漫画『彼女、お借りします』(かのかり)233話ネタバレ感想!
233話で描かれたLINE送信シーン、3か月経過、インスタントなどを考察!
彼女お借りします(かのかり)233話ネタバレ感想・考察
インターホン・髪の動き
漫画『彼女、お借りします』(かのかり)233話では、木ノ下和也が水原千鶴の家に戻り、インターホンを鳴らしていました。3話の黒歴史から、ドアポスト越しの呼び掛けは止めています。木ノ下和也は過去の出来事から学習していて、精神的な成長も感じられました。
3話は木ノ下和也が呼び掛けて、すぐに水原千鶴から反応があり、激しく拒否された回。一方、233話は反応が無く、水原千鶴はドア前から部屋の方へ静かに移動しています。何とも思っていない3話時点では猛抗議、好きな気持ちを自覚している233話では居留守をしている対比が特徴的でした。
そして、水原千鶴は床に寝そべり、髪が乱れるように広がっていました。髪の動きは、木ノ下和也との接し方がわからず、恋心が揺れ動いている気持ちを表現していたと考察できそうです。
水原千鶴が部屋内で言っていたセリフは、お客さんを好きになった状況、居留守を使うほどに意識していることが伝わる内容で、声優・雨宮天さんボイスで聴いてみたいと思えるシーンでした!
3か月
233話では、木ノ下和也が水原千鶴にLINEメッセージを送信後、水原千鶴が文章入力&消去を繰り返すシーンも描かれています。好きな相手に送信するメッセージはこれで良いのか、プライベートな内容に返信していいのか、どういう反応がベストなのか?などを考えていることも伝わりました。
また、文章を作るスピードよりも、消すスピードの方が速いことも伺えました。このあたりの描写は、あるあるネタで、共感できる内容でしたね。
そして、そのまま3か月に渡り、連絡が取れなかったことも明かされています。水原千鶴の決心に時間が掛かっていることを際立たせていた印象で、数日間をじっくり描いていたハワイアンズ編との対比も特徴的でした。
接し方・レンタル関係のことなどを含めて、水原千鶴は好きな気持ちを自覚したからと、すぐに木ノ下和也との距離を詰めるわけにはいかない状況もあります。3か月というのは、心の整理が必要であり、どうしたらいいか悩んでいる心情を印象付けるための期間だと感じました。
3か月間、2人は何をしていたのか、木ノ下和との関係はどうなったのか?など気になる点もありますので、234話以降に詳細が明かされそうな気もします。
亀裂
木ノ下和也がLINEメッセージを送信した際に、スマホ画面の亀裂が映し出されるシーンも233話内で描かれています。亀裂の線は、水原千鶴の右下&木ノ下和也の左上、各メッセージの角に入っていました。
水原千鶴のエリア&木ノ下和也のエリアで分かれるように亀裂が入っていたことになりますので、返信が来ない状況・付き合っていない2人の距離感などを、亀裂で表現している印象も受けました。
インスタント
233話では、恋や手紙がインスタントになったことも語られています。好きな相手に告白して付き合う流れをすっ飛ばして、お金で彼氏彼女の疑似体験ができる。郵便で手紙を送らなくても、LINEで連絡が取れる時代。しかし、恋愛・連絡手段がインスタントになったとしても、心の痛みはそうではない。
彼氏彼女の疑似体験中は楽しくても、終われば現実に引き戻される空虚感。簡単に連絡できるツールは便利だが、既読スルーなどで凹むこともある。こういった内容を深く考えさせられるエピソードでした。
すぐにできる便利さが嬉しい一方で、痛みも生じやすくなっている現代社会を指摘していた気がします。そして、その痛みはすぐに解消できないことも伝わる内容でした。
レンタル関係を扱う『彼女、お借りします』の根幹・本質に迫るような問題提起でしたので、ハッとさせられました。
八重森みに
233話ラストシーンでは、八重森みにが登場していました。八重森みにが木ノ下和也を師匠と呼ぶ様子、~っスか!の口調なども、久しぶりでしたね。
八重森みには救世主となるのか、八重森みに活躍回を何話分くらい描くのか?なども気になります!
彼女お借りします(かのかり)233話ネタバレ感想・考察まとめ
漫画『彼女、お借りします』(かのかり)233話のネタバレ感想・考察をお届けしました。
233話では、LINE送信後、そのまま連絡無しで3か月経過する展開などが描かれていました。ハワイアンズ編や3話との対比ができるシーン、スマホ画面の亀裂、インスタントに関するエピソードなども印象に残りました!234話以降も要チェックです!
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