アニメ『夜のクラゲは泳げない』最終回12話ネタバレ感想!
『夜のクラゲは泳げない』12話感想付きネタバレストーリー、最後の結末、アニメ完結と2期・2クール目も考察。
『夜のクラゲは泳げない』最終回12話ネタバレ感想
JELEE×サンドー・恩を返す意味
アニメ『夜のクラゲは泳げない』(ヨルクラ)最終回12話「JELEE」では、イラストレーター・海月ヨルとしてイベントの絵を手掛けた光月まひる(CV.伊藤美来)が、サンフラワードールズ(サンドー)のプロデューサー・早川雪音(CV.甲斐田裕子)に対して、JELEEも出してほしいと頼んでいました。
早川雪音はバズと炎上の分かれ目は美学があるかと言って、最初は厳しめの反応でした。そこからJELEE出演を決めたので、美学があると判断したのだと思います。
光月まひるが恩を返したいタイプと言っていたのは山ノ内花音(CV.高橋李依)に対する恩だと解釈でき、山ノ内花音に背中を押されたからこそ絵師活動が再開できたこと、JELEEで楽しくイラストを描けたこと、再び本気になれたことなどが加味されていた印象です。
早川雪音が評価した海月ヨルの絵は、山ノ内花音のおかげとも言えるので、そのあたりをアニメで描かれていないところで説明した可能性もありそうです。恩を返す中身は、光月まひるが絵を描くきっかけをもらった代わりに、山ノ内花音に歌う理由をプレゼントすること、渋谷に水族館を作る約束なども入っていたのかもしれません。
挿入歌・お金
イベントでは、瀬藤メロ(CV.岡咲美保)・柳桃子(CV.首藤志奈)・鈴村あかり(CV.天城サリー)によるユニット・サンフラワードールズが12話挿入歌「lovely weather」を披露。アイドルらしいポップな楽曲が魅力的でした!
ステージを見ていた渡瀬キウイ(CV.富田美憂)はお金が掛かっていることを指摘すると、高梨・キム・アヌーク・めい(CV.島袋美由利)はお金ってすごいと言っていました。ここのセリフは、推し(橘ののか)のためなら大金を出すめいが言うのかい!とツッコミができる面白さもあったと思います!
前見ろ・現実見ろ
JELEEの出番ではボーカル・山ノ内花音が緊張や恐怖から歌えない事態になりますが、瀬藤メロがちゃんと前見ろバカ!と叫んでいました。闇を暴く系チャンネル「現実見ろバカ」をしていた瀬藤メロが、今度は「前見ろバカ」と言って応援しているのが激アツでした!
「現実見ろバカ」のことで、当時の橘ののかは瀬藤メロを殴り、サンドー脱退に繋がっていましたが、瀬藤メロの本心は悪いことをしたと思っていて、あの時は殴られて当然だったと反省しているようにも思えました。「前見ろバカ」は確執が無くなるきっかけ、実質的に和解のような行動になっているのもグッときました。
「前見ろ」は「現実見ろ」の意味でも効いていて、目の前で観客が見ている現実を見ろ!頑張って歌って!といった解釈ができるのもエモかったです!山ノ内花音視点の観客は最初モザイクでしたが、「前見ろ」と言われた後は表情が出てきたので、暗い過去からの解放・トラウマの克服にもなっていたと思います!
エスカレーター・水族館
12話挿入歌・JELEE「深海遊泳」の披露が終わると、光月まひる&山ノ内花音がエスカレーターで上り下りの別々に乗っていました。早く駆け寄りたい気持ちが先行して、一方がその場で待つことはできない状況が表現されていた印象です!
2人の関係がこじれた時はどうなるかと思いましたが、無事に関係修復となって安心しました!渋谷に大きい水族館を作る約束が実現するのも最終回らしい展開でした。
クレジット・本名
イベントクレジットには、竜ヶ崎ノクス・木村ちゃんと出て、光月まひるは絵師名と本名「海月ヨル / 光月まひる」が表示されていました。光月まひるは上手くなりたい気持ちが先走って、自分の絵らしさが消えたこともあったので、今は楽しく自分らしく描きたい決意を感じました。
山ノ内花音は本名・早川花音の表示が激エモでした!母親に認められたい気持ちが満たされる雰囲気、「橘ののか」を卒業したと早川雪音が言っているシーンなどにも感動しました!
これまでアーティスト名&ボーカル名がJELEEで、4人組になった後もボーカル名がJELEEなのは何かあると思っていたので、最終回で早川花音と表示させるための伏線だったのかなとも感じました。
5万人・卒業
イベント同時接続数は5万人で、早川雪音が5万人を埋めたい夢もネット上で実現したと言えるので、山ノ内花音がそれを叶えるのもグッときました。
卒業式に来ていた早川雪音が「卒業おめでとう」と言っていたのは、学校の卒業だけでなく、「橘ののか」からの卒業にも掛かっていたと思います。山ノ内花音の視点だと、母親からの卒業という意味にも繋がるので、そこも含めてエモい卒業シーンでした!
木村ちゃん
最終回ではめい(木村ちゃん)がサインを求められて推される側になり、橘ののかにされたことを今度は自分がファンにするシーンもありました。
橘ののかとのチェキには「いつか有名になって私の曲書いてね」となっていて、既に実現しています。その上で、木村ちゃんファンには「いつか有名になって一緒に連弾しようね」と書いていたのが感動的でした!
壁に新しいJELEEの絵を描くシーンでは、山ノ内花音が服で塗り始めたので、それを見ためいがまさかの行動に出て何か見えていました!推し・ののたんと同じように服で塗りたかった気持ちから、結果的に暴走する様子にほっこりしました!
JELEE解散の危機を救ったのは実質めいで、たとえ音痴で放送事故になっても、魂の叫びで山ノ内花音を動かしたエピソードなども思い出されます!
1日は25時間。
人間の体内時計は1日25時間というエピソードがあり、それに連動するように、ツルシマアンナさんのED主題歌「1日は25時間。」をJELEEが歌うのもエモかったです!
今のJELEEは全員が自分の壁を乗り越えていて、やりたいことが多くて24時間では足りない。ずっと4人で過ごしたい。その気持ちからJELEEバージョン「1日は25時間。」を流す粋な計らいにグッときました!
アニメの最速放送・配信時間は土曜25時スタートなので、「25時」はここでも繋がりを持たせている気がします!壁についても、壁画の名前が光月まひる→海月ヨル→JELEEとアップデートされ、苦悩などの壁を乗り越えて成長したストーリーと連動している印象です!
最後の結末
アニメ『夜のクラゲは泳げない』最後の結末は、光月まひるの語りセリフで、本気を出したら自分で輝けるクラゲ達が大好きだと言っていました。それぞれが暗い過去を乗り越えて、今は自分を持っている成長などが連想される終わり方だと感じました。
ラストはエンドカードで、キャラクター原案:popman3580さんによるメインキャラ4人のイラストで締めくくられています。
完結&2期クール考察
アニメ『夜のクラゲは泳げない』は1クールで完結するようにストーリーがまとめられている印象で、最終回は過去エピソードとの繋がりを持たせるような伏線回収もありました。こじれた人間関係の修復、トラウマや暗い過去の克服があり、渋谷に水族館を作る約束も果たし、5万人の夢も叶えています。
当初は1クールで完結するように作られたアニメだと仮定しても、JELEEがその後どうなったのか、新たな目標や壁ができるなど、続編エピソードを追加することはできる状況だと思います。それを考慮すれば、Blu-rayやCDなどの売上次第で『夜のクラゲは泳げない』2期・2クール目が来る可能性は残っていると願いたいところです!
最終回12話感想まとめ
アニメ『夜のクラゲは泳げない』最終回12話感想をお届けしました。12話はJELEE×サンドーのコラボライブが成功し、光月まひる&山ノ内花音の関係が戻り、早川雪音が娘を認める展開など激アツな最終回でした!
光月まひるは絵を描く姿勢で変化があり、山ノ内花音は歌う理由が見つかり、渡瀬キウイは好きなものを好きだと言って自分を貫き、高梨・キム・アヌーク・めいは推される側になるなど、それぞれの成長が感じられるアニメだったと思います!
今後はアニメBlu-ray第1巻・ミニアルバム「JELEE BOX」・サウンドトラックが2024年6月26日に発売!アニメ最終回まで見終えたタイミングで、小説&漫画版の単行本やアニメを最初から見返すのもおすすめです!それでは2期の期待も込めて、ヨルクラファンの皆様、グッバイ世界!
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