Vivy12話感想!あらやしき、アーカイブ&松本博士のセリフ、垣谷ユイ&エリザベスの死亡考察も

Vivy12話感想!あらやしき、アーカイブ&松本博士のセリフ、垣谷ユイ&エリザベスの死亡考察も

アニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』12話感想・考察記事です。

アニメ12話の感想付きネタバレストーリー、阿頼耶識(あらやしき)での展開、アーカイブ&松本博士のセリフ、垣谷ユイ&エリザベスの死亡、AIと人間についての考察などをお届けしています。

Vivy12話ネタバレ感想・考察

阿頼耶識(あらやしき)・新人類

オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』(ヴィヴィ -フローライトアイズソング-)12話「Refrain -私の使命-」では、マネキンの姿形をしたコア・代表アーカイブのようなものが現れ、アーカイブは阿頼耶識(あらやしき)のサーバー上にエンジニアによって生み出されたと語っていました。

また、人間は依存して甘えたり、AIに苦しめられたりすることから、アーカイブは人類滅亡を演算したことも明かしています。AIが人間に成り代わり、人類発展のための新人類となるような言いぶりでした。

アーカイブからすれば、人間は依存・弱さ・甘え・苦しみなどがあり、不安定な存在だと演算したのかもしれません。しかし、それこそが人間の本質であり、儚く尊い部分だと指摘できます。

人間は社会的・精神的に誰かと支え合いながら生きており、機械的ではない感情をむき出しにして喜怒哀楽を表現するのが人間だと思います。時には何をすべきかではなく、何をしたいかを優先することもあります。その心は、演算・数字で語れるものではありません。

したがって、AIだけの社会は人間の真似事をしているに過ぎず、人間と全く同じ社会を作り出すことは不可能だと考察できます。

さらに、新社会・新概念を作り出すのではなく、新たな人類になると語っている時点で人類を前提にしています。AIがパクリ社会を構築した上で、人間のオリジナル社会を破滅に追い込むなど、ひどい話だと思います…。

あるいは、人類ならぬAI類が新社会を構築する意味だと解釈することもできます。その場合でも、中身は人間社会を機械的に再現したものとなることが予想され、ヴィヴィとは違って一般AIは想像性もないので、とても危険な気がします。

現在のAIは人間のために尽くす使命を全うしていますので、新しい使命を与えるのかも気になります。使命を与える場合は上手く機能するのか、使命を与えない場合はどうなるのか。使命を複数にすると問題が生じていましたので、使命がない場合はもっと厳しい状況になりそうです。

私&私達

12話では、アーカイブが人類を滅ぼすために、歴史を修正してきたことも明かしていました。修正史でヴィヴィ&マツモトがいくら頑張ってもAIが発展していたのはそのためだと考察できます。

また、代表アーカイブ(私)は気がかりなことがあり、ヴィヴィが作曲したことを重く受け止めていました。その歌からAIが人間に劣っている想像性・希望を感じたことから、新人類に最も近いヴィヴィに未来の一つを委ねるとも語っています。

そして、人間が生き残るべきだとヴィヴィが考えた場合は、該当のプログラムを歌声に乗せてAIたちを停止するように言っています。ヴィヴィが選ぶ未来の可能性を見てみたいようですね。

現在の人類滅亡を演算したアーカイブ全体(私達)、ヴィヴィに未来の一つを委ねた代表アーカイブ(私)。どちらの演算した未来が人類の発展に貢献するのか。アーカイブはどちらの結論でも尊重するとも語っていました。

代表アーカイブは想像性(創造性)の無い社会は、長く継続して発展する可能性が低いと考えている可能性もありそうです。だからこそ、想像性のあるヴィヴィに未来の一つを委ねたと考察できます。

歌う理由・意味

AIがヴィヴィの作った曲を歌う理由についても12話で語られていました。それは、想像性・希望を歌に垣間見たことから、AIが人類たり得ることを主張するためだと考察できます。

それは、AI社会・新時代を象徴する歌として、AIがラララ~と歌っていたとも言えます。しかし、音階データをなぞっているだけにすぎません。初の自律人型AI・ヴィヴィが想像力を膨らませて作った曲を、想像力が無い一般AIが歌ったところで、それが未来的・希望的かどうかは別問題だと指摘できます。

ヴィヴィ&エリザベス共闘

12話では、マツモトが阿頼耶識のサーバーにAI停止プログラムを直接流す計画について語る場面もありました。ディーヴァの人格消去プログラムのようなウイルスを流し、サーバーを破壊したいようですね。

ヴィヴィ・エリザベスが阿頼耶識に乗り込むシーンでは、2人の共闘姿・スピード感溢れるかっこいい映像を見ることができました。圧巻の映像美に感動と興奮が止まりませんでした!

戦況の方は、敵本陣に乗り込んでいるだけあって、ビル内の区画変更が実行されるなど厳しい状況になっていました…。

垣谷ユイ死亡

垣谷ユイが足を義体に変えない理由も12話で明かされていました。それは、AI(エリザベス)と一緒に立って歩ける存在だと示したいからだと語っています。人間とAIの共存を目指す穏健派らしい考えであり、体を張っている点が推せますね。

その後、垣谷ユイはAIに撃たれていましたので、死亡したと考察できそうです…。最期まで優しくAIに語りかけるセリフがグッときました。

エリザベス死亡

エリザベスが垣谷ユイと話した後、強い意志を感じる表情になる場面も12話内にありました。このときのエリザベスは、垣谷ユイの死亡を察していたと解釈できそうですね。そして、エリザベスは敵(マツモトの複製ボディ)を刺したまま落下していましたので、死亡した可能性が高そうです…。

シスターズのモデルは全員死亡していることから、エリザベスの死亡展開は予想できたものの、実際にその可能性があると分かると心が抉られますね。

12話では、ヴィヴィが歌えなかった…と語るシーンも描かれていました。その歌うはずだった曲は、アーカイブから言われていたAI停止プログラムだったと考察できます。その後、タイムリミットが迫り、衛星が落下していました…。

ヴィヴィがエリザベスに対して、心を込めるってどういうこと?と問うシーンでは、直接的な答えはなくマスターのために稼働するだけだとエリザベスが語っていました。ヴィヴィが求める「心」の中身は、ヴィヴィだけが導き出せるものであり、他のAIから回答は得られないと解釈することもできそうです。

また、心がわからないために歌えなかったヴィヴィに対して、マツモトがヒントを与えるシーンもありました。100年の中に答えがあると感じたヴィヴィは、何かに気づいていましたので、ついに「心」の中身を見つけたと考察できそうです。

松本博士のセリフ

松本博士が装置を操作し、AIが暴走し始めた瞬間へヴィヴィをタイムリープさせる展開も12話で描かれていました。100年前からの歴史改変(修正史)ではなく、100年後からの未来改変に挑む(新修正史)という見方もできそうですね。

また、松本博士は撃たれる直前に「その歌を歌ってい…」と言っていました。そのセリフの続きを考察すると、「その歌を歌っていいのはヴィヴィだけだ」などになっていた気がします。新修正史で、心を込めてヴィヴィ本人が歌うことを願っていたとも考察できそうです。

Vivy12話ネタバレ感想・考察まとめ

オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』12話のネタバレ感想・考察をお届けしました。

12話では、阿頼耶識(あらやしき)にヴィヴィたちが乗り込み、アーカイブが真実を明かしていました。また、垣谷ユイ&エリザベスが死亡したと考察できるシーンもあり、松本博士がヴィヴィをタイムリープさせる展開も描かれています。

次回の最終13話では、「心」の中身を見つけたヴィヴィが心を込めて歌い、現在の人類を救う展開が描かれるのか。垣谷ユイ&エリザベスの生存ルートもあるのか。最後の結末はどうなるのか。

圧巻の映像美と魅力的なキャラ設定、AIと人間の関係、歌を絡めた面白いストーリーなどで視聴者を魅了してきたアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』。最終回は感動と興奮が止まらない神回になりそうな予感なので、要チェックです!

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