アニメ『ピーチボーイリバーサイド』シャッフル失敗&意味不明の理由を考察。時系列をシャッフルさせた理由はなぜか、シャッフルの順番がめちゃくちゃである点にも言及。
シャッフル失敗&意味不明の理由などとあわせて、見る順番はどっちが良いか、見方についても考察していきます。
ピーチボーイリバーサイド、時系列シャッフル理由はなぜ?
アニメ『ピーチボーイリバーサイド』では、オンエア版と時系列版を放送/配信。オンエア版では時系列の順番がシャッフルされ、時系列版では原作漫画の順番通りにストーリーが進んでいます。なお、時系列版の動画はdアニメストアにて視聴できます。
オンエア版での時系列シャッフル理由はなぜか?という疑問は、サリー視点にすることで物語をわかりやすくする配慮があると考察できます。実際に視聴していくと、先に概要を描いて、詳細を後ろの話数で説明しているような印象も受けました。
また、オンエア版1話はサリーの冒険から始まり、様々な出来事があって、最終回でサリーが再び冒険に出るところで終わっています。アニメの最終回としては綺麗な終わり方ですので、ココを最終回にしたかったと考察できます。
時系列版だと、1話でミコトがサリーを助けて、最終回でミコトが吉備津彦尊の死亡姿を見て終わりますので、ミコト視点のアニメだと見ることもできます。そこでサリー視点にしたかった制作側としては、別のオンエア版を用意したと考察できます。
時系列シャッフルは順番めちゃくちゃ
アニメ『ピーチボーイリバーサイド』で時系列がシャッフルされたオンエア版の順番は、時系列版でいうところの2話→3話→9話→1話→7話→8話→4話→10話→12話→11話→5話→6話といった具合に、数字だけ見ると めちゃくちゃになっています。
意図があって順番をめちゃくちゃにしていますので、最初はその意図を汲み取って視聴していた方もいたと思います。しかし、実際の感想としてはシャッフルは失敗&意味不明だと指摘されてもおかしくありません。失敗理由はなぜか、意味不明な点などを以下より考察していきます。
シャッフル失敗&意味不明考察
サリー視点
アニメ『ピーチボーイリバーサイド』で時系列をシャッフルしたことが失敗&意味不明だと考えられる理由は、まず最初に『ピーチボーイリバーサイド』はサリーの物語だけではありません。原作ファンでも、サリーが主人公、ミコトが主人公、主人公は2人、主人公は気にしないなど様々です。
これをサリー視点だと限定している時点で、視聴者の自由な発想や感想を阻害しています。制作側がサリー視点だと思うのは自由であるように、視聴者側にも自由があります。原作漫画で主人公を限定していないにもかかわらず、アニメで限定してしまうのは、偏った作り方だと指摘できます。
例えアニメに合ったやり方を模索した結果だとしても、時系列をシャッフルしてサリー視点だと印象付けるやり方は、受け手の視野を狭くする行為だと考察できます。
また、『ピーチボーイリバーサイド』はサリーの物語だと思っている原作ファンには有難い配慮となりますが、それ以外の場合は原作ファンの自由な解釈を侵害する行為だと言えます。もっとも、誰の視点かを気にせずに視聴することも可能ですので、上記考察が当てはまらない場合もあります。
流れ
アニメ『ピーチボーイリバーサイド』でシャッフルが失敗&意味不明だと考えられる理由として、シャッフルによって話の流れが途切れていますので、このキャラは誰だっけ?あの話はどこにいったの?と混乱を招いている点も挙げられます。実際に混乱者が続出していますので、シャッフルは失敗であり、意味不明だと指摘されてもおかしくありません。
なお、原作漫画を読んでいても意味不明だと感じている視聴者が出ています。原作のストーリーを知っていても、なぜここでその話に飛ぶのか、シャッフルのリスクがある中でアニメオリジナルシーンを入れ込む点などにも疑問が挙がっています。
原作の流れを知っていても意味不明だと感じた視聴者が出ていますので、原作を読んでいない場合はもっと意味不明だと感じる視聴者が多いことが伺えます。
最終回に関しては、サリーが再び冒険に出るシーンをラストにしたかったのは理解できますが、その犠牲はあまりに大きいです。そして、時系列版の方でもミコトが辛い過去を経験して、これから前進していくことを思わせる形で終わっていると見ることも可能でした。そうすると、必ずしもオンエア版の終わり方だけがアニメの最終回にふさわしいシーンだったと言い切ることができないと指摘できます。
同時配信
アニメ『ピーチボーイリバーサイド』でシャッフルが失敗&意味不明だと考えられる理由として、オンエア版と時系列版をdアニメストア会員なら同時に視聴できる状況も、悪い方向で混乱を招いたと指摘できます。
お好みで、好きな方を視聴してくださいといった素敵な配慮だと思いますが、実際にはどっちを視聴すればいいのか迷う要因になっています。
また、どっちも視聴できるなら、新しいものを観ることができますので、内容が被っていない最新話だけを視聴することも可能です。例えば、内容が被っていない話数では、オンエア版1話→時系列版1話→オンエア版2話→オンエア版3話といった具合に視聴できます。この見方をしている視聴者の場合は、どの話数で内容が同じかを選別する作業が発生します。
そして、両方を視聴している場合は、片方と内容が被っている話数は同じものを2回観ることになります。1クールに複数のアニメを視聴しているアニメファンの場合、内容が同じ場合は視聴をストップして、他アニメの視聴を開始するなどのパターンもありえます。その際に、同じものを2回観た!というガッカリ感を与えかねません。
このように、どっちも視聴できる状況は、かえって混乱や疑問を招いていますので、違った意味で失敗理由になりえます。
涼宮ハルヒの憂鬱&プリンセス・プリンシパル
他作品との関係では、『涼宮ハルヒの憂鬱』『プリンセス・プリンシパル』も時系列がバラバラでしたが、これはしっかりとシャッフルが効いている構造になっていました。一方、『ピーチボーイリバーサイド』はシャッフルがうまく機能していないと指摘できます。
これは、サリー視点のシャッフルにこだわった点が悪い方向に出ている印象で、シャッフルは失敗だと考察できます。
見る順番はどっちが良いか、見方について
『ピーチボーイリバーサイド』で時系列版とオンエア版の見る順番はどっちが良いのでしょうか。見方は様々ですが、両方を視聴して混乱した場合は、シャッフルされていない時系列版の視聴がおすすめです。理由は、ストーリーが途切れていないことに加え、シャッフルされていない方が実際には見やすく、混乱が生じにくいと考察できます。
原作を読んでいて、アニメも特に意味不明だと感じることもない場合は、内容が被っていない最新話を追いかける見方もできます。この場合は、アニメ映像化されたらこうなる といった見方ができ、キャラが動いて、声優さんの声が付いた喜びを感じながら視聴できますね。
全体感想
『ピーチボーイリバーサイド』は美麗な作画・声優陣による渾身の演技など、アニメ自体の完成度が高いだけに、時系列をシャッフルして、失敗&意味不明な印象を与えている点が非常に残念です。
また、シャッフルのアニメが放送されたことで『ピーチボーイリバーサイド』自体が面白くない・つまらない作品だと思われかねない事態になっていますので、原作ファンとしても悲しく思います。
ピーチボーイリバーサイド、シャッフル失敗&意味不明考察まとめ
アニメ『ピーチボーイリバーサイド』シャッフル失敗&意味不明の理由を考察し、時系列をシャッフルさせた理由はなぜか、シャッフルの順番がめちゃくちゃである点にも言及しました。
シャッフル失敗&意味不明の理由としては、サリー視点にする関係で時系列がめちゃくちゃになっているため、ストーリーが途切れている点などが挙げられます。見る順番はどっちが良いかという疑問には、様々な見方があるとはいえ、迷った場合は時系列版をおすすめいたします。
アニメ『ピーチボーイリバーサイド』自体は完成度の高い面白い作品となっていますので、ご自身に合った見方で視聴してみてください!
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