彼女お借りします(かのかり)実写ドラマ感想・評価&原作漫画・アニメ違い考察

彼女お借りします(かのかり)実写ドラマ感想・評価&原作漫画・アニメ違い考察

『彼女、お借りします』(かのかり)実写ドラマ感想・評価&原作漫画・アニメ違い考察!

実写ドラマの感想、漫画・アニメとの違い、キャスト、主題歌、放送日はいつからか、放送地域・放送局なども掲載。

彼女お借りします(かのかり)実写ドラマ放送!

『彼女、お借りします』(かのかり)とは、週刊少年マガジン連載の人気ラブコメ漫画が原作。作者は宮島礼吏先生。シリーズ累計発行部数は1000万部を突破。TVアニメ1期は2020年7月、2期は2022年7月から放送されている。

実写ドラマは2022年7月から放送開始。ドラマの放送地域・放送局は、関東ではテレビ朝日、関西ではABCテレビにて放送。キャストは木ノ下和也役を大西流星さん(なにわ男子)、水原千鶴役を桜田ひよりさんが演じる。

あらすじストーリーは、彼女と別れたばかりの男子大学生・木ノ下和也が、レンタル彼女サービスを利用して水原千鶴と出会っていく内容。デート時には手を繋ぐ場面、お金を渡すシーンもある。元カノ・仮彼女なども登場し、ドタバタ感のある面白いストーリー、恋愛エピソードも描かれている。

実写ドラマ概要

放送日・放送局

ABCテレビ:2022年7月3日(日)から 毎週日曜 23:55~
テレビ朝日:2022年7月2日(土)から 毎週土曜 26:30~
※山形テレビ、鹿児島放送でも順次放送

見逃し配信

TVer、GYAO!、dTV、Hulu

キャスト

木ノ下和也:大西流星(なにわ男子)
水原千鶴:桜田ひより
七海麻美:秋田汐梨
更科瑠夏:工藤美桜
桜沢墨:沢口愛華
木ノ下和:木野花
木ノ下和男:おいでやす小田
木ノ下晴美:野口かおる
一ノ瀬小百合:朝加真由美
木部芳秋:金子隼也
栗林駿:鈴木康介

主題歌

なにわ男子「シンシア」

感想・評価

『彼女、お借りします』(かのかり)実写ドラマ化発表時には、木ノ下和也役にジャニーズ俳優の起用を含めて批判が殺到していた。ところが、実際にドラマを視聴してみると、ひどい内容ではないことが確認できる。

ドラマ化に疑問を持っていた場合でも、思ったより良い、悪くないといった感想を持った視聴者も出ている。ドラマは3次元の特性を活かして、リアルな大学生活・レンタル関係を上手く表現している印象も受ける。

キャスト陣の演技も魅力的で、キャラを忠実に再現していることがわかる。例えば、大西流星さんは木ノ下和也のオーバーリアクション、焦り方などが原作漫画のイメージ通りだった。驚いている際には、目を大きく開き、顔で感情を表現しているのも印象的。どうしても抵抗がある場合は、ジャニーズ俳優・イケメンという先入観を取り払って、演技自体に注目してみると見方が変わるかもしれない。

桜田ひよりさんはS級美女・水原千鶴の雰囲気をまとい、TVアニメ声優・雨宮天さん同様、ゲーム的に言えば「水属性」のオーラが出ている。複雑に編んでいる後ろの髪型も目を惹いた。レンタル彼女・水原千鶴&地味な大学生・一ノ瀬ちづるの演じ分け、「レンタル彼女だっつってんじゃん!!」などのセリフも圧巻だった。

ちなみに、水原千鶴が木ノ下和也に水族館で怒るシーンでは、TVアニメは2次元の良さを活かして、あえて水原千鶴をカクカク動かす方法でキレていることを表現していた。実写ドラマはナチュラルな動きで、3次元のリアルさを強調させている印象を受けた。そうすると、TVアニメ・実写ドラマ それぞれの特性を活かしたメディア化作品と評価できそうだ。

さらに、木ノ下和役 木野花さんは陽気な雰囲気、髪の再現度、おばあちゃん世代なのにソシャゲやネットに強いギャップを見事に表現している。木部芳秋役 金子隼也さんは優しさ&怖さを合わせたような絶妙なオーラ、栗林駿役 鈴木康介さんはマッシュルームの髪型などが印象的。

キャストは各キャラで賛否両論が分かれるかもしれないが、全体的には原作漫画のイメージに合った配役だと感じた。

原作漫画・アニメ違い考察


©宮島礼吏/講談社
『彼女、お借りします』原作漫画発売中!

『彼女、お借りします』(かのかり)実写ドラマのストーリー内容は、原作漫画からの大きな改変は無く、自然に楽しみながら視聴できる。細かいところでは、原作漫画・TVアニメにも無い、実写ドラマ独自の演出も見受けられる。

ドラマ1話では、木ノ下和也のセリフ「彼女はいる」を強調させてマウントを取るシーンがある。原作漫画はドヤ顔を決めて扉絵を挟んで、七海麻美にフラれるシーンが来ている。TVアニメは「彼女はいる」と言った直後にフラれる。ドラマはセリフの後に「#幸せ #自慢の彼女」などのタグが出て、別れを告げられる。

このタグが画面に出るのはドラマオリジナルで、SNS時代に合わせた演出、視聴者が日常的にSNSなどでタグ付けしている行動をドラマにも取り入れたのかもしれない。週刊少年マガジン繋がりでは、インスタ風のタグが扉絵に書かれている漫画『カッコウの許嫁』を連想できた。

ドラマ2話では、木ノ下和也がアパートに帰ってきてドアを開けようとした瞬間、水原千鶴と部屋が隣同士だと判明するシーンがある。原作漫画・アニメは、木ノ下和也が部屋から出たときにバッタリ会っている。

また、ドラマでは七海麻美が居酒屋でカシスソーダを頼むシーンもある。原作漫画・アニメは、グレープフルーツジュースとクランベリージュースを合わせたバージンブリーズを注文する。ドラマは女子が良く飲むような、わかりやすい飲み物に変えたのかもしれない。

他にも会話する場所など細かな違いもあるが、本筋のストーリーは原作通りに進むので、違和感なく視聴できるところが魅力だと感じた。

彼女お借りします(かのかり)実写ドラマ感想・評価まとめ

『彼女、お借りします』(かのかり)実写ドラマ感想・評価に加え、原作漫画・アニメとの違いを簡単に考察した。

『彼女、お借りします』実写ドラマは、3次元の特性を活かした演出などが魅力的で、原作漫画・アニメと合わせて最終話まで見届けたいと感じた。ドラマ化決定の時点で批判的だったとしても、実際に視聴すると印象が変わる可能性があるので、未視聴の方はぜひ一度視聴されることをおすすめする。

男子大学生とレンタル彼女のラブコメストーリーを描いた『彼女、お借りします』は実写ドラマに加え、TVアニメ2期も2022年夏クールに放送され、ますます盛り上がりを見せている。今後の展開にも引き続き注目していきたい。

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