ワンダーエッグ・プライオリティ考察まとめ。意味、敵、彫像、仮想世界などを徹底解説

ワンダーエッグ・プライオリティ考察まとめ。意味、敵、彫像、仮想世界などを徹底解説

アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』考察まとめページです。

ワンダーエッグ・プライオリティの意味、ワンダーエッグの概念、敵・ワンダーキラー、彫像、仮想世界と現実世界などについて、考察・解説していきます。

ワンダーエッグ・プライオリティ考察

ワンダーエッグ・プライオリティの意味

最初の考察は、ワンダーエッグ・プライオリティの意味について。ワンダーは「不思議・驚異」、エッグは「たまご」、プライオリティは「優先順位」などの意味があります。

繋げると「ワンダーエッグ・プライオリティ」の意味は、「不思議なたまご・優先順位」になります。

これは大戸アイ達がワンダーエッグを割る前後を含めて、危機的な状況で何を優先すべきか考え、選択するさまを表現している印象です。

ワンダーエッグとは

次の考察は、ワンダーエッグの概念について。ワンダーエッグとは、アカが大戸アイらに与えたタマゴで、「特別なガチャ」となっています。初回無料・2回目以降有料で、個体識別番号があります。

ワンダーエッグを割るとタマゴが膨張して、中から欲しいものが出てきます。大戸アイの場合は「友達」(以下「友達」)で、1話では西城くるみが出てきました。なお、西城くるみは自分がタマゴの中から出てきたことを認識しています。

また、ワンダーエッグから出てくる「友達」を救うことで、大戸アイのトラウマのような存在である親友・長瀬小糸が生き返るような雰囲気です。「友達」を救う過程では、大戸アイ達が抱えている問題などが少しずつ解決していき、成長していくような印象です。

◆ワンダーキラー
次に敵性存在について考察していきます。まずワンダーエッグを割った後に登場する敵は、ワンダーキラーと呼ばれています。1話に登場したワンダキラーの顔にはモザイクがかかっていました。これは長瀬小糸が顔から突っ込む形で飛び降り自殺していることから、顔がないモザイクになっていると考察できます。

また、ワンダーキラーは「友達」が持つトラウマの具現化であり、ワンダーキラーを倒すと「友達」が消えることも判明しています。

◆ミテミヌフリ
1話では非常口マークがついたロッカーに飛び込むと、【いじめで問題になる「見て見ぬふり」が実体化した「ミテミヌフリ」】&【大戸アイがミテミヌフリから攻撃を受けて できた傷】が消えていました。一方で、「友達」の傷は残っています。この点につき、大戸アイにとっては仮想世界で、「友達」にとっては現実世界だと説明されています。

これは、大戸アイがロッカーの中から長瀬小糸がいじめられている光景を目撃しながらも、「見て見ぬふり」をしたことが関係している印象です。自分は いじめられない という意味で、大戸アイは いじめの傷を受けないため、逃走先で傷が治癒していたと考察できます。一方で、いじめられている長瀬小糸の傷と連動しているとも言える「友達」の傷は残っていると解釈できます。

◆武器・攻撃方法
ワンダーキラーを攻撃する武器は、1話では西城くるみが持っていたボールペンで、本来の形が巨大化したものになっています。

なお、武器については「友達」の所有する道具を使用すると効果的で、1話では大戸アイが西城くるみのボールペンでワンダーキラーを倒しています。2話では鈴原南の新体操リボンで戦闘を有利に進め、ボールペンで とどめを刺しています。

このボールペンは大戸アイの基本装備のようになっていることから、西城くるみはキーパーソンになっている可能性があり、「友達」全員に関連するアイテムだと考察できます。

◆クリア条件
ワンダーキラー出現後の正しいクリア条件は、大戸アイの場合は ワンダーキラーを倒す際に 自分と「友達」を助けること。自分だけ助かり、「友達」を助けていない場合、ワンダーキラーは消えますが、大戸アイは現実世界で出血しています。

◆敵の意味・目線
なお、大戸アイが戦う敵=【長瀬小糸をいじめていた人物】+【「友達」のトラウマが実体化した存在】という意味合いもあると思います。そして『大戸アイ目線の敵』と、『長瀬小糸&「友達」目線の敵』は別の見え方になっていると考察できます。

大戸アイ ⇒【敵・ワンダーキラー】← 長瀬小糸&「友達」
※(⇒)と(←)は別目線

自分だけ助かった場合は、大戸アイ目線(⇒)の敵を倒しただけで、長瀬小糸&「友達」目線の敵(←)は倒してないという考察が可能です。だからこそ自分だけ助かった1話では大戸アイが出血し、「友達」も助けた2話では無傷だったと考察できます。

ワンダーキラー消滅条件武器を使って倒す
・自分のみ助かる
正しいクリア条件武器を使って倒す
・自分+友達も助ける

彫像

◆彫像=死亡か?
次の考察は彫像について。まず彫像化した人物は、①死亡後に成仏していない場合②死亡の危機に瀕しているだけで生存している場合が考えられます。

◆彫像化の解除方法
彫像化を解除する方法は、例えば彫像になっている長瀬小糸の場合、大戸アイが長瀬小糸の世界に行き、長瀬小糸のために 大戸アイ自身の問題を解決することだと考察できます。

具体的にはワンダーエッグから出てくる「友達」を救うと、同時に長瀬小糸のためにもなっていると解釈できます。

◆彫像化の解除結果
大戸アイが上記のような頑張りを見せて、無事に長瀬小糸の彫像化を解除した際には、例えば①死亡していた長瀬小糸がアカの働きかけで生き返るパターン②死亡の危機に瀕していた場合は、長瀬小糸が病院などで目を覚ますパターンなどが考えられます。

◆死亡の定義
死亡に関しては、全次元を含めて本当に死亡している場合と、大戸アイが自分の中で長瀬小糸の存在を消してしまっている場合が考えられます。アカが長瀬小糸の復活を匂わせているセリフが意味深ですので、気になるところです。

◆彫像化した人物
彫像化した人物は、大戸アイたちが最終的に助けたいと思っている人物です。彫像は涙を流すこともあります。それぞれの相手を整理すると以下のようになります。

彫像化した人物
大戸アイ長瀬小糸
青沼ねいる青沼ねいるの妹
川井リカアイドル時代のファン
沢木桃恵ハルカ

仮想と現実世界

◆世界線①・②
次は仮想世界と現実世界を考察。まず彫像がある世界 = 大戸アイがワンダーキラーと対峙している世界は、大戸アイにとっては仮想世界だと言えます。一方で、大戸アイがワンダーエッグを割った際に登場する「友達」にとっては、同世界が現実世界だと見ることができます。

◆トラウマ
「友達」から見てワンダーキラーはリアルなトラウマ、大戸アイから見てワンダーキラーは第1次的な自分のトラウマではないという意味において、違いがあります。ここに、大戸アイ自身の長瀬小糸を助けたい気持ちが第2次的に重なっているイメージです。
あるいは、大戸アイにとっては長瀬小糸の救出が目的のため、第1次的&第2次的が逆と考えることもできます。

◆世界線③
また、1話では大戸アイが助ける「友達」= 西城くるみは、どこかで彫像になっていて、『西城くるみの友達』がその世界に行かなければ助からない とアカが説明しています。この「友達」の彫像がある世界は、上記世界とは別の仮想世界だと考察できます。

『西城くるみの友達』とは、1話で大戸アイが西城くるみの友達になったと見ることができるため、大戸アイのような気もします。これらの考察点につき、図表で整理しておきます。

彫像がある場所長瀬小糸世界
(大戸アイ世界)
「友達」世界
1話:西城くるみ
2話:鈴原南
大戸アイが主体長瀬小糸を助けたい
→ワンダーエッグを割る
→友達を助ける
→長瀬小糸救助に近づいた?
※大戸アイにとっては仮想世界
友達になった
→大戸アイが友達世界に来ると、友達は助かる?それとも別人物?
長瀬小糸が主体死亡して彫像化
→大戸アイが頑張ると生き返る?
直接の接点無し
友達が主体大戸アイのためにワンダーエッグから出てきた
→ワンダーキラーが友達を襲う
→トラウマが具現化
※友達にとっては現実世界

→大戸アイがワンダーキラーを倒してくれた
→友達消滅
死亡して彫像化

ワンダーエッグ・プライオリティ考察まとめ

ワンダーエッグ・プライオリティの意味、敵、彫像、仮想世界などについて、考察しました。

アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』は様々な考察が可能なオリジナルアニメですので、是非注目していきましょう!

なお、アカ・裏アカの正体などは以下の別記事に分けましたので、合わせてご覧ください。

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