アニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』(ゆゆゆ3期)11話感想・考察!
11話の感想付きネタバレストーリー、「勇者の章」完全版、『くめゆ』『のわゆ』アニメ化の意味についての考察もお届けしています。
ゆゆゆ3期 大満開の章 11話ネタバレ感想・考察
安芸先生
アニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』(ゆゆゆ3期)11話「私の心は燃えている」では、大赦の人達が話し合う場面が描かれ、安芸先生が他に方法は無いのかと考えていました。また、人が神の眷属になるのは生きていると言えるのかと指摘し、手や声が震えています。
この描写を見ると、大赦神官として皆と接するときは、自分の感情を押し殺していたことが伝わりました。安芸先生個人としては、教え子がひどい目に遭っていることに胸を痛め、腸が煮えくり返っていたと言えますね…。
安芸先生は、話し合い中に何も言わずに受け流すのではなく、生徒たちのことを想って自分の考えを言おうとする姿勢がグッときました!
そして、大赦の人達は神婚妨害の可能性にも言及しています。その場合は受け入れる気持ちを明かしていましたので、自分たちは無力であり、勇者と神樹様に委ねる他ないと考えていた印象です。
ミノさん・犬吠埼姉妹
11話では、三好夏凛&乃木園子の攻撃後、三ノ輪銀の斧が消える場面も描かれていました。ここで、乃木園子が斧を見て微笑んでいるシーンが泣けましたね…。まるで「ミノさんありがとう」と言っているような優しい雰囲気があり、感極まって涙腺が崩壊しました…。
その後、犬吠埼樹が2人を助けに来て、連れて帰るシーンも胸アツでした!犬吠埼樹は、ほんわかしているように見えて、芯があるところが推せます!
さらに、犬吠埼風が 道は私が切り開ぁぁぁぁく!!と叫んでいるシーンもありました。この場面は、2期後半「勇者の章」最終話&3期10話でも描かれていますが、何度見ても胸に刺さります!
何度も描かれている理由は、人間が神に導かれて守られるのではなく、道を新たに切り開くと考えていることを強調させるためだと考察できます。受動側ではなく能動側を望んでいることは、11話のメインテーマとも言えますので、そこを際立たせていた印象です。
歴代勇者
東郷美森が結城友奈のところへ向かう展開も11話内にありました。結城友奈は白い蛇に巻き付かれ、神婚が進んでいる様子でした。
また、東郷美森が本音を言うように伝える場面では、結城友奈が胸の内を明かしていました。この場面は、10話で楠芽吹が国土亜耶に訴えかけていた描写が脳内リンクするシーンでした。
その後、東郷美森の周りに歴代勇者が来ていました。最初は三ノ輪銀のシルエットが登場し、青い鳥の乃木若葉も現れています。そして、東郷美森は人としての道を進む意思を示していました。ピンチが訪れた後、歴代勇者から後押しされる流れが激アツでした!
高嶋友奈・牛鬼
11話では、結城友奈が牛鬼によって作られた空間に包まれるシーンもありました。そして、高嶋友奈が登場し、「行こう」と言っていましたので、涙腺が刺激されましたね…。
また、結城友奈がオッドアイ&神聖な装束姿になり、天の神に全部乗せ勇者パンチを繰り出しています。この場面は、神作画&撮影処理&声優・照井春佳さんの熱演などが相まって、大迫力の映像に鳥肌が立ちました!
その後、地の神は大満開・散華し、牛鬼も消えています。高嶋友奈は魂を削り、神樹様は力を使い尽くしたと言えます。これらのシーンは、牛鬼の正体に関するヒントが盛り込まれていた印象です。詳しくは以下の記事で考察しています。
■詳細
『結城友奈は勇者である』牛鬼の正体考察、高嶋友奈との関係も
白鳥歌野
11話ラストは、結城友奈の烙印が消えている描写があり、平穏な日常が戻るところで終わっていました。最終回となる12話は、最後の戦いを終えた後のエピローグ・後日談になりそうですね。
最終回の先行カットでは、乃木園子が白鳥歌野(うたのん)の鍬を持っていましたので、『白鳥歌野は勇者である』(しうゆ)要素があるのかもしれません。勇者部の活動として農業をする展開などがあるのかも気になります。
また、犬吠埼風は黒板に名前がありませんでしたので、犬吠埼風の卒業後&犬吠埼樹が部長になった後のエピソードが見れそうな予感です。
勇者の章、くめゆ・のわゆアニメ化意味
ゆゆゆ3期「大満開の章」では、『楠芽吹は勇者である』(くめゆ)&『乃木若葉は勇者である』(のわゆ)のエピソードがダイジェストで描かれていましたが、その理由は「勇者の章」完全版に繋げるためだったと考察できます。
3期で「勇者の章」完全版を描くにあたり、その前提知識としてのアニメ化だったのかもしれません。くめゆパートは、例えば神婚の裏で防人たちが奮闘していたシーンを描くことで、作品に深みが増しています。
のわゆパートは、例えば11話で歴代勇者のシルエット&高嶋友奈の登場に繋げていた印象です。高嶋友奈については、2期最終回でいきなり出してしまうと、アニメとしては唐突な登場になります。そこで、高嶋友奈が生きていた時代・のわゆパートを描くことで、理解しやすいようになっていた気がします。同時に、涙腺崩壊必至のエモさが生まれていたと考察できます。
そして、くめゆ・のわゆダイジェスト版は、「勇者の章」完全版に必要な要素を抽出し、それぞれの重要エピソードも最低限盛り込んでいたと解釈できます。将来的には、くめゆ・のわゆ完全版、他シリーズのアニメ化も期待したいところですね。
『結城友奈は勇者である -大満開の章-』11話ネタバレ感想・考察まとめ
アニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』(ゆゆゆ3期)11話のネタバレ感想・考察をお届けしました。
11話は、「勇者の章」完全版が描かれ、新規カットも多数盛り込まれていました。ド迫力のアニメ映像とBGMのシンクロ、声優陣の熱演なども圧巻で、映画を見た後のような満足感がありました。
安芸先生の葛藤、乃木園子が三ノ輪銀の斧を見て微笑む描写、歴代勇者のシルエット、高嶋友奈のセリフ、牛鬼の伏線回収なども印象的で、盛りだくさんの内容でしたね。
次回の12話は遂に最終回。エピローグとしての日常シーンに和む展開になるのか?それとも…?結末がどうなるのか気になりますので、12話も要チェックです!
期待はずれの大満開の章でした
再放送を観たかったわけじゃないのに
コメントありがとうございます!
2期「勇者の章」と同じ場面もあり、3期は2期でカットした部分を描いた感は否めませんね…。再放送+新規カット+前提知識の『くめゆ』『のわゆ』といった印象も受けました。
最終回は新エピソードとなりそうな予感ですので、純粋に楽しめることを期待したいところです!