夜のクラゲは泳げない最終回おじさん&父親・水族館考察 12話ネタバレ注意

夜のクラゲは泳げない最終回おじさん&父親・水族館考察 12話ネタバレ注意

アニメ『夜のクラゲは泳げない』最終回のおじさんは誰か考察。

最終回のおじさんはJELEEメンバーの父親か、水族館のおじさん・OP映像の男性と同一人物か、微笑んだときの気持ちなども考察していきます。

『夜のクラゲは泳げない』最終回おじさん登場シーン

2024年春クールに放送されたオリジナルアニメ『夜のクラゲは泳げない』最終回12話では、謎のおじさんがJELEEの絵を見て微笑んでいました。

『夜のクラゲは泳げない』はメインキャラが女性で、家族キャラも光月まひるの妹、山ノ内花音の母親・姉など女性が多いです。男性キャラは目立っていないだけに、最終回のおじさんは誰?と感じた方も多かったと思います。

おじさんはアニメを締める最後の重要シーンで登場したことから、裏で物語に深く関わっている人物だと解釈できます。JELEEメンバーの父親、通行人などの可能性も含めて、以下より考察していきます。

最終回おじさん考察

山ノ内花音の父親説

アニメ『夜のクラゲは泳げない』最終回のおじさんが、山ノ内花音の父親・山ノ内章太郎と仮定した場合はどんな考察ができるか、各ポイントごとの関連エピソードも振り返っていきます。

■水族館のおじさん
山ノ内章太郎は10話に登場したとき、部屋の中でパソコンをいじっていました。熱帯魚を飼っていたので、1話でクラゲの解説をしていた水族館のおじさんと同一人物のように思います。水族館のおじさん&山ノ内章太郎の声優は、どちらも興津和幸さんなので、声優からのアプローチも可能です。

最終回でおじさんが絵を見ていたシーンでは、光月まひるの語りセリフで水族館のおじさんというワードが入っていたので、最終回のおじさんと水族館のおじさんも同じキャラだと解釈できそうです。これは意図的に被せることで、裏から繋げる演出になっていたのだと感じました。

■OP映像のおじさん
アニメ『夜のクラゲは泳げない』OP映像には、光月まひるが描いたクラゲの絵を見ているおじさんがいます。最終回でJELEEが描いた絵を見ていたおじさんとは同一人物だと解釈でき、絵の変化を感じているとすれば、物語の軌跡・キャラの成長を間接的に表現している可能性もあります。

■無精ヒゲ
最終回のおじさんが無精ヒゲを生やしているのもヒントだと思います。無精ヒゲを生やすほどの状況・やさぐれ感から、早川雪音と離婚した山ノ内章太郎だと気づく要素になっていた気がします。

■JELEEの文字を見た気持ち
山ノ内章太郎は山ノ内花音がアイドルを辞めてJELEEの活動を始めたことも把握済みだと解釈した場合、最終回のライブも見ていた気がします。その上で壁画に書かれていたJELEEの文字を見て、山ノ内花音が暗い過去を乗り越えて生き生きとしていることを感じたので、微笑んでいた可能性もありそうです。

■クラゲの絵を見た気持ち
1話で山ノ内花音が中学のとき、父親に連れられて初めて渋谷に来たと言い、光月まひるが描いたクラゲの絵に一目惚れしたと明かしていました。そうすると、山ノ内章太郎は当時クラゲの絵に感動している山ノ内花音を見ていたと解釈できます。最終回では山ノ内花音がJELEEメンバーと描いたクラゲの絵だと気づき、感動を与える側になったことなどを含めて、感慨深い気持ちになっていたのかもしれません。

山ノ内章太郎は離婚後に山ノ内花音としばらく会っていないように思うので、たとえ離れていてもクラゲで繋がっているエモさも感じました。山ノ内花音がクラゲの絵に出会ったきっかけは山ノ内章太郎と見ることができ、そこから光月まひると出会っている展開なども含めて、クラゲで皆が繋がっているのもグッときます。

■輝き
水族館のおじさんが1話で言っていた内容を振り返ると、クラゲは水の流れに乗ってフワフワと漂っているだけで儚い生き物ですが、実はとても凄い性質を持っています、それは…!と言って別シーンに変わっていました。1話ラストでは光月まひるがクラゲの性質を語り、外から光を溜め込んだら自分でも輝けるようになると言っていたので、水族館のおじさんが言いかけた内容に繋がっていたと考察できます。

山ノ内花音がアイドルを辞めた直後はクラゲのようにフワフワしていた状態で、それからJELEEの活動を始めて、仲間と出会って良い影響を受けていき、最終的には輝く流れになっていたと思います。これは外から光を溜め込んで輝いていることを意味するので、クラゲの性質を体現したことになり、水族館のおじさん=山ノ内章太郎だとすれば、その輝き方に感動していた可能性もあります。

■セリフ&行動の対比
1話では水族館のおじさんがクラゲの解説セリフを言っている際に、光月まひるがクラゲの絵を描いていました。最終回では光月まひるの語りセリフがある中で、おじさんが絵を見ています。2人は喋る側・何かをする側のポジションが逆になっていて、どこか対比させる要素を感じます。

水族館のおじさんがクラゲの性質を言いかけて、光月まひるが中身を明かす展開もあったことから、2人は対比・繋がりを持たせる要素があると考察できます。

他キャラの父親説

アニメ『夜のクラゲは泳げない』最終回のおじさんが、光月まひる、渡瀬キウイ、高梨・キム・アヌーク・めいの父親だった場合は関連エピソードがほぼ無いので、可能性としては低いと思います。光月まひる&渡瀬キウイの父親なら、渡瀬絵画教室と繋がる要素にはなりそうです。

通行人説

最終回のおじさんが一般の通行人だった場合、初見でクラゲの絵に感動していたことになります。JELEEが人々の心を動かす存在ということが客観的にわかる描写にはなりますが、それならライブシーンでも表現済みです。

アニメを締める最後の重要シーンに、モブキャラの通行人を登場させるのも違和感があるので、通行人説の可能性は低いと思います。

まとめ

アニメ『夜のクラゲは泳げない』最終回のおじさんは山ノ内花音の父親・山ノ内章太郎で、1話でクラゲの解説をしていた水族館のおじさん、OP映像でクラゲの絵を見ているおじさん、10話でパソコンをいじっていた男性も同一人物だと考察できます。

おじさんを1話冒頭の音声&最終回ラストに登場させることで、JELEEメンバーがクラゲのように光を溜めて輝く軌跡、光月まひる&山ノ内花音が出会うきっかけとなった人物、過去からの変化・成長などの側面が強調されていた印象です。

『夜のクラゲは泳げない』は複数の伏線が張られた面白いアニメなので、これからも様々な考察を続けていきたいところです!それではヨルクラファンの皆様、グッバイ世界!

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