錆色のアーマ ひどい/やばい評判、声優下手/棒読み、CG作画考察

錆色のアーマ ひどい/やばい評判、声優下手/棒読み、CG作画考察

『錆色のアーマ』ひどい/やばい評判、声優下手/棒読み、CG作画考察。

『錆色のアーマ』はつまらないストーリーか、ひどい内容か、声優が下手で棒読みか、CG作画がやばいか?などを考察していきます。

『錆色のアーマ』つまらない/ひどい/やばい評判

『錆色のアーマ』は、舞台を原作として漫画・アニメなどのメディアミックスを展開する、逆2.5次元プロジェクト。漫画・アニメ・ゲームなどから舞台化する2.5次元プロジェクトとは逆の流れを辿っていることから、逆2.5次元プロジェクトと呼ばれています。

テレビアニメは『錆色のアーマ−黎明−』のタイトルで2022年1月から放送開始。アニメの評判は、CG作画がやばい、声優が下手で棒読み、ストーリーがつまらない、アニメの完成度が低く酷い内容などの感想が寄せられ、口コミは低評価が目立っています。以下より、それぞれ考察していきます。

CG作画考察

『錆色のアーマ』はCG作画が特徴的で、3DCG、モーションキャプチャー技術などが使用されています。アニメはCG感の強い映像になっているため、ひどい/やばいなどの評判になっています。CG作画が特徴的だったアニメ『EX-ARM エクスアーム』『テスラノート』『シキザクラ』なども連想されます。

ひどい/やばいなどの評判になっているのは、最初からCG作画に抵抗を持つ視聴者が多いからであり、CG作画に抵抗が無い視聴者だけの感想を集めれば、評価が変わってくる可能性もあります。CG技術自体は一定のクオリティを保っていますので、そこは留意しておきたいところです。

その上で、気になった点をいくつか挙げていきます。まず、『錆色のアーマ』はCG作画の影響もあって、スムーズに動くヌルヌル作画ではなく、キャラの動きがカクカクしている印象です。また、キャラと背景が浮いているように見えますので、それぞれ制作して重ねていることがダイレクトに伝わります。背景関連では、森の背景が消えて、青っぽい別の背景に変わっているシーンも違和感が否めませんでした。

さらに、猪鍋の絵が荒い場面もありました。アニメで料理作画は重要な指標の1つで、どれだけ料理を丁寧に描いてくるかで、アニメ全体のクオリティに影響する場合もあります。そこが綺麗ならキャラなども一定のレベルを保っているアニメが多いと言えます。ところが、『錆色のアーマ』の料理作画はあまり美麗とは言えないものでしたので、別のところで挽回を期待したいところです。

他には木を激しく殴っているシーンで、手の動きをアップにして、衝撃を受けている木の描写などが省略されていました。人が殴られるシーンも、殴られた人が飛ぶなどの描写が無く、カメラアングルでうまく切り抜けて省エネモードであることが伝わってきます。結果的に、効果音と声優の声だけが浮いているように感じますので、キャラ・背景・音声が分離している印象も与えています。

3DCGを採用するアニメは、激しい戦闘描写・動きをダイナミックに見せる意図などが関係している場合もあります。しかし、『錆色のアーマ』はカメラアングルで省エネのシーンもあるため、動きをCGで魅了する意図ではない印象も受けます。3DCGを採用したのは、『錆色のアーマ』が実写の舞台から始まっているプロジェクトであることから、アニメは3DCGで立体的に見せる方が適切だと判断された場合も考えられます。

率直な感想として アニメ序盤では3DCGを採用したメリットがわからず、圧巻の映像美で魅せるような場面も少ないと感じましたので、後半で印象が変わることを願うばかりです。

声優下手/棒読み考察

次は『錆色のアーマ』の声優が下手で棒読みか?について考察。『錆色のアーマ』は舞台・ドラマなどで活躍する俳優、声優初挑戦のキャストもいます。下手で棒読みだと感じるのは、声優経験が多くないキャストがいることも関係していると言えますので、優しくあたたかい目で見守っておきたいところです。新たな挑戦を応援する側面があることも留意する必要があります。

その上で、実際の感想をいくつか挙げていきます。アニメのキャラボイスを拝聴すると、人間らしい生っぽい声が特徴的です。視聴者が観ているのは、2.5次元舞台の実写ではなく2次元のアニメですので、結果的に棒読みに聞こえてしまう部分もあると思います。キャラが喋っているように聞こえず、声が浮いている印象も受けます。

声優は俳優の一種とはいえ、実際は実写俳優としての演技と、声優としての演技は異なる部分も多いです。そこが『錆色のアーマ』では、素直な感想として 一緒になっている感じもあります。『錆色のアーマ』が実写から始まったプロジェクトであることを踏まえると、演じ分けをしていたとしても、実写に寄せた声にする方針だと考察することもできます。

また、少しカッコつけている声、わざとらしい声も見受けられます。わざとらしい声については、舞台では広いステージから客席に伝えるために少しわざとらしい方が適切な場合もあります。ところが、それをアニメですると若干浮いているように聞こえ、結果的に声優が下手で棒読みだという感想に繋がっている気もします。ただし、キャラや場面に合わせた演技だと解釈することもできますので、視聴者によって感じ方が変わる部分だと思います。

声優が下手で棒読みだと感じるのは、抑揚を付けた声にもかかわらず、キャラは無表情・動きがないシーンがあることも関係していると考察できます。映像が声に追い付いていない印象もあり、せっかくの素敵な声がもったいない気もします。神作画で声優が棒読みとは逆の、抑揚をつけた素敵な声にアニメ映像が追い付いていないという、逆2.5次元がここで生じているのは皮肉的で悲しいです。

あるいは、声優の演技・アニメ映像がS級だとして、両者がうまくシンクロできていない点が問題だと考えることもできます。少しカッコつけているように聞こえる声は、該当シーンで同レベルのカッコいいキャラ作画・映像が配置されておらず、それぞれがリンクしていないためだと解釈することもできます。自然な繋がりになっていれば、評価が変わってくるとも言えます。

ストーリー内容考察

『錆色のアーマ』のストーリー内容は、歴史に基づく戦乱の世を描き、アーマと呼ばれる武器を使った攻撃シーンなども盛り込まれています。戦国時代の世界観、キャラ設定は魅力的で、興味深い内容になっています。最初はCG作画などの影響で、ストーリーが頭に入って来ない方もいると思いますが、じっくり視聴してみると面白い内容だと気づくことができます。

一方で、深みのある伏線&回収などが少なく、ストーリーが淡々としている印象もあります。重厚なストーリーを期待して視聴すると、少し物足りないと感じる方もいるかもしれません。その淡々さ・物足りなさなどは、ストーリーがつまらないと思ってしまう1つの要因とも言えます。

また、女性向けのストーリーも特徴的です。女性が好きそうな描写は、若干わざとらしい印象も受けます。『錆色のアーマ』が女性向けであることは、男性俳優が声優として多数起用されていることからも伝わります。ただし、男性でも全く問題ない程に楽しめる内容になっていると思います。少しでも魅力を感じた場合、最終回まで視聴継続していきたいところです。

ちなみに、『錆色のアーマ』はアニメ終了後に実写パートがあり、舞台の和歌山県を探訪する映像を楽しむことができます。『やくならマグカップも』で展開されていた実写パートよりも時間は短く、数分程度の番組になっています。出演声優が聖地巡礼してくれるので、アニメ本編のストーリーを別の角度から見ることができます。そういう意味では、アニメに深みを与えていますので、見逃さずに視聴されることをオススメいたします。

『錆色のアーマ』ひどい/やばい評判、声優下手/棒読み、CG作画考察まとめ

『錆色のアーマ』ひどい/やばい評判、声優下手/棒読み、CG作画などを考察しました。『錆色のアーマ』で特徴的なCG作画は、最初からCG作画に抵抗がある視聴者が多いこともあって、ひどい/やばいなどの評判になっていると言えます。カクカクした動き、省エネ作画なども関係していると考察できます。

声優が下手で棒読みだと思ってしまうのは、抑揚を付けた声でも キャラが無表情であること、キャラ・背景・音声が分離しているように感じること、実写に寄せた声なども関係していると思います。本当に声優が下手というよりも、様々な要素が相まって棒読みのように聞こえてしまっている印象です。

ストーリーは若干淡々としている場面もあることから、つまらない内容だと思ってしまうかもしれません。ただし、しっかり視聴すると興味深いシーン・気になる引きを作っている場面はありますので、全話視聴継続していきたいところです。

『錆色のアーマ』は戦国時代の世界観、男キャラの魂がぶつかり合う描写、相関関係の変化、声優陣のイケボ、舞台・漫画とは違った見方ができるところなど、多くの注目ポイントがあります。仮に序盤がひどい内容だと感じたとしても、最終回までに印象が変わる可能性もありますので、ぜひ今後の展開にも注目していきましょう!

※着眼点や切り口含む考察内容等の全部または一部について、転載・盗用・リライト等は一切禁止。それらは違法行為であり、法律によって重い罪に問われます。

■作品概要
『錆色のアーマ』声優・アニメ&漫画・原作舞台概要

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