アニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』6話感想記事です。
アニメ6話の感想付きネタバレストーリー、グレイスの正体・新たな使命、冴木タツヤの過去・目的、2人が死亡する展開などを振り返りつつ、各シーンの考察をお届けしています。
Vivy6話ネタバレ感想・考察
過去
オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』(ヴィヴィ -フローライトアイズソング-)6話「Sing My Pleasure -あなたを愛する-」では、子供の冴木タツヤと看護AIのグレイスが 病院で話すシーンからスタート!
グレイスは冴木タツヤの母親が海外在住であることを伝え、冴木タツヤを抱きしめています。副交感神経の説明、演算に基づいて最適な行動を取るところなどは、AIらしい印象もありました。
その後、大人になった冴木タツヤはグレイスと再会し、結婚することに。ところが予想外の出来事が起き、離れ離れになっていました。
助けた理由
6話では、垣谷ユウゴがヴィヴィに対して なぜ助けたのかと質問していました。ディーバ(ヴィヴィ)の使命は「歌でみんなを幸せにすること」。そうすると、「みんな」には垣谷ユウゴも含まれており、歌を聴いてもらうために助けたと考察できます。
また、マツモトが垣谷ユウゴに対して 協力関係になることを提案するシーンでは、垣谷ユウゴは反発していました。しかし、ヴィヴィがAIに襲われた場面では、垣谷ユウゴが銃でAIを攻撃しています。
垣谷ユウゴがヴィヴィを助けた理由は、全体的な意識変化が生まれたパターンと、状況に合わせて一時的に協力したパターンが考えられそうです。
グレイスの正体・使命
冴木タツヤの隣にいた機体は、グレイス本体ではなく グレイスの見た目をした偽物でした。本体はメタルフロートのコアとなり、島を管理。看護AIだったグレイスは、メタルフロートの存続 という新たな使命を与えられていました。
使命が変更されてコアとなったのは、エステラの件でシスターズへの期待が高まったことが影響しています。ヴィヴィ・エステラ・グレイスなど シスターズのAIモデルは、優秀な機体であり、大きな任務を任されていますね。
グレイスの使命は、変更前後を問わず 人間に尽くすことが共通点。ところが、変更後は冴木タツヤと離れ離れになっていますので、少しかわいそうですね。
新たな使命の拒否権が無く、強制だった場合は、AI人権法の欠陥が伺えます。AIに人権を認めるとしながら、結局は人間の道具にしているとも言えますので、問題があるように感じます。仮に強制だった場合は、冴木タツヤが異議を唱える裁判制度が整備されていたのかも含めて、再考の余地があると指摘できます。
一方、グレイスが自由意思のもとに新たな使命を受け入れた場合は、愛する冴木タツヤのことが心残りとはいえ、使命を与えられたことに誇りを感じていた可能性もありそうです。
冴木タツヤの目的・グレイスの歌
6話では、冴木タツヤの目的も明らかに。それは、メタルフロートのコアとなったグレイスを救うことでした。機体は、メタルフロートと一体化しているとも言えますので、せめてデータ移行をしたかったみたいですね。
そのグレイスは、「Sing My Pleasure」をずっと歌い続けていました。これらが語られたシーンでは、ヴィヴィが「歌」ではなく「音階データ」だと気づく点が印象的でした。
心を込めて歌唱する「歌」とは違い、グレイスのそれは単なるデータ。心の定義を探すヴィヴィにとっては、大きな出来事だったと考察できます。
一方で、継続的に歌い続けている点は、単なるデータだとしても グレイスの感情・心の叫びが込められていると見ることもできます。
飛行体
ヴィヴィがメインタワーへ移動するシーンでは、圧巻の映像美に鳥肌が立ちましたね。マツモトのキューブが集まって飛行体になるシーン、敵が寄って来ながらも加速していくシーンなどは、見応えのある神映像になっていました。
こういったハイクオリティのアニメ映像を楽しめるところも『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』の魅力ですね。
位置情報
6話では、メタルフロートのコアがある位置情報を、冴木タツヤがヴィヴィに送るシーンも印象に残りました。冴木タツヤがグレイスの居場所を教えることは、グレイスの死亡を意味しており、それを覚悟していたと考察できます。
メタルフロートの発展しすぎたAI技術を止めるためには、グレイスの死亡もやむを得ないと判断したのでしょうね…。涙を流す場面もあったことから、苦渋の決断だったことが伺えます。
グレイス&冴木タツヤの死亡
ヴィヴィがメタルフロートのコアに辿り着き、グレイスをパンチで破壊する展開も 6話で描かれていました。その後、冴木タツヤが銃を使って自殺しています。
冴木タツヤはグレイスと結婚式を挙げる予定だった場所で逝っていますので、グレイスを追いかけたとも言えます。グレイスを救えなかった自分を責め、グレイスのいない世界で生きる意味がないと判断したのかもしれません…。
6話最後は、ヴィヴィが酷く悩まされている描写があったところで終わっています。ディーバとしての使命を果たせなかった絶望感、自分の行動で誰かを死亡させてしまった後悔などが ヴィヴィを襲ったと考察できます。
Vivy6話ネタバレ感想・考察まとめ
オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』6話のネタバレ感想・考察をお届けしました。
6話では、グレイスの正体・新たな使命、冴木タツヤの過去・目的、2人の死亡シーンなどが描かれた回でした。また、ヴィヴィが心について考える展開もありました。
冴木タツヤとグレイスのストーリーは、儚く切ない物語に心が抉られ、深く考えさせられる内容でした。人間とAIの共存共栄に関する問題点も浮き彫りにしていた印象です。
7話以降では新キャラのオフィーリアが登場。ヴィヴィと同じ使命を持つオフィーリアは、どんな活躍を見せるのか。ぜひ7話以降も視聴継続していきましょう!
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