アニメ『白い砂のアクアトープ』1話感想・考察記事です。
アニメ1話の感想付きネタバレストーリー、がまがま水族館の意味、海咲野くくるの正体、宮沢風花の心情、謎の少年や伏線についての考察などをお届けしています。
白い砂のアクアトープ1話ネタバレ感想・考察
海咲野くくるのセリフ
オリジナルアニメ『白い砂のアクアトープ』1話「熱帯魚、逃げた」の冒頭では、沖縄らしい劇伴が流れ、作画が美しい背景なども楽しむことができました。
それから海咲野くくる(声優:伊藤美来)が登場し、沖縄方言・なんくるないさ(意味:なんとかなるさ)と言っています。続けて、助けてこのままじゃ私…などと意味深なセリフも語っています。
これは、海咲野くくるが水族館で働いていることや各シーンの描写などから、水族館の経営・来場者数などが芳しくない状況で、それに悩んでいたと考察できるかもしれません。それでも、しっかりとやるべき事をやっていれば、なんとかなるさ!と意気込んでいたと解釈できます。
宮沢風花と盛岡
1話では、宮沢風花(声優:逢田梨香子)が城居ルカ(声優:菊池紗矢香)にチャンスを譲り、アイドル事務所を辞める展開も描かれていました。
その後、東京から実家のある岩手県盛岡市に帰る話になり、母親と電話をしています。母親については、芸能界は水物などと言いながら優しい言葉をかける様子が印象に残りました。
そして、宮沢風花は たまたま目に入った沖縄の広告を見て、そのまま沖縄に飛んでいます。東京から実家の盛岡に帰るはずのところ、真逆の方向である沖縄に向かう流れは面白い展開でした!
占い師メイサ・いちゃりばちょーでー
宮沢風花が沖縄の繫華街を歩いている際、いかにも怪しい風貌の占い師メイサ(声優:儀武ゆう子)に声を掛けられるシーンも1話で描かれていました。
占い師メイサは、羽田空港と書かれた紙が付いたキャリーバッグを見ながら、宮沢風花が東京から一人旅であることを指摘し、わかっちゃうのよ~などと言っていました。羽田空港の文字見たやろ!と思わず突っ込みたくなるコミカルなシーンでしたね。
それから占い師メイサが本気で占いをする流れになった後、射手座を目指すと良い出会いが待ってるはずと言っています。また、宮沢風花からはお金を取らず、いちゃりばちょーでー(意味:一度会ったら皆兄弟)と言っていました。占い師メイサは、最初は怪しさ満点でしたが、最終的には良い人でしたね。
うどんちゃん・グルクン
1話では、海咲野くくるが補習授業に向かうシーンも描かれていました。海咲野くくるが かい・うどんちゃんと言っていた友達は、仲村櫂(声優:土屋神葉)と照屋月美(声優:和氣あず未)でした。
それから海咲野くくるがグルクン美味しかったと言うシーンも描かれています。グルクンはタカサゴのことで、沖縄の県魚ですね。この場面では、仲村櫂は釣りができることなども明らかになり、徐々にキャラクター情報が明かされる楽しみもありました。
また、海咲野くくるが数学のレポートとしてイカの飼育日誌を提出しているシーンもあり、イカの世界の方が面白いと熱弁していました。イカについて熱く語る様子、海咲野くくると周りの温度差などが印象に残るシーンでしたね。
南城市観光地・久高夏凛
宮沢風花が沖縄を練り歩き、海で寝る展開なども1話で描かれていました。母親に連絡しようとして スマホの電源を切るシーンでは、東京での辛い思い出や現実的な部分は一旦シャットダウンしたい意思が伺えましたね。
その後、宮沢風花がフラフラしながら歩いていたため、南城市観光協会の久高夏凛(声優:Lynn)が助けていました。宮沢風花が落ち着いた後は、世界文化遺産の斎場御嶽、あざまサンサンビーチ、がまがま水族館のパンフレットなどを渡しています。
斎場御嶽&あざまサンサンビーチは南城市に実在する観光地で、がまがま水族館は『白い砂のアクアトープ』に登場する架空の水族館ですね。実在する観光地を入れることで、南城市観光スポットの紹介を兼ねている印象も受けました。
それから宮沢風花が がまがま水族館に興味を示したため、久高夏凛が車で送っています。久高夏凛は今後も様々な形で関わってきそうな雰囲気も伺えました。
イシガキカエルウオ・ファンタジー要素
1話では、がまがま水族館の水槽が映し出されるシーンも描かれていました。水槽内が3D作画になっている場面は、本当に水族館に来ているような没入感もありました。宮沢風花が魚を見てかわいいと言うシーンでは、その宮沢風花がかわいい!と思えましたね。
そして、宮沢風花がイシガキカエルウオを見るシーンでは、魚が頑張り屋さんだということで、宮沢風花が頑張っていた過去を思い出していました。レッスン・握手会の光景などからアイドルだったと解釈でき、城居ルカにセンターを譲ったことも伺えました。
その後、水槽の水が襲ってくるシーンになり、魚が宮沢風花の周りに集まっていました。まさかのファンタジー要素で不穏な展開?とも思えましたが、魚は宮沢風花を応援している様子でしたので、1話時点では怖い展開にはなっていませんでしたね。
海咲野くくるの正体
海咲野くくるが宮沢風花の前に現れ、今の見えてた?と話しかけるシーンも1話内にありました。その様子から、水槽の水が襲ってくる現象を体験したことがあると考察できます。
あるいは、海咲野くくる自身が生み出した不思議な空間だったのかもしれません。もしくは、海咲野くくるの正体が何かを受け継いだ器という可能性も考えられます。それに関連して、ファンタジー空間を作り出していたとも解釈できます。
がまがま水族館の意味
1話では、海咲野くくるが がまがま水族館の館長だと語り、がまがま水族館の意味を宮沢風花に教えていました。最初に「がま」は沖縄にある自然にできた洞窟のことで、この世とあの世を結ぶ場所とも言われていたことを語り、身近だけど不思議な空間という意味で、がまがま水族館になっていることを明かしています。
このあたりを総合考察すると、がまがま水族館は現実世界と死後世界を繋ぐ場所で、海咲野くくるは死亡している可能性も考えられそうです。仮に海咲野くくるが死亡している場合、幽霊化しているか、死亡後に復活しているとも考察できます。
また、がまがま水族館は それぞれを結ぶ中継地のようなイメージで、海咲野くくるの正体は番人・巫女だと考察できるかもしれません。
水族館のバイト
1話ラストは、がまがま水族館が人手不足でバイトを募集しても中々見つからないということで、宮沢風花がここに置いてくださいと言っていました。
宮沢風花はお人好しで、困っている人を放っておけない性格なのかもしれませんね。また、東京はアイドル時代の傷があり、実家の盛岡は家族や親戚に気を遣うので、沖縄に住むことを決断したとも考察できます。
伏線・謎の少年
1話には体が小さい謎の少年(少女?)が所々で登場していました。魚を食べたり、宮沢風花の近くを歩いたりするシーンもありましたので、気になるところです。
少年の正体は、現実世界の人間、死後世界から がまがま水族館を介してやってきた人間、魚に関連する異形の存在などが考えられます。少年の描写は何らかの伏線になっている気もしますので、2話以降での登場シーンに注目が集まります。
白い砂のアクアトープ1話ネタバレ感想・考察まとめ
アニメ『白い砂のアクアトープ』1話のネタバレ感想・考察をお届けしました。
1話では、アイドルだった宮沢風花が沖縄県南城市に行き、海咲野くくると出会うストーリーなどが描かれていました。また、がまがま水族館の意味が明かされ、水槽の水が襲ってくる場面ではファンタジー要素も盛り込まれていました。
『白い砂のアクアトープ』は沖縄県南城市を舞台とするガールミーツガールのストーリー、水族館のお仕事要素、美しい作画などが魅力的で、様々な考察ができる意味深な伏線も張られている注目アニメですので、ぜひ2話以降も視聴継続していきましょう!
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