僕らの雨いろプロトコル最終回12話感想!伏線回収・総合評価

僕らの雨いろプロトコル最終回12話感想!伏線回収・総合評価

アニメ『僕らの雨いろプロトコル』最終回12話ネタバレ感想・考察!

『僕らの雨いろプロトコル』最終回12話感想付きネタバレストーリー、伏線回収の考察、全体的な総合評価などを掲載!

僕らの雨いろプロトコル最終回12話ネタバレ感想

最後

アニメ『僕らの雨いろプロトコル』最終回12話「約束-Protocol-」では、女優・ユウ(三枝悠宇)のマネージャー・坂上佳子が乗り込んできて、連れ戻そうとしていました。

三枝悠宇は最後にすると言って、何とか切り抜けています。それだけ最終決戦に本気で向き合っていることが伝わるシーンでした!

美桜の訴え

SLEEPING OWLとFOX ONEの対戦では、内嶋睦生が先読みして、おとり作戦で5-0になっています。FOX ONEが負けていることを受けて、時野谷美桜はビデオ通話で立って話していました!

立つ努力を見せることで、試合に絶対勝ってほしい!お兄ちゃんと離れたくないから頑張って!といった気持ちも伝わってきました。

仙堂暁斗が時野谷美桜の歩く様子に触れるシーンは、『アルプスの少女ハイジ』クララが立った名シーンのオマージュネタっぽい雰囲気でした!

仮面

幻影忍者(ファントムニンジャ)として参加する三枝悠宇が仮面を取って、正体が女優・ユウだと自らバラすシーンもありました。仮面を被った偽りの自分ではなく、本当の自分で勝負したい本気度も伝わるシーンでした!

10話で「死ぬときは一緒」と言っていたのが意味深でしたが、最終回に繋がるセリフだったと考察することもできそうです。女優の仕事がどうなってもいいから、とにかく試合に勝ちたい意気込みも感じられました!

試合結果

FOX ONEメンバーの奮起によって、試合は5-6に逆転し、6-6の同点になっています。時野谷瞬が弾切れになって内嶋睦生に狙われるシーンでは、三枝悠宇&稲月望が「死ぬときは一緒」と言って助けていたのが激アツでした!

時野谷瞬&内嶋睦生の一騎打ちになると、時野谷瞬が内嶋睦生を剣で斬って、FOX ONEが逆転勝利しています。白熱の試合展開は最終決戦だけあって、全12話の中でも一番面白いと感じました!

これまでは冒頭にeスポーツシーンを配置して、途中から他エピソードの掘り下げもありましたが、最終回はeスポーツの試合描写が尺の大半を占めていたのも特徴的でした!

僕の世界

内嶋睦生が時野谷瞬を褒めて、ようこそ僕の世界へと言っている場面もありました。時野谷瞬が先読み能力を使った本気のプレイを見せたことで、時野谷瞬の実力を認めていた印象です。

一方的に妹を捨てろと散々言って、それをしない時野谷瞬に失望し、最終回では妹を捨てなくても実力発揮した姿を見て態度が変わるなど、内嶋睦生は中々に忙しいキャラですね!悪役キャラとしては良い役回りをしていて、カレー直飲み・裸族などネタ枠なポジションも面白かったです!

反応

幻影忍者の正体がユウだとバレたことで、ネットの反応が荒れているシーンも描かれています。離れたファンもいる一方で、好意的な意見も出ていました。

イメージ通りの清楚な女優が好きな人もいるはずなので、正体の暴露で離れるのは仕方ないと思います。個人的にはeスポーツもしていたとわかった場合、別の素顔が知れて嬉しい、ますます好きになった!となりそうです。

ファンの反応は様々だとしても、三枝悠宇が自分らしく活動するのが一番なので、これからは本当の自分としてeスポーツ選手&女優業をどちらも頑張ってほしいですね!

マネジメント

坂上佳子が幻影忍者&FOX ONEのマネジメントを提案してくる場面も描かれています。マネージャーとして厳しいことを言う時もありましたが、最終的にまとめて事務所で見る器の大きさが素敵です!

ドライな仕事人間の可能性も考えられましたが、その心配は不要のようですね。いじめを助けたかったようなことも以前言っていたので、しっかりと三枝悠宇を見ている気がします。ビジネス関係に留まらず、娘をケアする親心に近い部分もありそうです。

ユウ公表ルートは11話考察で挙げていたのですが、仮にそうなった場合は坂上佳子が怒って、三枝悠宇が説得するのかな?と思っていたので、坂上佳子の方から状況を受け入れるのは意外でした!結果的に一番良い形になったと感じました!

おかえり

時野谷美桜が時野谷瞬に「おかえり」と言う場面もありました。家に帰宅しただけでなく、これからも一緒に時間を共にできること、約束を果たして帰って来てくれたことに対する「おかえり」になっていたと思います!

家で時野谷瞬に後ろから抱き着いている場面もあったので、離れることなく過ごして、相変わらずブラコンを発揮していると解釈できます。ただし、リハビリをしていくと思われるので、世界が広がってヤンデレのレベルは軽減されてそうです。

カップル

長嶺流星が髪を明るく染めて、イメチェンしている場面は衝撃的でした!長嶺流星&佐藤星詩流は上のピンク服・デニムパンツでペアルック風、佐藤星詩流が「あーん」をして長嶺流星が照れている場面もあったことから、付き合っている可能性が高そうです!

髪色はノリで染めちゃえ!闇の餌食ニャー!ぐらいのテンションで染めたのか!?と様々な想像も膨らみます!

恋愛関係

これまで時野谷瞬と三枝悠宇・稲月望の恋愛関係がメインで描かれていましたが、こちらは最終回に掘り下げると尺が足りなくなる懸念もあったのかなと思います。

時野谷美桜のヤンデレが悪化する危険性・リハビリも考慮して今は恋愛休戦で、時野谷美桜が歩けるようになってから、改めてアプローチしてそうです。

ラブコメ要素もあったアニメと考えれば、三枝悠宇・稲月望の恋愛を深掘りしないとなると何か物足りない終わり方になるので、長嶺流星&佐藤星詩流の方でカップル誕生に思える描写も入れたのかな?と感じました!

店員

佐藤星詩流&小鳥遊恵美子がeスポーツカフェのエプロンをしているシーンもあったので、2人は店員になったと解釈できます。

11話までの佐藤星詩流は文句を言って結果的に鬼コーチ的ポジションになり、eスポーツがよくわからない小鳥遊恵美子は足を組んでドリンクを飲みながら「へぇ~そうなんだ~」とか言っていたはずですが、流れで働くようになったのかもしれませんね!

撮影

ユウの映画撮影シーンも描かれていたので、女優の仕事は順調に進んでいる様子でした。当初はeスポーツを最後にするつもりでしたが、坂上佳子が受け入れてくれたことで、両方継続できたということになりそうです。

花見

花見&バーベキューのシーンも最終回で描かれていました。もしかしたら昼はバーベキューで、夜は11話までに使用されていたED映像に繋がって、その日は花見デーだった可能性もありそうです。

ラストの集合写真で、時野谷美桜が立っているのはエモかったです!車椅子も置いてあったことから、今は完全に歩くことができない状況だとしても、リハビリを頑張っていると解釈できそうです。

伏線回収

11話考察で未回収伏線を挙げましたが、ほぼ伏線回収してキレイに終わりましたね。ぶん投げエンドではなく、本筋の話をまとめてハッピーエンドで終わったと思います。整理すると、以下のようになります。

■時野谷瞬が本格的にプロ選手になるか・お店の借金返済
試合勝利が描かれていたので、時野谷瞬は本格的にプロ選手の方向、借金も返済の流れだと思われます。

■時野谷美桜がリハビリするか
時野谷美桜はビデオ通話シーン&ラストの写真で立っていたので、リハビリをしていく方向だと解釈できます。

■三枝悠宇がeスポーツ&女優を両立するか
eスポーツを最後にするつもりで試合に出場しますが、坂上佳子が受け入れたことで、両立が実現していました。

■ばくれつ君の正体は隠したままか
ここは掘り下げ無しでしたが、そのうち話すか、別人設定の現状維持も考えられます。ストーリーの本筋というよりサブ要素だと思うので、特に触れていないのかなと感じました。

■時野谷瞬・稲月望・三枝悠宇の恋愛関係
三角関係も動きはありませんでしたが、前述のとおり尺の関係や時野谷美桜の精神面に配慮して、掘り下げていないと感じました。その代わりに、佐藤星詩流&長嶺流星がカップルになったと思えるシーンで恋愛要素を入れていたと考察できます。

総合評価

eスポーツ

最終回まで放送されたので、総合評価・全体的な振り返りをしていきたいと思います。『僕らの雨いろプロトコル』はeスポーツが気軽に楽しめる内容なのが好感でした。ゲーム画面は賛否両論あると思いますが、個人的には誰が何をしたかわかればいいと思ったので、むしろ丁度いい映像でベストだと感じました。

「本格」とは書かれておらず、本PVの概要欄にも「eスポーツを舞台に動き始める少年少女の青春群像劇」と記載されていました。eスポーツは舞台にすぎず、青春群像劇の方がメインだと解釈できます。ここを本格eスポーツアニメだと思うと、離脱する可能性があるのかなと思いました。

青春群像劇は悩みや葛藤が深掘りされ、それがあったからこそハッピーエンドの喜びが増していたと思います。オリジナルのゲーム設定、仲間と連携する一部始終、試合の裏で動いていること、複雑な過去シーンなども見応えがありました!

作画

アニメ作画は気合いを感じる神作画と、やや怪しい作画もあった気がします。若干ながら絵柄が異なることもあったので、各話で制作協力会社が違うことなども関係しているのかもしれません。

土台となる静止画のキャラデザが良くても、動かすと違和感が出ていたようにも思われますが、特に気にせず青春群像劇や恋愛展開などを毎週楽しみに視聴していました!

登場人物

■瞬&望
『僕らの雨いろプロトコル』登場人物は全員が個性的でした。時野谷瞬はeスポーツ&妹の選択を迫られてとても苦しんだと思いますが、最終的に両方を大事にするルートになって良かったです!

稲月望は時野谷瞬との関係で世話焼きな姉・母親のようなポジション、貴重な常識人だったのが印象に残っています。三枝悠宇との恋愛バトルも面白かったです!

■ヤベー奴3強
三枝悠宇は女優&eスポーツ選手、穏やかな時&荒ぶっている時の違いが特徴的でした。中二病っぽいシーン、汚部屋の住人、特製トマトジュースを作ってペンで混ぜる描写などは笑えました!

時野谷美桜は可愛い妹かと思いきや、ブラコンをこじらせてヤンデレ闇落ちルートに突入し、途中からメインの話も多く描かれていた気がします。結果的に兄を応援して、歩く姿勢も見せていたので安心しました!

内嶋睦生はレベルの高い試合を求めるゲーム狂いで、お気に入りの時野谷瞬を手に入れるために追い詰めるところ、データを参照して個人情報をあぶり出す怖さもありました。カレーをストローで飲んでいるシーンは爆笑でした!三枝悠宇・時野谷美桜・内嶋睦生は、ヤベー奴3強と言っていいほどにぶっ飛んだキャラだったと思います!

■ザネ&ダネコ
仙堂暁斗は盛り上げ枠・友達ポジションという印象で、美桜ちゃん大好きマンなのが愛らしいキャラでした!プレイヤーネーム「Zane」(ゼイン)がザネで登録されたこともあり、登録名に文句を言うシーンなどもありましたね。

長嶺流星は凄腕プレイヤーの一面と、プレイヤーネーム「†Ψ堕天使ΦΦ翼猫姫Ψ†」がダネコに省略されたところ、「課金は栄養」Tシャツなどのギャップも推せます!ザネ&ダネコが名前で言い合うドタバタ劇も面白かったです!

■ギャル組
佐藤星詩流はギャルファッションやコーチ的ポジション、小鳥遊恵美子はツートン髪やダウナー系っぽい雰囲気などが魅力的でした!佐藤星詩流&長嶺流星がカップルになっていると解釈できる描写もあったのはサプライズ展開でした!

■大人枠
稲月望の父親・稲月颯太はeスポーツ監督&店の経営者としてソワソワする場面、娘から激しく突っ込まれるシーンなどもありました。時野谷瞬&時野谷美桜の母親・時野谷聡美はeスポーツを良く思っていないところから、応援の姿勢を見せる展開などが印象に残っています。

ユウのマネージャー・坂上佳子もeスポーツ反対派からマネジメントを申し出るまでになっています。大人枠キャラは、ストーリーを周りから固めてくれるような立ち位置が好感でした!

最終回12話感想まとめ

アニメ『僕らの雨いろプロトコル』最終回12話ネタバレ感想をお届けしました。最終回は試合勝利、時野谷美桜が立つ姿勢を見せるシーン、三枝悠宇が仮面を取る展開などが描かれていました。最後はどうなるのかと思いましたが、本筋の伏線回収&ハッピーエンドでキレイに終わっていたと思います!

eスポーツが気軽に楽しめる映像、青春群像劇の葛藤、クセの強いキャラが笑いを誘ってくる場面、恋愛展開など、『僕らの雨いろプロトコル』は見どころ満載の面白いアニメでした!2期の制作も期待したいところです!豪華特典付きのBlu-ray BOXも要チェック!

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