アニメ『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。（ひげひろ）』13話/最終回 感想記事です。
アニメ13話の感想付きネタバレストーリー、沙優が吉田に告白するシーン、最後に関するセリフ、沙優がラストに登場した場所などを振り返ります！
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』13話/最終回ネタバレ感想
沙優と母親
テレビアニメ『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。（ひげひろ）』13話/最終回「未来」の冒頭では、沙優が母親に土下座をしながら謝罪していました。これを受けて、母親は どこからが間違いかわからない と言い、高校卒業までは北海道の実家で頑張るように伝えています。
2人は わだかまりが解け、落ち着いて話す様子が印象的でした。12話では 母親が沙優の存在を全否定する場面もありましたが、13話では 娘の存在を認めて、親としての責務を果たす意思も伺えました。2人の関係が改善されたのは、吉田のおかげとも言えますので、ジーンと来るものがありますね。
沙優と吉田
13話では、沙優が吉田と一緒に寝るシーンも描かれていました。沙優は幸せだったと語り、忘れないようになどと言いながら誘っています。しかし、吉田は忘れるわけないと言い、手を出していません。
沙優は体に刻むことで思い出を確かなものにしたいような雰囲気でしたが、吉田はそんなことしなくても既に思い出は確かなものだと伝えているかのようでした。激しく求めあう恋愛や体の関係はなく、同居生活をしながらお互いに良い影響を与え合っていた尊い関係が連想できるシーンでしたね。
謝礼
空港で沙優の兄・一颯が吉田に謝礼を渡そうとするシーンも13話内にありました。吉田は謝礼を受け取らず、沙優のために使うように伝えていた点がグッときました。
吉田が沙優を家に泊めていたのは 体・お金目的ではなく、沙優の未来のためだと言えますので、それを最後まで貫いているところが推せるシーンでした。
告白
13話では、沙優と吉田がお互いに出会えてよかったことを伝え合う場面もありました。その後、沙優が吉田のことを好きだと告白し、また会いに行くと語るシーンも描かれています。ここで付き合う流れにはならず、未来に繋げている雰囲気が好感でした。
『ひげひろ』は良い意味で2人の関係をカテゴライズする綺麗な言葉が無いような作風が良いですね。恋愛要素は絡んでいるとしても、それはフワッと香るくらいのイメージがあります。
一期一会の出会い、人間同士の尊い関係などが印象に残っていますので、2人が出会えてよかったと語るシーンは胸に刺さるものがありました。
最後
一颯が沙優に対して 最後に言いたいことを全部言えたのかと尋ねる場面も13話内にありました。ここで沙優は、最後じゃないと言っています。
吉田との同居生活が終わって 離れ離れになっても、明るい未来に繋がっているといったメッセージが伺えましたので、あたたかい気持ちになりましたね。
料理・おもいで
13話では、吉田が帰宅し、沙優からの置き手紙を読み、料理を作る展開も描かれていました。吉田は自分の料理を美味しくないと思っており、沙優の味噌汁が美味しかった点にも触れています。このシーンは、料理の味だけではなく、沙優という存在の大きさを内包している印象がありました。
それから大丈夫じゃないのは俺の方だと吉田が語り、OP曲「おもいでしりとり」が流れています。様々な「想い」が繋がれていき、「思い出」になっているとも考察できますので、最終回の後半に流すのは反則級のエモさがありましたね…！
場所
13話では、後藤さんが三島のプロジェクトの前祝ということで、ご飯に誘うシーンも描かれていました。その誘いを吉田は断っていましたが、これは あさみとの約束が関係していました。あさみの登場シーンは、金髪ではなかった点が衝撃的でした。
ラストは、沙優が電柱の下に座っており、吉田と話すシーンで終わっていました。吉田と沙優が最初に出会った場所で物語を締めくくるところが良いですね。また、沙優が吉田に会いに来ていること、2人の明るい未来が伺える終わり方もグッときました…！
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』13話/最終回ネタバレ感想まとめ
アニメ『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。（ひげひろ）』13話/最終回のネタバレ感想をお届けしました。
13話では、沙優と母親の わだかまりが解けて、吉田が東京に戻るシーンなどが描かれていました。沙優が吉田に会いに来る終わり方も良かったですね。
『ひげひろ』は人の優しさ・あたたかさが心に染みる名作で、感動で泣けるシーンも多い神アニメでした。これに加えて、美しい作画・声優陣による演技も圧巻ですので、これから何度も見返していきたいですね。順次発売となる豪華特典付きのBlu-rayも要チェックです！
アニメイト©しめさば・KADOKAWA／『ひげひろ』製作委員会
