Ave Mujica「Crucifix X」歌詞意味、十字架・10考察、作詞作曲者情報

Ave Mujica「Crucifix X」歌詞意味、十字架・10考察、作詞作曲者情報

アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』10話挿入歌・Ave Mujica「Crucifix X」歌詞の意味を考察!

Ave Mujica「Crucifix X」歌詞や曲名の意味・読み方、MVの世界観とギリシャ神話の関係、作詞作曲者、配信・CD情報なども掲載!

『BanG Dream! Ave Mujica』10話挿入歌

Ave Mujica「Crucifix X」はアニメ『BanG Dream! Ave Mujica』10話挿入歌。Ave Mujicaが復活したライブで、1曲目に「Imprisoned XII」を披露した後、2曲目に「Crucifix X」を演奏していました。

ダークで宗教的な雰囲気、重低音の効いたサウンドなどが魅力的で、間奏ではメンバーがヘドバンの一種・折り畳みをしているシーン、歌詞に合わせた動きを見せる場面なども印象に残りました!

ホラーMV・イカロスの翼

2025年3月14日にAve Mujicaの公式YouTubeで公開された「Crucifix X」MVは、ホラー感のある衝撃映像になっています。アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』(まどマギ)、V系バンドのDIR EN GREYを思わせる怖い演出もあります。

リアルな目が動いて、その周りに炎が出現した後、メンバーの翼が溶ける描写は、ギリシャ神話に登場するイカロスの翼が一部モチーフになっていると考察できます。イカロスは父親が蝋(ロウ)で作った翼で飛んだ後、太陽に近づいて蝋が溶けて墜落死しています。自由を求めて飛んだ結果、傲慢さ・欲望から太陽(神の領域・自然)に接近したことが破滅に繋がり、人間の技術力の限界も感じる話だと思います。

イカロスが家族から翼をもらう点は豊川祥子がAve Mujica活動時に祖父から裏で援助されている可能性、傲慢さは豊川祥子の性格なども連想できます。蝋で作られた翼で飛んだ後に墜落する話は、脆さを抱えてAve Mujicaがデビューした後にメンバーと衝突して解散する流れ、メンバーそれぞれで問題にぶち当たる展開などが該当します。

目が四方八方に動く描写について、太陽神が人々をあらゆる角度から監視する様子と解釈した場合、どこから突撃しても溶かされる人間の弱さ・神の絶対性を感じます。これは人間が神・自然には敵わないこと、誰しも欲を出して失敗すること・悩むことがある点を表現している可能性もあります。目の動きが挙動不審と解釈した場合、メンバーがもがき苦しむ様子を指している印象です。目の主は豊川祥子=太陽と考えた場合、メンバーが焦がされて残りの人生を捧げる状況を思わせます。

穴が開いている翼を動かすシーンは、心の傷を負った後に奮闘する様子が連想されます。全メンバーの実際の翼は同じような形ですが、MV冒頭の翼は光の当たり具合で両翼の中央付近&本人から見て左側が長く見えるので、ドロリス(三角初華)の仮面を表現している印象も受けます。穴が開いた翼の描写を入れて、ラストで穴開きの仮面を装着しているのは、メンバーが抱える暗い過去や闇=三角初華の場合は初音が初華と偽ってきたこと・豊川祥子に対する執着心・豊川定治の存在などを背負って生きていく点を指している気もします。

赤い幕の中央にある「+」の光が映し出され、豊川祥子の絵がアップになるシーンもあります。幕の線は人間の肋骨、「+」は十字架にも見えるので、『進撃の巨人』に出てくる「心臓を捧げよ」のような発想で、メンバーがAve Mujica発起人の豊川祥子についていく状況を思わせます。

薄暗い建物の回廊は、Ave Mujicaメンバーの歩みと考察でき、回廊が炎で燃える描写は破滅と再生=バンド解散と再結成・メンバーそれぞれの心境の変化を表現している印象です。リアルな手が動くシーンは、人々が自由・助けを求める様子に加え、神話となったメンバーを崇拝するイメージも湧いてきます。Ave Mujicaの中では豊川祥子が太陽、メンバーが心を焦がされた側という解釈もできますが、対外的にはメンバー全員が太陽で、周囲を導く存在になっている意味も考えられます。

「Imprisoned XII」MVではメンバーが翼を付けて飛び、「Crucifix X」MVでは翼が溶けているので、翼を得た後の時系列で、一部繋がりを持たせたストーリーになっていると思います。

「Crucifix X」意味・読み方

「Crucifix X」の読み方は、クルシフィクス キス。「Crucifix」の意味はイエス・キリスト像が付いた十字架。その十字架は様々な解釈があり、例えば神の愛を表現していること=三角初華→豊川祥子、モーティス⇔睦ちゃんの愛が連想されます。和解の意味もあるので、Ave Mujicaメンバーが再集結してバンドが復活したことを指している可能性もあります。

苦しみの象徴と解釈した場合、三角初華が豊川祥子&若葉睦の相思相愛な様子を見て嫉妬したこと、豊川祥子がバンド解散は間違えたことだと認識した後に復活させる展開、祐天寺にゃむがモーティスの演技に敵わないと思っているコンプレックスなど、該当するエピソードが多数思い浮かびます。

「X」を数字の10とすれば、アニメ10話の話数自体か、タロットカードの10番である大アルカナ「運命の輪」(ホイール オブ フォーチュン)が考えられます。正位置で出たら良いこと・好機、逆位置はスレ違い・不運を意味するので、バンド復活が正位置、対立や衝突をしていたことが逆位置といった解釈もできます。良くも悪くも運命の歯車が動き出すストーリーなども連想されます。

「X」が見た目の意味なら、クロスでメンバーが交わること、十字架の形が斜めになっていることも指している可能性があります。十字架=神の愛が斜めに傾いていることは、三角初華の歪な愛・ヤンデレ要素が思い浮かびます。十字架=和解が斜めと解釈すれば、バンド復活が特殊な状況=睦ちゃんが眠ったままバンド復活に踏み切った急展開なども該当します。

「X」をキスと読むのは、十字架にキスをする=愛や苦しみなどを背負っていく覚悟の表れ、解散して再結成する際に残りの人生をAve Mujicaに捧げる意味が考えられます。

Ave Mujica「Crucifix X」歌詞意味考察

アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』10話挿入歌・Ave Mujica「Crucifix X」歌詞では、「still alive(意味:まだ生きている)」と続けた後に「still alive?」と疑問形になっているところがあります。自分は生きている!と強く宣言、または何とか生き延びたと感じた後、本当に生きていると言えるのか?と自問自答する様子、悩みや不安が伴っている状況が連想されます。

「命の歯車が 回りだす」の部分は良い意味だとバンド復活、悪い意味だとバンド活動で余計に苦しみなどが増すことなどが該当しそうです。「彷徨える 我が十字架」の歌詞は、曲名に入っている「Crucifix」が十字架の意味だとわかり、メンバーに迷いや葛藤がある様子が思い浮かびます。

「汚れていく異教徒たちの涙」の歌詞は、今までの『バンドリ!』=明るく可愛いイメージが正統とすれば、暗いストーリーのAve Mujicaが異教徒で、心に闇や罪の意識を抱えている点を強調する意味が考えられます。異教徒同士で誰かの涙を汚す様子であれば、メンバー内で豊川祥子&若葉睦の絆=お互いを信仰する状況が三角初華の嫉妬心を煽ることなど、メンバー外でAve Mujicaがファンの涙を良い意味で汚す=通常の感動&興奮の涙とは違った最高のライブ体験に誘うイメージという解釈もできます。

「処刑台の終わりなき犠牲者」の歌詞は、処刑される人が続出する状況で痛みを伴う出来事が多く起こること、メンバーが次々に絶望や虚無を感じることに遭遇して犠牲が続くニュアンスも感じます。Ave Mujicaのモチーフはギリシャ神話やキリスト教が一部入っていると解釈でき、独特の世界観を味わえる神曲になっているので要チェック!

作詞作曲者

Ave Mujica「Crucifix X」
アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』10話挿入歌
作詞:Diggy-MO’
作曲:o-saka(SUPA LOVE)・Diggy-MO’
編曲:o-saka(SUPA LOVE)

配信・CDリリース情報

Ave Mujica「Crucifix X」配信音源は2025年3月6日のアニメ10話放送後より、各サブスク・ダウンロードサービスで配信開始。CD音源は2025年4月23日発売・Ave Mujica 1stアルバム「Completeness」に収録!

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