『オッドタクシー』映画ネタバレ感想・考察!
『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』ネタバレ感想、総集編・ラストシーン・取材班の正体考察も掲載。
『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』公開!
映画本予告 ©P.I.C.S. / 映画小戸川交通 パートナーズ
『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』が全国の映画館にて2022年4月1日より公開!
映画の特典付きムビチケ前売り券は各劇場で販売されていますので、これから観に行く方は要チェックです!
以下より、映画の感想・考察に入っていきます。考察の前提としてネタバレが含まれているため、映画を観た後の閲覧を強くおすすめします。
映画ネタバレ感想・考察
総集編・新作
オッドタクシーの映画は総集編が8割、新作ストーリーが2割といった印象でした。ただし、映画はキャラが取材を受けながら、当時の状況を振り返る場面もありますので、何割が総集編ときれいに言い切れない部分もあると思いました。
取材を受けているシーンは新たなセリフがあり、総集編はTVアニメで一度観た映像を新たな視点で振り返ることができました。再編集された映像は、TVアニメで伏線回収してきた事実の確認ができ、名シーンなども入っていました。
田中(CV.斉藤壮馬)や山本(CV.古川慎)などが声を荒げるシーンは、声優陣による迫真の演技が印象に残り、映画クオリティの音響で聴けるのは貴重な機会だと感じました。
映画はTVアニメで謎があるシーンを全て正面からすっきりした形で明かす作品というよりも、謎をなぞるシーンもある映画という印象も受けました。例えば、山本が小戸川を襲っているシーンで白川さんが場所を特定できた理由について、何かを語りそうになっていましたが、結局はぐらかしています。
オッドタクシーは漫画・小説なども展開されており、どこまで追っていても全てのファンが楽しめるような配慮があったとも考察できます。
新要素をたっぷり盛り込むような映画ではなく、総集編・別角度からの映像も多いことから、オッドタクシーの映画がひどい・つまらないと思ってしまう方もいるかもしれません。個人的には総集編で考察ポイントの整理ができ、新しいセリフやTVアニメその後エピソードも楽しめましたので、満足しています!
ドブを撃った犯人
オッドタクシーのTVアニメでは、ヤノのアジトで、ドブを撃った犯人は大門弟だと考察できました。これは、TVアニメ最終回で大門弟が言っていたセリフからも伺えます。
しかし、映画の中では、ドブを撃った犯人は田中だと思わせるような言いぶりがありました。田中は駐車場でドブを撃っていますが、そこではなくヤノのアジトでも撃ったのかも?と再び謎に引きずり込む印象も受けました。
TVアニメで大門弟が犯人と思わせて、映画で田中だと思わせるシーンがあったのは気になります。1度判明したかに思われた要素を、再び謎に迷い込ませる感じが面白いですね。もっとも、犯人は大門弟のままで、田中だと思わせるシーンを入れることで、攪乱していただけにすぎない場合も考えられます。
取材班は誰?
オッドタクシーの映画では、取材をしている人物の正体は誰か、どういう経緯で何のインタビューをしているのか?について謎がありました。警察なのか、調査会社などが警察の依頼で取材をしているのか、一般人が自主的に取材して 後から警察に提出する形だったのか?など、様々な考察ができそうです。
前提として、少なくとも複数人がインタビュアーだと思わせるシーンがありましたので、取材班は最低2人以上だと思います。調査会社を使って大門弟の居場所を特定していることから、行動力があることも伺えました。
取材場所については、白川さん・ドブたちはファミレス風の店、大門弟・ヤノたちは屋外でした。小戸川は警察署内で取り調べを受けています。仮に警察が証言を取っているのであれば、小戸川のように皆も警察署に呼び出す方が自然ですので、これを重視すれば取材班は警察ではない可能性も考えられます。
あるいは、調査報告書が集まったときに、キャバ嬢・花音&玲奈、田中の友達・佐藤の3人が書類を見ていたことから、この3人が取材をしていたとも考察できます。女性が来てないと言っているシーンもあったことから、男性の佐藤が単独取材したパターンもあったと解釈できます。取材班は手分けして、それぞれ取材を行っていたのかもしれません。
なお、佐藤が取材を受けている場面もありましたので、このときは花音&玲奈が取材をしていた可能性も考えられます。3人が取材班だった場合、佐藤は取材する・される立場の両方だったことになります。佐藤は小戸川を狙う田中の友達であることから、証言が必要な重要人物だったと考察できます。
そして、花音たちが取材班だった場合は、その動機・立場が謎です。TVアニメ・映画で、関連するわかりやすい伏線は無かったと思いますので、そこも気になります。
山本はミステリーキッスの件で呼び出され、誤解も生じていました。その不透明で怪しい要素は、取材班が警察ではなく、花音たちを含む一般人であるパターンに親和性があります。ただし、調査報告書は警察に集まるはずですので、人的証拠を得る手段で不公正な部分があるのは問題だと指摘できます。
白川さんについては、取材班と知り合いのような言いぶりでした。白川さんは花音たちと接点が無い印象ですので、これを重視すれば取材班は花音たちではない可能性もあります。
取材目的
映画内の証言シーンは、総集編アニメ映像のきっかけ・導入のような雰囲気もあったため、結局何の取材をしていたのか正面から明かされていない印象です。
取材目的は、練馬区女子高生失踪事件、三矢ユキの遺体が見つかった事件、和田垣さくらが小戸川を襲った事件の調査、関係者からの証拠集めなどが考えられます。このうち、1つ以上の事件について広く証言を取っていたとも考察できます。
その後エピソード
オッドタクシーの映画では、和田垣さくらが小戸川のタクシーに乗ったシーンにつき、TVアニメその後エピソードも描かれています。和田垣さくらは凶器を持って、小戸川を襲い、殺人未遂で逮捕されていました。
和田垣さくらが襲ったシーンは途中まで描かれており、直接的な描写がありませんでした。少なくとも小戸川は取り調べを受けていますので、死亡しておらず、命は助かったと考察できます。
小戸川は自力で回避したか、山本から襲われたとき同様に白川さんが助けたか、警察が間一髪で間に合った場合などが考えられます。
誰かが場所を特定していた場合、和田垣さくらのボールペンに付いているGPSを辿ってきた、実は育英会のキーホルダーにGPSが付いていた、小戸川の携帯から位置情報を特定したなど、様々な考察ができそうです。ただし、取材シーンの時系列によっては解釈が変わる部分もあると思います。
ラスト
オッドタクシーの映画では、ラストに実写パートがありました。小戸川の調査報告書を作成している人物が3次元の人間でしたので、映画の続きは実写映画・ドラマの可能性も考えられます。
少なくともオッドタクシーはアニメ映画で完結していないと思われますので、続編の制作もありそうです。
オッドタクシー映画ネタバレ感想・考察まとめ
『オッドタクシー』映画ネタバレ感想・考察をお届けしました。
映画は総集編と新作エピソードが盛り込まれた作品で、キャラが取材を受けている場面、TVアニメその後エピソードも描かれていました。ラストシーンは実写化を思わせる描写で、完結していない印象も受けましたので、実写版・続編が制作される可能性もあるかもしれません。
取材班の正体は誰か、調査報告書など、映画特有の伏線・考察ポイントもありました。今後はTVアニメ・オーディオドラマに加えて、映画の考察も続けていきたいですね。続編が制作されることも期待しつつ、『オッドタクシー』の展開に引き続き注目していきましょう!
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©P.I.C.S. / 映画小戸川交通 パートナーズ
本日、劇場で観て参りました。
最後の実写パートは来月始まるハケンアニメに繋がると思います。
ハケンアニメ主演の吉岡里帆さんが着用しているパーカーと同色の様に感じました。
吉岡さんは新人アニメ監督って役所なので無くは無さそうな感じかと。
コメントありがとうございます!
その視点は無かったので、教えて下さって嬉しく思います!確かに、衣装の色にヒントが隠されている可能性もありそうです。
5/20公開映画『ハケンアニメ!』に繋がるとしたら、どうなるのか気になります!実写パートはどういう意味なのか、様々な考察もできて面白いなと感じました!