ワンダーエッグ・プライオリティ特別編感想!意味不明セリフ、青沼ねいる死亡、AIアイル、結末ラストを考察

ワンダーエッグ・プライオリティ特別編感想!意味不明セリフ、青沼ねいる死亡、AIアイル、結末ラストを考察

アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』特別編感想記事です。

アニメ特別編の感想付きネタバレストーリー、意味不明なフリルのセリフ、青沼ねいるの死亡、妹・青沼アイルとAI、記憶とパラレルワールド、結末ラストなどを考察し、その後のストーリー予想もお届けしています。

ワンダーエッグ・プライオリティ特別編ネタバレ感想・考察

青沼ねいる&フリル

オリジナルアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』特別編「私のプライオリティ」が2021年6月29日深夜に放送!12話/最終回が放送されたのは2021年3月ですので、ストーリーを思い出す配慮のためか、前半は総集編になっていましたね。

特別編の本編は後半から始まり、青沼ねいるが独り言を言うような形で誰かと会話をしていました。話し相手は、アカが作り出したAI・フリルだと考察できそうです。フリルは、わがままに生きようなどと意味不明なことを言っていましたが、少なくとも本格的に「死の誘惑」が始まっていたと解釈できます。

そして、青沼ねいるが飼っていた動物・アダムを大戸アイに預け、どこかに失踪していることになっています。なお、大戸アイが電話しても繋がらない状態になっていました。

長瀬小糸

特別編では、長瀬小糸の過去や死因が明らかになっていました。前の学校で男性教師と問題になったと語られていたことから、妻子持ちの男性教師と不倫をしていたと考察できます。

そして、長瀬小糸は沢木先生に対して 屋上に来てほしい、来てくれないと飛び降りると言っており、屋上で足を踏み外して死亡していました。そうすると、長瀬小糸は積極的に飛び降りたのではなく、うっかり足を踏み外して落下したことになりますね。

長瀬小糸は沢木先生の気を引くために屋上に立っていただけであり、本当に自殺するつもりはなかったとも解釈できます。足を踏み外していなければ、生きていた可能性もありそうです。

あるいは、長瀬小糸の精神領域ではフリルから「死の誘惑」を受けており、それに取り込まれていたと考察できます。頭の中で「死の誘惑」と向き合い、葛藤するうちに足を踏み外した流れも考えられます。

記憶・パラレルワールド

大戸アイたちがクリアしたことで、助けた相手が現実世界に現れる展開も特別編で描かれていました。ところが、長瀬小糸たちは大戸アイたちのことを友達だと思っていませんでした。

長瀬小糸に関しては、大戸アイの名前は知っていましたが、以前のように話すことはなく、素っ気ない態度になっています。川井リカが助けたちえみは まこりん推しになっており、沢木桃恵が助けたハルカは 先輩に告白されて付き合うと言っています。

これは、①生き返ると以前の記憶を忘れる形で復活している場合と、②本世界の人物は死亡したままでパラレルワールド(並行世界)の人物が本世界に来ている場合が考えられそうです。パラレルワールドの長瀬小糸と大戸アイは友達ではありませんでしたので、②の場合も十分に考えられます。

そして、大戸アイがスマホを見ると、長瀬小糸との写真が無いシーンも意味深でした。パターン①の場合、長瀬小糸は大戸アイとの思い出が消去されていると言えますので、友達ではなくなっている点との整合性を取るために写真も削除されていたと考察できます。

パターン②の場合、パラレルワールドの長瀬小糸が本世界に来たことに連動して、同じく友達ではない点との整合性を取るために写真も削除されていたと考えることができます。

あるいは、クリアした大戸アイたちがパラレルワールドに飛ばされている?とも思いましたが、パラレルワールドの阿波野寿が本世界に来たシーンがありましたので、特別編で描かれていた世界は本世界側だと解釈できます。

なお、大戸アイは長瀬小糸に忘れられていたことから、たばこを吸おうとしたり カラオケで歌ったりしていました。親友だった相手から ひどい態度を取られた後ですので、無理もありませんね…。

復活については、アカは生前の記憶がある状態で復活するとは一言も言っていませんでした。大戸アイが勘違いしていることを利用し、復活させたいならエッグを割れという言いぶりで、これは様々な観点から問題があると指摘できます。

妹・青沼アイル

特別編では、青沼ねいるの秘書・田辺美咲から大戸アイに電話があり、大戸アイが会社で会ったのは 青沼ねいるの妹・青沼アイルだと明かされる場面もありました。大戸アイは青沼ねいるからひどい態度を取られているシーンがありましたが、実は妹の青沼アイルだったのですね。

妹は死亡しているはずですので、パラレルワールドの妹が現れたのかもしれません。あるいは、AIまたは本物のアイルだったパターンも考えられます。

また、青沼ねいるはミッションをクリアしていたことも判明。青沼ねいるはクリアした描写がありませんでしたので、どうなったのか気になっていました。これで4人全員がクリアしていることになりますね。

その後、大戸アイ&川井リカが 青沼ねいるの家に向かうと、パラレルワールドの阿波野寿がいました。阿波野寿は 2人同時に存在できないなどと言っています。これは、本世界の阿波野寿が死亡したことを受けてパラレルワールドから本世界に来たことが伺えました。

青沼ねいる死亡

青沼ねいるの最終戦を見る展開も特別編で描かれていました。エッグ世界では、青沼姉妹の会話シーンがあり、青沼ねいるが 3人でお出まし などと言っている場面もありました。青沼ねいるがワンダーキラーを倒した後、ハイフン・ドット・キララが3人で現れたのでしょうね。

また、青沼ねいるがレディ(意味:戻る)と言っていたことから、ペットを身代わりにしなかったことが伺えます。そして、フリルが私と友達になれば人間になれるなどと意味不明なことを言っており、青沼ねいるが透明になっていく描写もありました。

この場面は、前提として 青沼ねいるがハイフン・ドット・キララを倒したことで ボスキャラ的存在のフリルが現れたと考察できそうです。その後、フリルが「死の誘惑」を実行し、青沼ねいるを取り込んで死亡させたと解釈できます。なお、透明=死亡を意味していると考察できます。

そして、ペットを身代わりにしない場合は、必ず人間が死亡することになっているのかもしれませんね。大戸アイの場合は並行世界の大戸アイ(エッグの中身)が助けたことで 大戸アイが助かっていましたが、並行世界の大戸アイが助けなかった場合は大戸アイが死亡していたと考えることができます。

一方、青沼ねいるの事例は、妹のアイルがエッグの中身だった場合、アイルがねいるを助けていないからこそ ねいるが死亡したと考察できます。考察を整理すると、以下のようになります。

▼考察整理①

エッグの中身エッグの中身は本人を助けたか
大戸アイ並行世界の大戸アイ〇 =本人生存
青沼ねいる青沼アイル× =本人死亡

▼考察整理②

AI死亡・負傷
沢木桃恵ハイフンパニック
川井リカドット万年
大戸アイキララ並行世界の大戸アイ
青沼ねいるハイフン・ドット・キララ

フリル
青沼ねいる本人

沢木桃恵・川井リカはペット、大戸アイは 並行世界の大戸アイ(エッグの中身)が身代わりになった事例だと考察できます。一方、青沼ねいるはペット・妹(エッグの中身)が身代わりになっていないことによって、本人が死亡したと解釈できそうですね。

さらに、青沼ねいるは物理攻撃ではなく精神攻撃で死亡した可能性もありますので、他3人とは異なる点が多い印象もあります。

意味不明なセリフ

フリルは青沼ねいるに対して、意味不明なセリフを連発していました。例えば、私と友達になれば人間になれるなどと言っていたセリフなどが挙げられます。

その本心を考察すると、フリルは機械的な青沼ねいるが不幸であると考えており、死亡すれば楽になれるよ、死後世界ではもっと人間らしくなれるよ、と言いたかったのかもしれません。フリルは青沼ねいるを死亡に導くような甘いセリフを並べて、「死の誘惑」を実行していたと解釈できます。

AIの青沼アイル

阿波野寿が青沼アイルに似せたAIを作り、本物のアイルが嫉妬した点に触れるシーンも特別編で描かれていました。このシーンも意味不明な印象があるとはいえ、解釈の一例として 青沼ねいるの最終戦で登場したエッグの中身が AIのアイルだったと考えることができます。

その場合は、青沼ねいる・アカが誤解していたパターンが考えられます。具体的には、アカがエッグの中身に 本物のアイルを入れていると思っており、青沼ねいるの最終戦に登場させたと認識している場合などがありそうです。

フリルはエッグ技術を管理しているコンピューターにハッキングをかけて、アカにバレないようにAIのアイルをエッグの中身に入れていたパターンも考えられます。

また、青沼ねいるがアイルの死亡現場を見たときの本人がAIだとしたら、本物のアイルは生きていたことになります。これを受けて、本物のアイルがAIの存在を突き止めて猛抗議し、その場で「死の誘惑」を受けて死亡したなどのパターンも考えられます。

あるいは、本物のアイルが生存したままで、青沼ねいるには死亡していると思わせるために姿を消していたパターンなどもあるのかもしれません。

最終戦の青沼ねいるは、死亡現場にいた妹がAIだと知り、本物の妹が別に存在することに気づき、妹を助ける意義を見失った展開もありそうです。そして、現実世界に幻滅し、死後世界で人間らしく幸せになる道を選び、結果的に死亡してしまったとも考察できます。

これらが仮に成立した場合、阿波野寿はフリルと繋がっているとも解釈できます。そして、フリルはどんなに難しい方法を使ってでも人間を死亡に導く悪魔的な怖さがあると指摘できますね…。

なお、青沼ねいるは誰よりも早く死に向き合っていました。死亡現場にいた妹が実はAIだった場合は、既にフリルの手が伸びていたと考察することもできます。フリルは青沼ねいるを観察する中で、他3人よりも手強いと判断し、3人のAIを用意した上で自ら接触を図ったという見方もできそうです。

【パターン整理】
◆死亡現場にいた妹がAIの場合、エッグの中身は誰か
①別の妹AI
②パラレルワールドから来た妹
③他人
④本物の妹(青沼ねいるが死亡現場で見た妹AIとは別の原因で死亡している)
◆死亡現場にいた妹が本物の場合、エッグの中身は誰か
①妹AI
②パラレルワールドから来た妹
③他人

助けたい相手はエッグの中身にはならないことから、「死亡現場にいた妹が本物=エッグの中身が本物の妹」は成立しないと考察できます。他キャラの例として、長瀬小糸・ちえみ・ハルカはエッグの中身になっていない点が挙げられます。

ただし、エッグ世界で大戸アイが長瀬小糸に会っていたことから、青沼ねいるの事例も本物の妹がエッグの中身でなくても、本物の妹がエッグ世界に現れて会話するパターンはあり得ると考察できます。

電話

特別編では、青沼ねいるから大戸アイに電話がかかってくるシーンもありました。大戸アイは無視してスマホを投げ捨てていましたね。

この場面は、大戸アイは青沼ねいるが死亡していることに気づいており、電話の主が並行世界の青沼ねいるだと思ったからこそ、スマホを投げ捨てたと考察できそうです。

大戸アイが、あの日電話に出れなくてごめん と言っていたセリフは、並行世界の青沼ねいるとは話す勇気がなかったと解釈できます。あるいは、電話で並行世界の青沼ねいるが 本世界の本人は死亡しているなどと直接的な事実を言う可能性があったことから、それを大戸アイが聞きたくなかったと考えることもできます。

結末ラスト

大戸アイの転校・編入が明かされた後、大戸アイが ねいるは人間になれたのかな と言っているシーンも特別編内にありました。これは、生前の青沼ねいるが暗くて機械的だったことを踏まえて、死後世界では人間らしくなれたのかな?と思っていたのかもしれません。

特別編の結末ラストは、大戸アイが庭園に行き、青沼ねいるに会いたいということでエッグを買う流れで終わっています。これは、①青沼ねいるの死亡を受けて エッグ世界で会いたいという意味、②死亡した青沼ねいるを復活させたいという意味が考えられます。

裏アカが 向こうは会いたくないかも と言っていたセリフは、青沼ねいるが死後世界で幸せになる道を選んでいる可能性があることを踏まえての忠告だったと考察できます。

なお、クリアしても庭園に入れることが明らかになりましたね。以前に川井リカが入れなかったのは、怒り狂った精神状態ではフリルに取り込まれてしまう懸念から、アカが門前払いをしていたと解釈できます。

その後予想

大戸アイがエッグを買う流れで終わった特別編でしたが、その後どうなったのでしょうね。続きのストーリーを予想すると、上記①はエッグの中身が青沼ねいるになるまでガチャをする、あるいは エッグの中身でなくてもエッグ世界に現れるまで挑戦する流れになりそうです。

②はクリアして、カウントダウンがあった後に青沼ねいるが現れ、現実世界で2人が会う流れが考えられます。この場合は、青沼ねいるが大戸アイのことを覚えていない可能性が高いとはいえ、それでも会いたいと考えていることになりますね。

仮に2期・続編があるとすれば、1期では大戸アイが長瀬小糸を助け、2期では青沼ねいるを助けるストーリーになると考察できそうです。

特別編を観ても、アカの目的などが謎のヴェールに包まれています。アカの目的に関しては、保科あずさ・ひまりを助けるための情報をエッグ購入者から集めている印象です。復活しても記憶がないorパラレルワールドから連れて来るパターンではない真の復活法を模索しているとも考察できます。

また、黒幕感のある田辺美咲の正体も謎ですね。平然とした様子で青沼アイルがいることを大戸アイに伝えていた様子、青沼ねいるの死亡を予定していたかのような雰囲気も引っ掛かります。田辺美咲の正体はAIで、フリルの仲間として動き、アカに協力するふりをしている可能性も考えられます。

他にもエッグ世界の仕組み、彫像化と復活、パラレルワールドとの関係、AIである青沼アイルの存在なども不明瞭ですので、続編で描かれることを期待したいところです。

ワンダーエッグ・プライオリティ特別編ネタバレ感想・考察まとめ

オリジナルアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』特別編のネタバレ感想・考察をお届けしました。

特別編では、長瀬小糸たちが現実世界に現れ、青沼ねいるの死亡を思わせる描写、AIの青沼アイルが製造されていたことなどが描かれていました。多数の不明瞭な点があり、視聴者の解釈に委ねる部分が多い印象がありますので、続きのエピソードを2期・2クール目で描いてくれたら嬉しいですね。

『ワンダーエッグ・プライオリティ』は美しい作画、かわいいキャラデザ、度肝を抜かれる前代未聞の世界観設定、武器を用いた戦闘シーン、親子問題や同性愛の深いテーマ、場面に合った劇伴音楽などが魅力的で、非常に面白いアニメでした。謎を残している点が少し気掛かりではあるものの、見応えのあるアニメだったと評価できます。

続編があることを期待しつつ、今後も『ワンダーエッグ・プライオリティ』に注目していきましょう!豪華特典付きのBlu-rayも要チェックです!

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