・椎名葵と、忙しいはずなのになぜか表情が明るい男性・有働大和。大和の元気の源には、農泊体験がありました。大和の農泊体験談を聞き、葵も農泊の魅力に心惹かれていきます。葵役を石川由依さん、大和役を梶裕貴さんが演じています。本動画は今後も様々な場所で公開予定です。
■「農泊」オリジナルアニメ動画「意外な関係」
URL:https://youtu.be/lHCixafccA8
■ストーリー
入社後、3年ぶりに偶然町で会った同期の椎名葵と有働大和。葵は、自分と同じように忙しいはずなのに大和の表情が明るいことに気が付く。久々に再会した二人は都内のカフェで会話をする。すると東京育ちの大和が、「先週末、田舎行ってきたんだ」と農泊体験を打ち明ける。「古民家泊まってさ、時間がゆっくり流れるんだ。その土地ならではの美味しいもの食べたりしてさ!」古民家の縁側や、高台から見える田んぼや海、風土料理など、様々な田舎の風景や体験を思い出す大和。葵は、大和の話を通じて農山漁村への旅の魅力に気付いていく。大和が「漁業体験も楽しかったなあ。ほら!」と、その時の写真を見せると、葵は思わず目を丸くする。「その帽子かぶってる人…わたしのお父さん」まさに“意外な出会い”だった。
プロフィール
【イベント登壇者】
■声優 梶 裕貴(登壇者・動画出演)
略歴:1985年生まれ。生体リズムと同じ1/fゆらぎの声を持っており聞く人に心地よさや快適感を与えられる。史上初めて2年連続で声優アワード主演男優賞受賞している日本を代表する人気声優。
■農林水産省 副大臣 鈴木憲和
昭和57年1月30日生。東京都出身。
平成17年3月 東京大学法学部卒業
17年4月 農林水産省入省(平成24年2月退職)
24年12月 衆議院議員当選(第46回総選挙)
26年12月 衆議院議員当選(第47回総選挙)
29年10月 衆議院議員当選(第48回総選挙)
30年10月 外務大臣政務官(令和元年9月まで)
令和3年10月 衆議院議員当選(第49回総選挙)
5年9月 農林水産副大臣
■楽天グループ株式会社 上級執行役員 地域創生事業 ヴァイスプレジデント
木村美樹
役職:
楽天グループ株式会社
上級執行役員
コマース&マーケティングカンパニー 地域創生事業 ヴァイスプレジデント
【動画出演】
■声優 石川由依
多くの人気アニメで主演を演じている人気声優。声質については芯のある声で演技力が非常に高く、声優アワードでは助演女優賞、主演女優賞を受賞している。また歌声も人気で透き通った声で心が洗われると言われている。
代表作:
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ヴァイオレット・エヴァーガーデン役
『進撃の巨人』ミカサ・アッカーマン役
『聖女の魔力は万能です』セイ〈小鳥遊聖〉役
『デキる猫は今日も憂鬱』福澤幸来役
【動画制作】
■MANAA ANIMATION(マナアアニメーション)
アニメーションプロデュースチーム。
広告、ゲーム、音楽、TVなどを中心に国内外問わず多くのクリエーターとコラボレーションしながら幅広い映像表現を用いた作品作りを得意とする。業界由来のワークフローではなく、クリエーターごとに適したワークフローを組み立てながら制作を行うのも特徴。
「農泊」とは
農泊とは、全国に点在する農山漁村地域に宿泊して、その土地ならではの食事や体験等を楽しむ「農山漁村滞在型旅行」のことです。古民家・ジビエ・棚田など、農山漁村ならではの地域資源を活用した様々な観光コンテンツを提供し、農山漁村への長時間の滞在と消費を促すことにより、農山漁村における「しごと」を作り出し、持続的な収益を確保して地域に雇用を生み出すとともに、農山漁村への移住・定住も見据えた関係人口の創出の入り口とすることを目的に、農林水産省が推進しているものです。
地域の有形文化財や古民家を活用した宿泊施設、豊かな自然など地域資源を活用した様々な観光コンテンツを提供し、旅行者の長時間の滞在と消費を促すことで農山漁村の活性化や所得向上、関係人口の創出を目的としています。生産地ならではの素材を活かした郷土料理を味わえる点や、地元の人々との交流が楽しめる点も魅力です。地域に根差した文化や歴史を体験する付加価値の高い旅として、国内のみならず海外からも注目されており、国内外の観光客を農山漁村に呼び込むことで、地域の所得向上と活性化が期待されています。
「農泊」は、農山漁村で受け継がれてきた暮らしや文化、景観などを資源として有効活用したものであることから、観光立国推進基本計画にも掲げられている「持続可能な観光」、「消費額拡大」及び「地方誘客促進」という観光のキーワードとも親和性が高い旅行スタイルです。農林水産省は全国で600以上の地域※を「農泊」地域として採択し、各地域が観光客を呼び込む取り組みを進めています。 ※農林水産省「農泊をめぐる状況について」より
■「楽天トラベル」特設ページ「のんびり農泊」
https://travel.rakuten.co.jp/movement/area/nohaku/
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