『BanG Dream! Ave Mujica』4話感想!二重人格、バンド解散、ホラーアニメ考察

『BanG Dream! Ave Mujica』4話感想!二重人格、バンド解散、ホラーアニメ考察

「バンドリ!」アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』4話感想!

モーティスと睦ちゃんの二重人格、祐天寺にゃむ脱退発言とAve Mujica解散、ホラーアニメのような怖いシーンなどをネタバレ込みで考察!

『BanG Dream! Ave Mujica』4話感想

モーティス降臨

アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』4話では、無口の若葉睦が声を張って喋るようになり、番組で積極的にトークを盛り上げるシーンも描かれていました。

睦ちゃんではないモーティスが降臨してAve Mujicaのために動いたことで、バンドは良い雰囲気になりますが、Ave Mujica発起人・豊川祥子は不満げな表情を浮かべています。

発起人とメンバーの考えが違う方向となり、若葉睦はバンドのために頑張っているのに豊川祥子の違和感・疎外感が加速しているので、運命の歯車が狂い始めている印象でした。

八幡海鈴と椎名立希の関係

八幡海鈴が椎名立希からノートを見せてもらい、椎名立希は八幡海鈴が出演するテレビを週5で見ていると言っているシーンもありました。

八幡海鈴&椎名立希は強く当たり合うイメージもありますが、実はお互いに信頼していて、相手を気に掛けているところが尊いです!椎名立希は「は?」とキレることもありますが、週5でテレビをチェックしているのが可愛いと感じました!

線香花火

Ave Mujicaのテレビ出演や取材でスケジュールが埋まっていることについて、八幡海鈴は燃え尽きる前の線香花火みたいと不穏なセリフを言っていました。

線香花火は消える前に激しく燃えるので、Ave Mujicaが解散前に人気絶頂となることを掛けた比喩表現と解釈できます。八幡海鈴はスケジュール管理をして、冷静に状況を見極める能力があるので、妙に説得力がありました…。

熊本弁・若い麦

4話では、祐天寺にゃむが熊本弁の方言を披露し、にゃむ母親(声優:斉木美帆)・にゃむ妹(声優:山本真綺)・にゃむ弟(声優:神山裕紀)と電話で喋っているシーンも描かれています。

祐天寺にゃむ役 米澤茜さんは鳥取県出身ですが、熊本人が使う熊本弁そのものでした。熊本出身の声優・斉木美帆さん&山本真綺さん&神山裕紀さんを起用し、正確な方言・イントネーションになっていたのも好感でした。作画やストーリーだけでなく方言も抜かりないのは、『BanG Dream! Ave Mujica』が高い完成度になっていることが伺えます。

祐天寺にゃむが「バカらしか!」(意味:バカらしい)と叫んだセリフは、『ガールズバンドクライ』井芹仁菜が「せからしか!」(意味:うるさい)と叫んだシーンを連想しました!MyGO!!!!!とトゲナシトゲアリの対バンライブが開催され、祐天寺にゃむ&井芹仁菜の熊木出身キャラ繋がりも描かれたのがグッときます!

にゃむは若い麦と書くなど祐天寺にゃむの名前の由来が明かされ、妹・弟以外にも兄や姉がいることも判明していました。地方から覚悟を持って上京していることもわかり、家族エピソードを通して祐天寺にゃむの掘り下げがあったのが嬉しかったです!

二重人格

Ave Mujicaツアー福岡公演で、若葉睦がギターを弾けないと言い出す場面もありました。睦ちゃんは死んだように寝ていると言っていたことから、若葉睦は二重人格(睦ちゃん・モーティス)で、ギターが弾けるのは睦ちゃん側、演技の才能を発揮しているモーティス側はギターを弾けないと解釈できます。

完全に睦ちゃんの個性を消して、モーティスのモードに切り替わっていることも伺えました。ここまで二重人格を切り分けているのはある意味の才能ですが、機械的な歪さも出ていたと思います。演技とギターもできるのが望ましいとはいえ、そう簡単にはいかない人間の脆さも感じました。

ホラーアニメ?

若葉睦は豊川祥子がいつも自分のことばかりと本音もぶちまけていました。この若葉睦はもう一人の自分・モーティスが出ている闇堕ちモードといったイメージでした。

Ave Mujicaメンバーが若葉睦の二重人格を話している際にドアをノックしてくるシーン、若葉睦&豊川祥子が外で話しているシーンなどは、もはやホラーアニメのような怖い印象も受けました!

若葉睦の場合は睦ちゃんからモーティスに切り替わる極端な描かれ方ですが、人間は自分の中に善人・悪人、プラス・マイナス感情などの2つを抱えて、状況によって切り替えることもあると思うので、リアルな部分が出ていた気もします。

祐天寺にゃむ脱退発言

祐天寺にゃむが豊川祥子に辞めるように言い、それとも若葉睦をクビにするのかと質問した後、自分がAve Mujicaを抜けると言い出す展開もありました。

祐天寺にゃむはゲストを喜ばせるためにやっているのに、豊川祥子は周りを見ない自己中なので、嫌気が差したという印象です…。

洋服・伏線回収

祐天寺にゃむが豊川祥子からAve Mujicaに誘われた際に豊川祥子の洋服を見ていましたが、ショボい服=お嬢様をかなぐり捨ててやっていく覚悟だと感じて、一緒に成り上がろうと思っていたことも判明。これは過去シーンと繋がる伏線回収になっていました。

豊川祥子はAve Mujicaしかないと覚悟を決めていたと思いますが、服に関しては貧乏だったことが関係していると解釈できるので、服自体に覚悟を込めていたわけではない気もします。この場合、結果的に覚悟を感じてくれたのは良かったのですが、既にすれ違いが生じていたという見方もできそうです。

その後、祐天寺にゃむはお嬢様のごっこ遊びに付き合っている暇はないと言っています。祐天寺にゃむは裏で働いているスタッフ、お金と時間を使って楽しみにしているゲストの存在を理解していますが、豊川祥子は自分のやりたいことばかり=バンドごっこだと見下していたと考察できます…。

演技

祐天寺にゃむは若葉睦が人形を演じた時に震えて、本物の演者だと感じたので、ここにいちゃダメだと言う場面もありました。演技の才能はバンドではなく、女優で発揮した方が良いという意味であり、的確な提案という見方もできます。

演技の才能を持ったモーティスが出てきたことで、祐天寺にゃむはその才能に叶わないと劣等感を刺激され、それがAve Mujica脱退発言に繋がる要因となった可能性もありそうです。

Ave Mujica解散?

ライブの演劇シーンでは、今宵のマスカレードでAve Mujicaの終幕と言ったところで、モーティスが嫌ァァ!と奇声を発していました。

若葉睦はAve Mujicaのためにモーティス側の二重人格を出したはずが、結果的にバンドではない方向・解散を助長する方向に突き進んでいるのが辛い展開でした。睦ちゃんの個性を消して、モーティス側の望みも叶わないとなれば、両方の人格が死亡して抜け殻状態にならないか心配です…。

演劇シーンでAve Mujicaの終幕というセリフがあった以上、豊川祥子がその脚本を書いたと解釈できるので、この状況では解散せざるを得ないと判断した可能性もありそうです。モーティスがギターを演奏できないことに合わせた脚本というパターンも考えられますが、祐天寺にゃむが脱退発言をしているので、解散ルートの方が濃厚です…。

仮にそうなら、前バンドの解散・現バンドの解散危機に収まらず、現バンドが解散する壮絶なバンドアニメになります。祐天寺にゃむはマルチタレントがあるとはいえ、若葉睦はすぐに女優に転身するとは考えにくく、Ave Mujicaしかない豊川祥子もどうなるのか気掛かりです。バンドを再結成するにしても、考え方が何も変わらなければ実現不可能であり、一筋縄ではいかないことが予想されます…。

4話感想まとめ

アニメ『BanG Dream! Ave Mujica』4話では、二重人格の若葉睦がAve Mujicaのためにモーティス側を出したにもかかわらず、それとは裏腹にAve Mujica解散の方向に突き進み、祐天寺にゃむが脱退を告げていました。

Ave Mujicaは本当に解散するのか、絶望的な状況になった若葉睦や豊川祥子はどうするのか?など気になるところが多数あるので、5話も要チェックです!

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