『寄宿学校のジュリエット』96話のネタバレ感想・考察記事です。
『寄宿学校のジュリエット』96話のネタバレストーリーに加え、96話の感想・考察として「7つの見どころ」をご紹介しています。
それでは、早速見ていきましょう!
はじめに
本稿は『寄宿学校のジュリエット』96話ネタバレ感想・考察記事ですが、「正確には71話(96幕)」です。これは別マガ時代は「○幕」、週マガに移行してからは「○話(○幕)」としてストーリーが進んでいることから来ています。
本稿では、便宜上、96番目の話数ということで「96話」として記述していますので、ご了承いただけますと幸いです。
それでは、96話のネタバレストーリーから見ていきましょう!
『寄宿学校のジュリエット』96話ネタバレストーリー
作戦話
『寄宿学校のジュリエット』96話は、ケットがボールを奪ってゴールを目指しているシーンからスタートです。
露壬雄は、ケットからボールを奪う算段があるようですが、奪った後の行動が思い付かない様子です。そこで、頭の切れる玲音と運動神経抜群の露壬雄が作戦話をしています。
露壬雄は、目的の場所に向かうことを話し、後の指揮は玲音に託しています。自分の指揮なんか皆認めないだろ…と思いとどまる玲音…。
神展開
ここで、露壬雄が神セリフを言います。
「お前が皆を認めてねぇからだ」
自分を認めてもらうためには、まずは相手を認めてからだということですね。このシーンの詳しい考察は、後ほどしています。
そこで玲音は、まずペルシアに「あの時の事」を謝罪します。ところが、アビやスコットは、チンピラ風に文句を言っています(笑)。蓮季は、すかさず「どこのチンピラだ!」と突っ込んでいます。
そんな中、ペルシアは「力を合わせましょう」と言いながら、玲音に手を差し伸べています。この神対応に、玲音は「聖母なの!?」と言いながら顔を赤らめています。
真面目パートとギャグパートの行き来が、上手いですね。ここも『寄宿学校のジュリエット』の面白い点ですよね。
下水道から登場
ここで場面が変わり、ケットが藍瑠に対して「藍瑠ちゃん」と呼びかけ、誰も追ってこないことを伝えます。
すると、マンホールから露壬雄が登場し、ボールを奪います。なんと下水道を通ってきたようです(笑)。
露壬雄は、奪ったボールをロングパスすると、そこには玲音やスコットたちが待機していました。
スコットがボールを受け取り、レックスが立ちはだかりそうになりますが、なんと蓮季&アビ(?)が、2人がかりでレックスを体で受け止めています。
あのネタ
玲音はサイベルを止めないと勝機はないことを察知し、必死にサイベルの弱点を探します。ここで玲音は「クマパン」と言い、サイベルを動揺させています。
まさかここに来て、あのネタが来るとは(笑)!サイベル推しの方にとっては、嬉しいシーンだったと言えます。もれなくサイベルのスパッツが見えるという、サービスショット付きでした。
さて、サイベルはスパッツを履いているので、クマパンは見えていないことを確認している隙に、スコットが駆け抜けていきます。玲音の足止め作戦は成功したようですね。
手李亞と胡蝶はペルシアが食い止め、手李亞が顔面からこけています。こんなところでも、手李亞のドジっ子が発動(笑)!
スコットがゴールまで走り抜けようとしますが、簡単にはいきません…。95話同様96話でも、藍瑠はスコットに対して、またもやラスボス感のある鬼の血相で襲い掛かってきます。
今度はあの人物が動く
95話では、「露壬雄が」スコットを守る形で藍瑠の攻撃を食い止めていましたが、96話では「スコットが」動きます。スコットが後ろにボールを投げると、そこには露壬雄がいたのです。
スコットは露壬雄が嫌いと言いつつ、露壬雄のすごさは認めている様子です。藍瑠が追い付いてくるくらいなら、露壬雄も追い付いてくると思ったようです。
この発言には、藍瑠も驚いています。筆者もスコットの発言にはグッと来ましたね。
(・○・)
その後、露壬雄はゴールを目前に、必殺「流星シュート」を決めようとしますが、露壬雄自身が流星のごとく地面に向かってこけています・・(笑)!
(・○・)←ペルシア
(□○□)←スコット
あまりの衝撃展開に、ペルシアとスコットは、こんな表情になっていましたね(笑)。
そのままゴールにボールが触れ、2年監督生が勝利となってしまいました。勝利感のない勝利となりましたが、これも「伸びしろ」があることを描くためだったと考えることができますね。
そもそもエキシビジョンマッチの真の目的は「チームワーク」にあるため、「勝利自体」や「勝利の仕方」には主眼が置かれていないはずですよね。
ここのシーンは、「チームワーク」を露壬雄たちなりに見せたシーンと言えます。2年監督生らしさが出ていてホッコリしましたね。
体育祭本番
その流れで、体育祭本番も、黒犬と白猫混合でチームを作ることになります。楽しむことがテーマだと露壬雄は言っています。
その後、藍瑠は「がんばれよ露壬雄」と言っているシーンも印象的でした。
良いシーンが続いていたのでジーンとしていたところ、新たな波乱を呼ぶ事になることが最後に明かされたところで、96話は終わりとなりました。ここで終わるとは・・・!
やはり『寄宿学校のジュリエット』は、次回への引きが上手すぎますね!次回が非常に気になります(笑)。
『寄宿学校のジュリエット』96話の感想・考察【7つの見どころ】
ここからは、ネタバレストーリーで触れなかった部分や、もっと掘り下げて感想考察を加えたいシーン、おすすめシーンなどを、【7つの見どころ】に分けてご紹介しています。
①頭脳派 × 肉体派
一つ目は、「頭脳派の玲音」と「肉体派の露壬雄」が協力して、作戦を見事に成功させている点です。
まさにこの2人は、エキシビジョンマッチで3年監督生が2年監督生に教えたかった「チームワーク」を実践しています。
玲音は頭脳派ですが運動音痴、露壬雄は肉体派ですが頭脳派ではありません。どちらが欠けても成功は無かったといえますよね。
お互いの不得意を埋め合うことで、成功へと繋げている点が最大のポイントと言えるのではないでしょうか。
②「人は鏡」
二つ目は、露壬雄が玲音に「お前が皆を認めてねぇからだ」と言っていたシーンです。「人は鏡」という言葉がしっくりきますね。
今の玲音は皆を認めてないからこそ、鏡のように皆も玲音を認めていないと言えます。逆に考えると、自分が誠意を見せると、相手も誠意を見せてくれるという考えになりますね。
96話では、玲音が誠意を見せると、ペルシアも誠意を見せていました。まさに「人は鏡」という展開になっています。
玲音も以前に比べれば、だいぶ素直になれたようですね!また、ペルシアの器のでかさにもグッと来ました。まさに聖母様と言っても過言ではないでしょう!
③チームワーク
三つ目は、「チームワーク」です。96話は、蓮季とアビ(?)が、「チ~ム」「ワ~ク」とそれぞれ声を出しながら、レックスを食い止めていました。
これは、95話で見せていた「角度の違ったチームワーク」ではなく、「正面からのチームワーク」そのものでした。
この95話(チームワーク未完成状態)と96話(チームワーク完成状態)の違いには、グッと来るものがありますね。
④「ちゃんづけするな」
四つ目は、ケットが藍瑠に対して「藍瑠ちゃん」と呼びかけたときの、藍瑠のセリフ「ちゃんづけするな」です。
アニメ『ストライク・ザ・ブラッド』を観たことがある方は、あの人物が思い浮かんだはずです。暁古城の教師である南宮那月ですね!
暁古城が「那月ちゃん」と言うと、南宮那月が「教師をちゃんづけで呼ぶな」といつも言っています。思わず反応してしまいました(笑)。
⑤過去の経験が思わぬところで役に立つ
五つ目は、露壬雄が下水道を通って、ケットからボールを奪いに行ったシーンです。これは露壬雄がぺルシアと密会するために下水道を通っていた経験が活きたことになります。
逆に言えば、ペルシアと付き合っていなかった場合や、付き合ったとしても密会のために下水道を通っていなかった場合は、この成功はなかったでしょう。
このシーンからは、ペルシアとの交際を肯定している雰囲気も出ています。また、「どんなに後ろめたくても、本人は正しいと思ってしていたことは、後々役に立つときが来る」という教えだと感じましたね。
もっと言えば、過去の経験は、どんなものでも後々思わぬところで役に立つことも教えてくれているように思いますね。
この点について再認識させてくれたという意味では、『寄宿学校のジュリエット』は、人生のバイブル・教科書と言っても過言ではありませんね!
⑥一致の意味
六つ目は、「手李亞が顔面からこけていたシーン」と、「露壬雄が顔面からこけていたシーン」の一致です。
露壬雄が顔面からこけていたシーンを見て、既視感があると感じました。このとき筆者は、手李亞が顔面からこけていたシーンが脳内再生されました。
ファグ(露壬雄)・ファグマスター(手李亞)が、仲良く顔面からこけるのは、単に2人がドジだからでしょうか?
もちろんそれもあると思いますが、ここは、「ファグマスターと同じことをファグがしている」ということで、「新旧監督生の引き継ぎ」や、「世代交代が成功した」ことの裏メッセージが隠されていると考察することができますね。
これを真面目にやりすぎては固くなりすぎるので、『寄宿学校のジュリエット』らしくコメディタッチとして描いているような気がしますね。
⑦黒猫と白猫は仲良くできる
七つ目は、試合終了時の2年&3年監督生たちの、黒猫と白猫の仲良さげな光景です。コマ自体も大きめでしたので、何らかの意味が込められているのでしょう。
それは、「黒猫と白猫は仲良くできる」ということが証明された点を、描きたかったのではないでしょうか?
藍瑠も、仲良くする方向で動いていたら、また違った学園生活だったかもしれない、と思っている描写がありました。
監督生の黒猫と白猫同士が仲良くできるのですから、在校生も仲良くできるはず…という展開だと思っていましたが、96話のラストは何やら不穏な雰囲気で終わっていましたので、今後の展開が気になりますね。
まとめ 次回も楽しみ!
『寄宿学校のジュリエット』96話のネタバレストーリーや、96話の感想・考察として「7つの見どころ」をご紹介してきました。
96話では真のチームワークを見せた2年監督生でしたが、次回97話の展開も気になるところです。
ダリア学園内は、黒猫と白猫同士が仲良くする方向で動いているような気がしますが、外野が許さないパターンなのかなと感じますね。
一体どうなっていくのでしょうね。次回を楽しみに待ちましょう!以上、『寄宿学校のジュリエット』96話についてでした!
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露壬雄が川で溺れて記憶喪失になったため、露壬雄の記憶が戻るようにペルシアたちが奮闘するストーリーが展開されています!
『寄宿学校のジュリエット』12巻
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