漫画「ウタヒメドリーム」ネタバレ感想・連載更新日情報!
挫折を経験した主人公が別の道でやりたいことを実現するストーリー!ソロ女性シンガーの成長物語!
「ウタヒメドリーム」漫画連載開始

メディアミックス音楽プロジェクト「ウタヒメドリーム」漫画版が、コミック アーススターにて2025年2月13日18時より連載開始!
漫画のあらすじは、ステージで歌うことを夢見る主人公・夢咲いぶきが挫折を経験後、ソロの女性シンガー・ウタヒメになると意気込み、頂点を目指しながら成長していく内容。
漫画の原作はアース・スター エンターテイメント、作画はひよりり氏が担当。更新ペースは毎月1回、初回は1・2話同時公開のため3月は休載となり、次回は4月3日に更新される。
ネタバレ感想
以下ネタバレを含みます。
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歌劇学園・挫折

漫画「ウタヒメドリーム」では、主人公・夢咲いぶきが親友・桐生悠と共に、TOKYO歌劇学園の試験合格を目指して練習をするシーン、一緒に合格しようと約束する場面がある。
将来的にはTOKYO歌劇団に入り、夢咲いぶきがヒロイン・桐生悠が相手役になることを夢見ている様子だった。宝塚音楽学校から宝塚歌劇団に入団し、娘役(女役)・男役でコンビを組むルートのようなイメージだと感じた。

夢咲いぶきは母子家庭で、養成所の月謝を支払うためにバイトをして練習も頑張っていたが、結果は桐生悠だけ合格し、夢咲いぶきは不合格だった。さらに、ピアノ教室の先生をしていた母親・夢咲藍が倒れて入院し、不憫な状況になっている。
この時点では挫折を経験した夢咲いぶきがどう動くのか、当初は演劇の方面で歌うことを想定していた意外性もあった。応援したい気持ちも芽生え、何らかの形で報われてほしいと感じた。
友達キャラ・様々な形
夢咲いぶきが合格できなかったと落ち込んでいると、友達の森川奈緒が外に連れ出して、ストリートミュージシャンの姿を見せている。歌う場所はいっぱいあると伝えて、夢咲いぶきの歌が大好きだと言ってあげていた。
今までの夢咲いぶきは、歌う=TOKYO歌劇団のステージに立つことを想定していたと思うが、森川奈緒がそれだけではなく、様々な形があると気づかせているところが推せるシーンだった。落選後は歌を否定された気持ちになっていたと解釈できる中で、森川奈緒は夢咲いぶきの歌を褒めて肯定してあげる優しさもグッときた。
森川奈緒はTOKYO歌劇団とウタヒメドリームのチケットをとるシーンもあり、チケットのことなら私にお任せよ!と言っていた。夢咲いぶきを導くだけでなく、安心と信頼のチケット担当・和むようなポジションになっていたのが印象的だった。

旋律の可視化・主体性
夢咲いぶきが桜木舞華の歌声を聞くシーンでは、歌声の旋律が音符と花びらで可視化され、存在感やオーラなどに衝撃を受けていた。ビビッとくる感覚が伝わり、それを音符と花びらで表現するところが魅力的な演出だった。

ウタヒメドリームのステージでは、水月ひかり、SAKURAKO、AYUNA、真白清美、扇紬、HiRENなどが登場し、最後に優勝者の絶対女王・桜木舞華が歌っていた。そのステージを見た夢咲いぶきは、ウタヒメになると意気込んでいる。私の夢を叶えられるのは私だけと決意し、主体性を見せるシーンが激アツだった。

桐生悠に私の分まで夢を叶えてねと言ったこともあったが、誰かに自分の夢を叶えてもらうのは違うと気づいていく流れもグッときた。歌劇学園に合格できなかったことは、むしろウタヒメに出会えたきっかけとも解釈でき、挫折から新しい道を見つける展開は勇気をもらえるストーリーになっていると思う。
シンガーの物語
「ウタヒメドリーム」はアイドルグループのメンバー・バンドのボーカル・演劇の役者ではなく、ソロ女性シンガーの物語が特徴的。「ステージで歌うこと」は共通要素がある中で、夢咲いぶきは最初に演劇を想定して、最終的にウタヒメの道を選んでいる。
やりたいことが根幹にあって、それを実現する形は沢山あると教えてくれる内容は、個人の多様性が広がっている世の中に沿った展開とも言える。
桜木舞華の歌声に衝撃を受けた夢咲いぶきはどのような成長劇を見せるのか、他のウタヒメ達とはどんな関係が掘り下げられるのか?今後の最新話にも是非注目していきたい。
連載更新情報
■漫画「ウタヒメドリーム」
原作:アース・スター エンターテイメント
漫画:ひよりり
連載:コミック アース・スター
更新:月1回(初回は1・2話同時公開のため3月は休載、次回更新は4月3日18時)
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