寄宿学校のジュリエット105話ネタバレ感想!三国志「桃園の誓い」オマージュ考察!

寄宿学校のジュリエット105話ネタバレ感想!三国志「桃園の誓い」オマージュ考察!

『寄宿学校のジュリエット』105話のネタバレ感想記事です。

『寄宿学校のジュリエット』105話のネタバレストーリー、2つの伏線&回収、三国志の「桃園の誓い」オマージュ考察に加え、105話の感想として「3つの見どころ」をご紹介しています。

はじめに

本稿は『寄宿学校のジュリエット』105話ネタバレ感想記事ですが、「正確には80話(105幕)」です。これは別マガ時代は「○幕」、週マガに移行してからは「○話(○幕)」としてストーリーが進んでいることから来ています。

本稿では便宜上、105番目の話数ということで「105話」として記述していますので、ご了承いただけますと幸いです。

それでは、105話のネタバレストーリーから見ていきましょう!

『寄宿学校のジュリエット』105話ネタバレストーリー

女湯へ

冒頭では、土佐を犠牲に犬塚達が女湯へ向かうシーンが描かれて、ペルシア達が温泉に浸かっているサービスカットがありました。

場面は変わり、生徒たちの食事シーンになります。犬塚が乾杯の音頭を取っていましたが、もう生徒たちは食べ始めていました…。

ここでシャルが「このホテル…テルメがあるらしいの」と言って、ペルシアをテルメに誘っています。

最初は「テルメ」というブランドバッグが販売している店でもホテルに内設されているのかと思いましたが、「テルメ」はイタリア語で「温泉」という意味があるそうですね。

そうして温泉シーンに変わると、ペルシアとシャルが水着姿です!サービスカットいただきましたッ!

事件発覚!

その後、猫が犬塚の前に現れるシーンになります。犬塚が猫に牛乳を与えると、猫は去っていきました。

・・・ここで、事件が発覚!猫は見覚えのあるバッグをくわえてきており、実はこれがシャルのバッグだと犬塚は気づきます。

そこへ土佐と古羊が現れますが、犬塚はごまかしていました。そして犬塚はバッグを女子更衣室に戻しに行くことになります。

蓮季と玲音に出くわしますが、犬塚はごまかして一旦逃げると、土佐と古羊が現われます。2人は、犬塚が女湯を覗こうとしていると思ったようで、何やら話しかけています。

犬塚は女子更衣室に用があることを2人に対して伝えると、土佐と古羊も一緒に行くことになります。犬塚はバッグを戻したいだけなんですが、2人は下心が満載です…(笑)。

立ちはだかる壁

ペルシア・シャル・蓮季・玲音の温泉シーンが描かれた後、犬塚達は女子更衣室に向かおうとします。そこへエレベーターから白猫寮監が降りてきました…。

犬塚と古羊は観葉植物に隠れていますが、土佐は隠れきれていません。当然、土佐は白猫寮監に見つかります。

犬塚は「土佐だけ見捨てて行くわけにもいかない…」と言っていましたが、土佐がうまくごまかして犠牲になってくれています。

犬塚はそれを無駄にしない為にも、女子更衣室に向かっていきました――!!

果たして今後の展開やいかに・・・!

2つの伏線&回収

ここからは点と点が線に繋がったシーンが2つあったという意味で、2つの伏線&回収シーンについて見ていきましょう。

①犠牲になるシーン

1つ目は、冒頭で犬塚達が土佐を犠牲に女湯へ向かうシーンと、土佐が実際に犠牲になってくれていたシーンです。

冒頭のシーンだけでは何のことだかわかりませんでしたが、同じ105話内で具体的に何が起きたのかが描かれています。

犬塚と古羊は観葉植物に隠れていましたが、土佐は白猫寮監に見つかっていましたね。

白猫寮監に問い詰められて、3人とも捕まっては「女子更衣室に向かう」という目的が達成できないため、土佐が一役買ってくれていました。

②バッグ

2つ目は、シャルがバッグを目立たせるようにして持っていたシーンは、猫がシャルのバッグを持ってくるシーンに繋がっていた点です。

シャルがバッグを目立たせるようにして持っていたシーンは、何か意味深だなと感じました。

このシーンは、猫がシャルのバッグを持ってくるシーンが控えていたからこそ、シャルのバッグの持ち方が目立つような描き方になっていたのかもしれません。

猫がバッグをくわえているカットで、「これってシャルのバッグでは・・?」と筆者は思いましたね。

このように、『寄宿学校のジュリエット』105話では、同じ105話内で点と点が線に繋がったシーンが2つあったことが特徴的な回でした。

三国志「桃園の誓い」オマージュ考察

ここからは、三国志の有名シーン「桃園の誓い」のオマージュ考察をしていきたいと思います。

まず「桃園の誓い」について簡単にご紹介した後に、4つのポイントに分けて考察をしています。

桃園の誓いとは

まずは前提として、元ネタと思われる「桃園の誓い」について簡単にご紹介いたします。

「桃園の誓い」とは、三国志に登場する逸話で、蜀の武将である劉備・関羽・張飛が義兄弟の契りを交わすシーンのことです。

これにより、劉備は長兄、関羽は次兄、張飛は末弟となり、3人は志を一つにして戦っていきます。

三国志を読んだことがある方や、ゲーム「三國無双」をプレイしたことがある方にとっては、馴染みのあるストーリーかと思います。

あてはめ①戦場・手を合わせているシーン

ここからは、4つのポイントに分けて、あてはめ・比較考察をしています。

1つ目は、「戦場」というワードと、手を合わせているシーンについて見ていきましょう。

『寄宿学校のジュリエット』105話

『寄宿学校のジュリエット』105話では、以下の記述があります。

「土佐を犠牲に、犬塚達は戦場へと赴く」

戦場という言葉がチョイスされた理由は、女子更衣室に向かうことは容易ではないからでしょうね。

犬塚・土佐・古羊の3人が、女子更衣室(女湯)に向かうために力を合わせていきましょう!という契りを交わし、3人が手を合わせているシーンがありました。

三国志「桃園の誓い」

『寄宿学校のジュリエット』105話の該当シーンを三国志にあてはめると、乱世の時代を、劉備・関羽・張飛の3人が力を合わせて戦場を勝ち抜き、民のために頑張っていきましょう!という契りを交わした「桃園の誓い」のシーンが当てはまります。

上の画像のように、三国志の「桃園の誓い」のシーンでは、武将3人が手を合わせているシーンがあります。

整理すると、以下の図表のようになります。

『寄宿学校のジュリエット』105話 三国志「桃園の誓い」
該当シーン 犬塚・土佐・古羊の3人が手を合わせているシーンがある 劉備・関羽・張飛の3人が手を合わせているシーンがある
所属 「黒犬の寮」の生徒 「蜀」の武将
目的 女子更衣室(女湯)に向かう 乱世を勝ち抜く、義兄弟の契りetc

あてはめ②誓いの言葉

2つ目は、誓いの言葉について見ていきましょう。

『寄宿学校のジュリエット』105話

『寄宿学校のジュリエット』105話では、以下の記述があります。

「我ら天に誓う!我ら生まれた日は違えども 目指す場所は同じ!いざゆかん!!女湯へ!!」

三国志「桃園の誓い」

一方で、三国志の「桃園の誓い」では、以下の記述があります。

「我ら天に誓う。我ら生まれた日は違えど、死すときは同じ日・同じ時を願わん。」

このように見比べてみると、「我ら天に誓う 我ら生まれた日は違えど」の部分は同じであり、内容も同じような方向性です。

そんなわけで、誓いの言葉についても、「桃園の誓い」に当てはまると考察することができそうですね!

あてはめ③義兄弟

3つ目は、義兄弟について見ていきましょう。

『寄宿学校のジュリエット』の犬塚は、黒犬監督生代表として、生徒たちが学校生活を送りやすいように動き、黒犬と白猫が仲良くできるように取り計らっていましたよね。

『三国志』の劉備もまた、蜀を牽引する存在として、民の幸せのために動く慈悲深い人物です。

そんなわけで、犬塚は劉備に該当すると考察することができそうですね!

そうなると、土佐と古羊は関羽と張飛に該当するという考察もできそうです。

雰囲気や言動から察するに、土佐が関羽、古羊が張飛のような気がしてきます。ただし見た目だけでいうと、土佐が張飛のような気もしますね。

この2人までは厳密に分けて、あてはめなくてもいいかもしれませんが、犬塚は劉備のリーダーポジションや慈悲深さなどがきれいに当てはまると思います。

【義兄弟についての考察整理図表】
『寄宿学校のジュリエット』 『三国志』
長兄 犬塚 劉備
次兄 土佐 or 古羊 関羽
末弟 張飛

あてはめ④植物の存在

4つ目は、植物の存在について見ていきましょう。

『寄宿学校のジュリエット』105話では、観葉植物の近くで3人が誓いをしています。

一方で、三国志の「桃園の誓い」のシーンでは、桜の木の下で武将3人が誓いをしています。

このように植物の存在という点においても、共通性がありますね。

以上、4つに分けて考察してみましたが、どう思われましたか?共通性が感じられますので、オマージュネタになっている可能性はありそうですね!

『寄宿学校のジュリエット』105話感想【3つの見どころ】

ここからは、2つの伏線&回収・「桃園の誓い」以外の観点から、『寄宿学校のジュリエット』105話より、3つの見どころをご紹介しています。

①温泉サービスシーン

1つ目は、温泉でのサービスシーンです。105話は、ペルシア・シャル・蓮季・玲音の肌色面積が多めでした。

玲音が良い仕事してくれていましたね(笑)。あんな姿やこんな姿が見れますので、要チェック!

金田先生、サービスシーンをありがとうございますッ!

②猫

2つ目は、シャルの下着が入っているバッグを猫が持ってきていたシーンです。これがすべての元凶でした。

猫には悪気がないとはいえ、犬塚は興ざめしていましたね(笑)。

③犠牲になる漢

3つ目は、白猫寮監に土佐が見つかり、犠牲になってくれたシーンです。「誓い」を交わした後ですので、土佐が「漢」を見せていましたね。

■『寄宿学校のジュリエット』待望の13巻が2019年5月17日に発売!表紙は丸流&スコット!
13巻がついに発売されました!表紙の丸流はアウトローっぽさが出ており、スコットが手を眼鏡に当てている感じも良いです♪要チェック!

まとめ 次回も楽しみ!

『寄宿学校のジュリエット』105話のネタバレストーリー、2つの伏線&回収、三国志の「桃園の誓い」オマージュ考察に加え、105話の感想として「3つの見どころ」をご紹介いたしました。

105話では温泉サービスシーンや、男性3人が誓いをしているシーンなどが描かれた回でしたが、次回106話はどんな展開が待っているのでしょうね!

白猫寮監以外にも立ちはだかる壁があるのか?土佐はあの後どうなったのか?犬塚は無事にバッグを戻せるのか?など、気になる点がたくさんありますね!

以上、『寄宿学校のジュリエット』105話についてでした!

■105話記事では久しぶりにオマージュ考察をしてみましたが、94話記事でもギリシャ神話のオマージュ考察をしていますので、是非チェックしてみて下さい!
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