漫画【推しの子】完結最終回・最新166話ネタバレ感想&結末ラストシーン、最後の終わり方を考察。
【推しの子】166話の感想付きネタバレストーリー、いつ掲載されたか、ひどい内容のバッドエンドか、新メンバー加入理由などの考察に加え、コミックス最新刊・最終巻情報も掲載。
漫画【推しの子】完結!
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— 漫画【推しの子】赤坂アカ×横槍メンゴ★“最終章”展開中!★ (@oshinoko_comic) November 13, 2024
本日発売のYJ50号にて
【#推しの子】完結🌟
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星野家の表紙が目印です💫
YJ50号&YJ51号で
2号連続かけかえカバー付録を収録‼️
表面はお手持ちの第1巻を並べると
イラストが繋がるアナザーカバー📚
裏面は2人の歩みが紡がれたあらすじつき✍️
YJ50号にはルビー版を収録❤️#推しの子完結 pic.twitter.com/z8uTZD8Z61
赤坂アカ×横槍メンゴによる「週刊ヤングジャンプ」連載漫画【推しの子】が完結!芸能界の裏側やリアルな描写・ラブコメ要素なども魅力の漫画で、アニメ1期は2023年4月、2期は2024年7月に放送、3期も制作決定している。実写ドラマは2024年11月に配信、実写映画は2024年12月に劇場公開される。
原作漫画は2020年4月23日発売「週刊ヤングジャンプ」2024年21号から連載開始され、2024年11月14日発売・2024年50号で完結。約4年半の連載期間を経て、【推しの子】の連載が遂に終わることになった。公式漫画アプリ「ヤンジャン!」では2024年11月14日0時に最終話が更新、「少年ジャンプ+」(ジャンプラ)では1週間遅れの2024年11月21日に更新となる。
「週刊ヤングジャンプ」本誌50号の表紙は星野アイ・星野アクア・星野ルビーが飾っている。アクルビの幼少期に星野アイは死亡し、星野アクアもストーリー終盤に死亡しているので、ifイラストといった見方もできる。紙書籍には特別付録の第1弾【推しの子】完結記念コミックスかけかえカバーが付いている。第2弾は51号に付属する。
漫画【推しの子】最終話「星」では、星野アクア死亡後に遺された星野ルビー達がどうなったか、東京ドームのライブシーンなどが描かれている。それぞれ様々な解釈ができるので、以下より考察していく。
最終回・最新166話ネタバレ感想
星野アクア死亡後
漫画【推しの子】最終回・最新166話では、星野アクア死亡後に星野ルビーが泣いているシーン、苦しさを抱えたまま前進していることが明かされている。星野ルビーは心の整理ができていない状態でも、自分にできることを精一杯やるしかないと考えていた印象。
有馬かなが泣きながらMEMちょを突き動かし、斉藤ミヤコが空っぽになりながら仕事をこなすシーンなどもあった。誰でも悲しいことを背負って生きているといった人間のリアルな部分について、【推しの子】では星野アクアの死亡を通して描いたと解釈できるが、各キャラの星野アクアに対する気持ちを考えれば不憫な展開とも言える。
モノローグ理由
漫画【推しの子】166話の大部分が黒川あかねのモノローグで描かれていた理由は、星野アクア死亡後で正面から明るい雰囲気にはできないので、直接表現を避けた可能性が考えられる。セリフや会話シーンを入れると、より残酷さ・辛さが際立つ懸念があったのかもしれない。
あるいは、ファンとしては遺されたキャラのエピソードをもっと見ていたかったが、星野アクアが復讐=星野ルビーを守った後をエピローグ・後日談のような位置付けにして、余韻を残す形にするためのモノローグとも考察できる。星野アクアが目的を達成する時期を完結時期と考え、物語を膨らませすぎないようにした結果という解釈もできる。
白目と黒目
漫画【推しの子】166話では、星野ルビーが白目と黒目になるシーンがあった。白目はアイドルの仕事を頑張る時など、黒目は苦しさ・心の闇が出ている時などに確認できた。黒目はカミキヒカルだけでなく、星野アクアや星野ルビーにも出る設定になっていると整理できる。
東京ドームライブ・新メンバー加入
最終回では、B小町の東京ドームライブが開催され、加入した新メンバーも出演していた。卒業した有馬かなは観客席で応援している。新メンバーを加入させた理由は、現実のアイドルグループもメンバーの入れ替わりが激しいので、それを【推しの子】でも反映させたのかもしれない。
有馬かなが卒業しないルートの方が一貫性や尊さはあるが、なるべくリアルな要素にした可能性もある。ただし、最終回のタイミングでオーディションを開催して新メンバーを加入させた点は賛否が分かれる部分だと思う。
斉藤壱護のサングラス
ライブ開始前にサングラスをしていた斉藤壱護がライブ開始後に外していた理由は、自分達が育てたアイドルが東京ドームでライブをする夢が叶ったことを印象づけるためだと考察できる。
最初からサングラスを外すよりも、会場内でライブ成功を実感したタイミングでサングラスを外し、その変化をつけることによって、ライブ成功の感動が伝わる描写になっていた気がする。
夜空の星
星野ルビーがライブでファンの暗闇に光を照らすエピソードに合わせて、星野ルビーの指先が星型のように光り輝くシーンもあった。
その後、夜空に一際光り輝く2つの星が出ていたが、死亡した人を星になったと表現することがあるので、2つの星は死亡キャラの星野アイ&星野アクアと考察できる。星野ルビーがライブで輝いたので、星野アイ&星野アクアがそれに呼応したようにも感じられた。
最終回のサブタイトル「星」に連動して、星野ルビーの指先が星型に光り輝く=星のルビー、夜空の星=星のアイ・星のアクアという見方ができ、苗字に絡めたエピソードとも解釈できる。
結末ラストシーン・最後の終わり方
漫画【推しの子】最終回のラストシーンは、星野ルビーが仕事に行くために自宅の玄関を出ていく場面で結末を迎えている。星野アイ&星野アクアの写真がある室内を見ていたが、メタ視点で読者に対してもアイドルの仕事をこれからも頑張ると伝えているような雰囲気もあった。
辛い出来事が起きた後とはいえ、最後は星野アイ&星野アクアの存在を大切に思いながら仕事に行く意味では、前向きな終わり方になっていたと思う。
同時に、星野アイが玄関でファンのリョースケに刺された序盤のエピソードが思い浮かび、ファンがいる星野ルビーも刺されないか心配になるラストシーンだった。星野ルビーまで死亡してしまうと、星野アクアが星野ルビーを守るためにカミキヒカルも巻き込んで死亡した意味が薄れるので、星野ルビーの死亡エンドは避けたのかなと感じた。
ひどい内容・バッドエンド
漫画【推しの子】166話がひどい内容でバッドエンドと解釈した場合、主人公・星野アクア死亡後に遺されたキャラが苦しんだこと、最終回の展開が早いように感じられたこと、未回収の伏線があることなどが挙げられる。
■星野アクア死亡
星野アクアの遺体が発見された時点では、実はカミキヒカルの遺体で、星野アクアがどこかで生きている可能性も考えられた。ところが、星野アクアはそのまま死亡し、有馬かなと付き合うルートや黒川あかねに恩を返すルートは実現できなかった。
ただし、星野アクア視点だと、カミキヒカルに復讐して星野ルビーの未来を守ることを最優先に考えた結果なので、本人が思う目的は達成している。行動も一貫していたと思うので、死亡に関してのバッドエンド自体が悪いとも言い切れない。【推しの子】は少年漫画ではなく青年漫画という点にも留意する必要がある。
また、星野アクアが生きた理由は妹を守るためだが、カミキヒカルを処理しても星野アイのようにファンに刺される懸念も残っていると考えることもできる。しかし、星野アイを死亡させたリョースケはカミキヒカルの洗脳があり、そのカミキヒカルはもういない。星野ルビーのファンは少なくともカミキヒカルの洗脳がない以上、洗脳ルートによる殺害の可能性は低いといった考え方もできる。
■ストーリー進度
最終回の展開が早く感じられたのは、星野アクアが復讐=星野ルビーを守るまでをメインと考え、最終回は後日談のようになっていたことが原因だと感じた。遺されたキャラの描写が少なく、黒川あかねのモノローグが多かった点も賛否が分かれると思う。
ただし、星野アクアが星野ルビーを守った後、遺されたキャラのエピソードを膨らませすぎると今度は引き伸ばしの懸念が出るので、潔く早々に完結させた可能性もある。これによって、星野アクアが星野ルビーの未来を守り、星野ルビーが未来を見つめる結末が色濃くなっていた印象も受けた。
■未回収の伏線
漫画【推しの子】は未回収の伏線がある。例えば、ツクヨミは星野アクア達の転生に絡んでいるが、神様のことや詳しい正体、カラスと人間態の関係などが不明だった。他にも消化不良と思われてもおかしくない点があったように思う。
読者の解釈に委ねられた部分で腑に落ちない要素が多い場合、【推しの子】は打ち切りエンドのような終わり方だと思われてしまう可能性がある。ただし、考察で楽しむことができるので、考察好きのファンなら評価が変わってくるかもしれない。
最終回は賛否両論が分かれると思うが、【推しの子】は毎週最新話の展開が気になる漫画だった。芸能界の裏側やリアルな描写など見どころ満載なので、完結後は単行本で何度も読み返していきたい。
最新刊・最終16巻発売日
漫画【推しの子】最新刊・最終16巻の発売日は2024年12月18日。16巻は描き下ろしエピソードも収録。特装版のSPECIAL EDITIONも登場しているので要チェック!
■漫画【推しの子】16巻
作者:赤坂アカ×横槍メンゴ
出版社:集英社
レーベル:ヤングジャンプコミックス
発売日:2024年12月18日
値段:特装版 1980円/通常版 990円(税込)
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