ひぐらしのなく頃に卒、リーク画像/ネタバレ内容が情報漏洩。著作権の法律問題・ダメな理由

ひぐらしのなく頃に卒、リーク画像/ネタバレ内容が情報漏洩。著作権の法律問題・ダメな理由

『ひぐらしのなく頃に卒』リーク画像/ネタバレ内容が情報漏洩。

本稿では、アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』リーク画像/ネタバレ内容の情報漏洩につき、著作権法の法律問題・ダメな理由を解説する。

『ひぐらしのなく頃に卒』リーク画像/ネタバレ内容が情報漏洩

アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』のリーク画像/ネタバレ内容が情報漏洩(ろうえい)していた件について、製作委員会は法的措置も含めて対応することを発表。

リーク情報が掲示板やSNSなどで広がっていたことを知っていた視聴者は、製作委員会が対応に乗り出したことを支持し、あるいは心を痛めている。一方、リークの件を初めて知った視聴者は、放送中止や禁止ではなくて良かったと感じた方もいるかもしれない。

SNSでは、リーク画像/ネタバレ内容を発信していたアカウントが凍結されるなどの動きも見られた。リーク画像は海外より広まったことから、今後の影響も懸念される。

リークと著作権法の法律・ダメな理由

ここでは、リークと著作権法の法律・ダメな理由を解説する。まずアニメ・漫画・ゲームなどの画像やネタバレ内容を、正式公開前にリークする(意味:漏らす)と、著作権者の保護法益を侵害する。アニメの場合は放送/配信前に画像やネタバレ内容を世間に公表すると、著作権法の法律に抵触し、懲役・罰金の法的責任に問われる。

また、著作権法18条1項には「著作者は、その著作物でまだ公表されていないものを公衆に提供し、又は提示する権利を有する。」と規定されている(公表権)。これは、著作権者に公表する時期・形態を決める権利があることを意味している。よって、放送/配信前にアニメ画像やネタバレ内容を公表すると、著作者の公表権を侵害していることになる。

アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』のリーク画像/ネタバレ内容が情報漏洩していた件は、懲役・罰金の法的責任に問われる事例。製作委員会側が声明を発表したことは抑止力になると同時に、そこまでさせてしまったことが悲しい。

リーク画像を見たファンにとっては、放送/配信前にネタバレを踏むことになり、楽しみが減ることになる。アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』は、どのストーリー内容を何話で描き、どこまで伏線を入れるかなどが綿密に練られている作品。製作委員会が決めた適切な公表時期に、正しいルートで内容を知る方が楽しめるとも言える。

リークと今後

リークは著作者の公表権等を侵害する違法行為であり、罪に問われる。リークした者は法的責任を負い、製作側・ファンにも多大な影響がある。アニメ・漫画・ゲームなどの業界全体としても、今後このようなリークが無くなり、公正になることを願いたい。

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