アニメ『夜のクラゲは泳げない』(ヨルクラ)1話ネタバレ感想・考察!
『夜のクラゲは泳げない』1話感想付きネタバレストーリー、タイトル意味、渡瀬絵画教室、アイドル炎上、神作画の理由、『ゾンビランドサガ』要素などを考察していきます。
夜のクラゲは泳げない1話ネタバレ感想
光月まひる・クラゲ
監督:竹下良平さん、シリーズ構成・脚本:屋久ユウキさん、キャラ原案:popman3580さん、キャラデザ:谷口淳一郎さん、制作会社:動画工房によるオリジナルアニメ『夜のクラゲは泳げない』が放送開始!
1話「夜のクラゲ」では、量産型JK・光月まひる(声優:伊藤美来)が夜の渋谷を歩いており、流行に乗っている雰囲気もありました。クラゲは自分で泳ぐことができず、水の流れ(=渋谷・流行)に身を任せて漂っていることが、今の光月まひるを比喩的に表現していたのも印象的でした。
これはアニメタイトル『夜のクラゲは泳げない』の意味にも繋がっていると考察できそうです。他キャラと関わることで個性が磨かれていく予感なので、具体的にどうなっていくのか気になります!
社会問題事件
小学生の妹・光月佳歩(声優:松浦愛弓)がバズる、パワハラなどと言っているシーンでは、お店の冷蔵庫に入った写真をSNSにアップしてはダメという話も出てきました。社会問題になった事件をアニメで扱うことで、リアルな要素になっていたと思います。
悩み
光月まひるが自分じゃない何者かになりたいと明かすシーンは、共感できる内容でした。このままだと社畜で帰宅後にストロング缶をプシュッとする未来を話す場面は、渡瀬キウイ(声優:富田美憂)から具体的すぎて草と言われる様子が笑えました!
必死に勉強して有名企業に就職した結果、社畜になる人生でいいのか。平凡な量産型ではなく個性を磨いて輝きたい。つまらない生き方を変えたい。そういった悩みは誰しも抱えているものだと思うので、ハッとさせられました。
正面から扱うと重くなるのでギャグ・笑い話の雰囲気で描き、考えさせられる要素をふわっと残す温度感になっていたのも絶妙でした。
神作画
コスプレ衣装を見るシーンでは、モデルになっているキャラのイラストが可愛すぎました!メインキャラ・背景だけでなく、何気ないシーンでも神作画を発揮しているのが好感です!作画の雰囲気は優しく透明感のあるイラストで、3DCGが違和感なく馴染んでいるのもグッときます。
制作会社は動画工房ですが、動画のクレジットにはProduction I.G、ufotableなど、仕上げにはCloverWorksなど、3DCGにはバイブリーアニメーションCGなども参加していました。動画工房の本領発揮となる神作画を楽しむことができ、有名な制作会社・スタッフが多数関わっていることから、完成度の高い美麗映像だったのも納得でした。
壁画・渡瀬絵画教室
1話では、宮下公園近くの壁に、光月まひるの絵が描かれている場面も出てきました。友達が変な絵と言って、光月まひるの名前部分を自分で消すシーンはズシリと来るものがありました…。
壁画の下には「渡瀬絵画教室寄贈 原案 光月まひる」と書かれていたので、渡瀬キウイの親などが絵画教室をしていて、光月まひるが通っていた可能性もありそうです。渡瀬キウイは跡継ぎが嫌で、自分の好きなことを求めた結果、自称・最強Vtuberの竜ヶ崎ノクスになったのか?など様々な想像も膨らみます!
好きな絵・曲
壁画の前で、みー子(声優:上坂すみれ)が路上ライブをしている場面では、山ノ内花音(声優:高橋李依)が私の好きな絵を汚してんじゃねえ!と叫んでいます。光月まひるが言いたいことを代弁したことで、心が救われる雰囲気がグッときました。
渋谷ハロウィンでみー子がネタ曲と言って歌う場面では、山ノ内花音が好きな曲を汚してんじゃねえ!と叫んでいました。
どちらも山ノ内花音の本心・光月まひるが言いたいことの代弁になっていましたが、絵は光月まひるを助ける要素、曲は同じ考えで繋がるシンクロ度が重視されていた気もします。
大ファンです!
光月まひるが後をつけるシーンでは、山ノ内花音が怪しんでいました。クラゲの絵を描いたのが光月まひると判明した際には、大ファンです!と言って目をキラキラさせる変化ぶりが面白かったです!
光月まひるはイラストが上手、山ノ内花音はクレオパトラのような美形。お互いに無いもの・憧れる要素を持っているので、2人が交わるとどうなるのか?といった期待感も出てきました!
イラストレーター・アイドル
光月まひるは活動休止中のイラストレーター・海月ヨルで、山ノ内花音はアイドル・橘ののか時代に炎上した過去がわかる場面もあったので、それぞれ別の顔を持っているところも興味を搔き立てられます。
橘ののかが炎上した理由は、メンバーを殴ったことが関係している様子でした。直撃インタビュー動画も出ていましたが、報道の名目で勝手に押しかけているだけのマスゴミではないか?と疑問に感じます。わざわざプライバシー侵害&本人が嫌がることをしてまで、報道する必要は無いような気もしますね…。
JELEE・ゾンビランドサガ
山ノ内花音が匿名シンガー・JELEEとして活動中で、歌ってみた動画をアップしていることも明かされています。JELEEの由来は、クラゲの英語・jelly fishでしたが、綴りが間違っていると光月まひるは突っ込んでいました。
山ノ内花音は元アイドル、JELEEはjelly fishが由来となると、『ゾンビランドサガ』アイドルユニット・アイアンフリルの楽曲「ゼリーフィッシュ」を連想しました!
光月まひるが山ノ内花音をヤンキーと言うシーン、金髪の山ノ内花音がそこんとこよろしく!と言っていたのは、『ゾンビランドサガ』金髪ヤンキーキャラ・二階堂サキが思い出されます!
匿名活動・好き
山ノ内花音が匿名で活動し、歌で見返すと意気込むシーンは勇気をもらえました。本人だと分かる形ではなく匿名にすることによって、実力で勝負するところも推せます!
山ノ内花音が光月まひるの絵を好きだと言うシーンは、絵のことでトラウマがあると思われる光月まひるの気持ちが軽くなっていたと解釈でき、良い影響を与えていく流れもグッときます。何かと否定的に突っ込んでくる人よりも、自分を認めてくれる人の存在は大事だと気づくシーンになっていたと思います。
ムーンライト
みー子が歌っていた曲「カラフルムーンライト」、山ノ内花音が歌っていた曲「カラフルムーンライト(ギターアレンジver.)」は、タイトル・歌詞に入っている「ムーンライト」=「光月」まひると繋げていると考察できそうです。
1話挿入歌はみー子の曲「Chai Maxx ZERO」と合わせて3曲あり、『夜のクラゲは泳げない』は音楽面にもこだわっていることが伝わってきます。
私達
山ノ内花音が私達は謎のアーティスト・JELLEと言うシーンでは、「私」から「私達」に言い換えていたのがグッときました。クラゲが描かれた絵の前で歌うことは、絵と歌のアーティストが交わった1つの表現方法、各ジャンルのプロが揃った芸術家集団という印象も受けました。
1話でさらっと映っていた渡瀬キウイ、高梨・キム・アヌーク・めい(声優:島袋美由利)も参加した後は、4人の個性・未来がどうなるのか気になります!
はむねずこエンドカード
1話エンドカードは、劇中イラスト原案:はむねずこさんが描いたイラストでした。光月まひる&山ノ内花音がベンチに座っている様子で、美麗な絵になっていました!
ヨルクラ1話感想まとめ
アニメ『夜のクラゲは泳げない』1話ネタバレ感想・考察をお届けしました。ヨルクラ1話では、光月まひる&山ノ内花音が出会い、異なる個性が交わるとどうなるのか?といった期待感がありました!
リアルな青春群像劇、二面性のあるキャラ設定、キレイな作画、楽曲なども見逃せない要素でした。とても面白い内容になっていたので、最終回まで全話視聴継続していきましょう!
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