アニメ『takt op.Destiny』(タクトオーパス デスティニー)最終回/12話感想!
最終回/12話の感想付きネタバレストーリー、結末ラスト&最後のシーン、ラスボス戦、ザーガンの目的、運命の死亡、ペンダントについての考察/解説もお届けしています。
タクトオーパス1最終回/12話ネタバレ感想・考察
ラスボス戦
アニメ『takt op.Destiny』(タクトオーパス デスティニー)最終回/12話「託人-Hope-」では、朝雛タクト&運命が、天国&地獄の合体形態・オルフェとのラスボス戦を繰り広げていました。オルフェは圧倒的強さを見せつけ、運命側は苦戦を強いられています。
その後、オルフェの上半身を吹き飛ばす展開もありましたが、オルフェは再生能力で元通りになっています。ラスボスはそう簡単には倒せないということですね…。
それから武器を使用した攻撃は終わり、殴り合いに変わっていましたので、熱いヤンキー漫画要素がありました。飛び道具→剣→拳と徐々に変化する点も特徴的でした。
運命が殴った後、オルフェは白くなっていたことから、どうやら拳が効いていたみたいですね。ただし、一般的に拳が効くというよりも、あの状況における特有の条件・特別な感情などが合わさった結果だった印象です。
ザーガン過去・目的
最終回では、ザーガンの過去シーンも描かれていました。ザーガンはD2襲来に絶望した後、黒夜隕鉄を見て何かに気づいているような雰囲気になっています。
前後のシーンから察するに、D2は黒夜隕鉄に引き寄せられていると気づき、その派生で地獄が持っていたU字のアイテムも開発したと考察できます。U字のアイテムは黒夜隕鉄が原材料で、D2が覚醒するような細工も仕掛けられている気がします。
ザーガンの目的は、ニューヨークシンフォニカの地下に黒夜隕鉄を集めることで、それに引き寄せられたD2を一ヶ所に集合させることだったと考察できます。これにより、各地に発生していたD2がいなくなり、平和な世界になっていたと解釈できます。
一方で、ニューヨークシンフォニカに集まった黒夜隕鉄&D2の研究が進んだタイミングで、限られた資源を供給する関係もあって、不要と判断した街にD2を出現させてきたと考察できます。
当初は、D2に対抗する兵器・ムジカートをニューヨークシンフォニカに配置し、タイミングを見て黒夜隕鉄を暴走&D2を出現させ、配置していたムジカートにD2を殲滅してもらう構想があったとも受け取れます。
その場合、ニューヨークシンフォニカ近辺を犠牲にすることで、他の街を救っていると考えることもできます。最終的には悲劇になりましたが、ザーガンなりの正義なのかと思うと、完全に悪い奴と言い切れない部分もあります。
なお、朝雛タクトは運命の武器を使用して、ザーガンを刺していましたので、ザーガンは死亡したと解釈できます。黒幕だったザーガンの最期は、ある意味では美しく、『takt op.Destiny』らしい黒幕キャラだと感じました。
白髪・指揮棒
朝雛タクトの髪が白髪になるシーンも最終回で描かれていました。戦闘を繰り返した結果、右手&右顔にアザができ、今回は更に浸食が進んで 右側の髪が白くなったと解釈できます。
また、朝雛タクトの指揮棒が消える場面もありました。このタイミングで運命が死亡した可能性も考えられましたが、運命は生きていましたのでホッとしました。指揮棒が消えた理由は、運命がオルフェを倒して戦闘が終わり、武装が解けた結果だと考察できそうです。
朝雛タクト・運命
最終回では、朝雛タクト&運命が海辺で手を繋いでいるシーンもありました。朝雛タクトは作曲した曲を鼻歌で聴かせてあげていましたので、運命を大切に想っていることに加え、ようやく戦いが終わったことも感じる場面でした。
朝雛タクトは赤いアザが左顔にも及んでおり、かなり体力を消耗していることも伝わりました。そして、朝雛タクトが少し寝ると言った後に、運命がキスをしています。それから運命は好きな気持ちを告白した後、消えていました…。
コゼット+運命の想いを重ねているような告白、朝雛タクトを守るかのように運命が消えていく展開などは感動的で、さすがに涙を抑えることができませんでしたね…。
運命死亡
ここでは、運命の死亡について それぞれ考察していきます。まず朝雛タクトが寝たときに死亡していた場合、運命が死亡することで朝雛タクトの命を救ったとも考察できます。運命は朝雛タクトの生命力を吸い取っている状態で活動していましたので、その生命力を全て本人に返すことで、朝雛タクトの死亡を回避した可能性もあります。
他の考察としては、朝雛タクトが死亡したことに連動して、運命も活動を停止した印象も受けました。運命は自分の死亡を察して、最後に好きな気持ちを伝えていた気もします。ただし、別シーンにおけるアンナの言動から朝雛タクトは生きていると考察できますので、死亡の危機に瀕した朝雛タクトを救うために 運命が生命力を返し、そのおかげで朝雛タクトは生き延びることができたと解釈できそうです。
運命が死亡した原因は、朝雛タクトが運命に分け与える部分のみが失われ、生命力の変換・転送できる部分が無くなったからだと考えることもできます。あるいは、朝雛タクトの体力消耗により変換・転送能力が失われ、2人だけの特殊なコンダクター・ムジカートの契約関係が維持できなくなったとも受け取れます。
もしくは、運命自身がオルフェ戦で体力を消耗したことが原因であり、朝雛タクトとの連動性は無い場合もあり得ます。オルフェが殴られた後に白くなっていたのは、運命が自分を保てなくなる程の能力を拳に宿らせて、それを過剰使用した結果だと考えることもできます。
ペンダント
朝雛タクトが夢の中で運命と会う場面も最終回で描かれていました。この運命は赤色カチューシャがあり、赤色アイメイクがありませんでした。本来の運命は赤色カチューシャ&赤色アイメイクがあり、コゼットは両方ありませんので、実際にはコゼット+運命の2人が精神領域で現れていたと考察できます。
その後、朝雛タクトはペンダントをもらっています。ペンダントは、運命の銃剣デザイン・配色になっていて、コゼットが持っていた物とは形が違いました。これは運命が朝雛タクトと同じ時間を過ごす中で、ペンダントの形が変化したと考察できます。コゼット本人&コゼットを素体とする運命の生きた証と言えますので、泣けてきます…。
運命は死亡する直前、朝雛タクトの右手を握る形でペンダントを渡していました。これは右手を握っている時にペンダントを生成していたか、結晶化が始まっていたとも受け取れます。あるいは、ペンダントは運命がずっと身につけていて、それを朝雛タクトに託した場合もあり得ます。
また、ペンダントはムジカート・運命になることができる物で、コゼットを素体とする運命がペンダントに戻ったイメージも湧いてきました。運命が消える展開は、ムジカート・運命が死亡したというよりも、コゼットが素体ではなくなった状態と考える方が正しい認識かもしれません。この場合、ペンダントがあれば、素体適性のある他の人も運命になり得る ということになります。
結末ラスト・最後のシーン
最終回の結末ラストは、ショートヘアのアンナがペンダントを胸に付け、赤色の靴を履いて 赤い衣装姿になっているところで終わりとなっていました。
アンナは コゼット&コゼットを素体とした運命の想いを受け継ぎ、自分が新ムジカート・運命になったと解釈できます。ムジカート・運命になることができるペンダントを使い、アンナを素体とした新しい運命が誕生したと言えます。
ちなみに、この展開は「タクトオーパス コゼットは生き返る?運命の声優が違う変更理由考察」の記事で考察していましたが、悲しい方向ではなく あたたかい雰囲気で新運命になるところがグッときました。
そして、運命の素体は死亡キャラ(コゼット)&生きているキャラ(アンナ)もOKだと考察できそうです。アンナの場合は、ペンダントを使って運命に変身したり、アンナの姿に戻ったりできる状態なのかもしれません。ペンダントは変身道具の一種とも受け取れます。
あるいは、最後のシーンでアンナは人間をやめて、ムジカート・運命になったパターンも考えられます。この場合、簡単にはアンナの姿に戻ることができないと思いますので、大きな決断をしたことになります。朝雛タクトが目を覚まして再会した際には、激しく突っ込まれた後に契約を結んでいく可能性もありますね。
なお、コゼット&アンナを素体とする それぞれの運命は、変身前の状況に違いがあるため、同じ運命でも異なる部分があると考察できます。状況の違いとしては、コゼットは既に死亡した後に運命となり、アンナは生存状態から運命になっている点が挙げられます。人間のアンナがムジカートになった瞬間、それに連動する形で人間として死亡したか否かについては、アニメ最終回時点では両方が考えられます。
ゲーム
最後の終わり方、アニメにゲームキャラが所々に出ているところなどは、今後配信されるゲームアプリに繋げる形になっていましたので、サービス開始が待ち遠しいですね。
アンナが新運命になった背景・ペンダントの仕組みなどは、ゲームの方で詳しく明かされそうな気もします。
takt op.Destiny(タクトオーパス デスティニー)最終回/12話ネタバレ感想・考察まとめ
アニメ『takt op.Destiny』(タクトオーパス デスティニー)最終回/12話のネタバレ感想・考察をお届けしました。
最終回/12話では、運命がラスボス・オルフェを倒し、朝雛タクトに好きだと告白するシーンなどが描かれていました。告白シーンは、コゼット&コゼットを素体とする運命が同時に想いを伝えている雰囲気があり、涙腺崩壊必至でした…。また、アンナが新運命になる展開もあり、受け継がれていく様子がジーンと来ました。
『takt op.Destiny』は神作画&圧巻の映像美、魅力的なキャラデザ&人物設定、伏線を交えた考察要素のあるストーリー構成など、見どころ満載の面白い神アニメだと評価できます。これから何度も見返していきたいですね。
今後はアニメBlu-ray・オリジナルサウンドトラックが順次発売、ゲームアプリ『takt op. 運命は真紅き旋律の街を』も配信予定ですので、『takt op.(タクトオーパス)』プロジェクトの展開に引き続き注目していきましょう!
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