「パリピ孔明」音楽制作の裏側を語るスタッフ舞台挨拶レポート、96猫&Lezel対談公開

「パリピ孔明」音楽制作の裏側を語るスタッフ舞台挨拶レポート、96猫&Lezel対談公開

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』舞台挨拶「スタッフがアゲアゲナイト第2夜「パリピ孔明」人気の鍵!圧巻の音楽を語らナイト!」レポート公開!

月見英子歌唱キャスト・96猫&久遠七海歌唱キャスト・Lezelによるスペシャル対談映像も解禁!

「パリピ孔明」スタッフ舞台挨拶開催!

パリピ孔明 Road to Summer Sonia

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』舞台挨拶「スタッフがアゲアゲナイト第2夜「パリピ孔明」人気の鍵!圧巻の音楽を語らナイト!」が2024年3月19日(火)に開催。上映終了後に大きな拍手が挙がり、熱量MAXの劇場に本間修(監督)/彦田元気(音楽)/MICRO(ラップパートディレクション)/倉島洋一(音楽プロデューサー)が登壇し、「パリピ孔明」にとって要となる音楽制作の舞台裏について、スペシャルトークを披露!

まず音楽を担当した彦田に「パリピ孔明」のオファーをもらった際の心境を尋ねると、「仕事としてアニメの音楽全般を任せていただいたのが初めてだったので、すごく緊張しましたし、できるのかなという不安がすごくありました。最終的にはまとまったかなと思うんですが、みなさんいかがですか?」観客に呼びかけ、会場から大きな拍手が!「ありがとうございます!作った甲斐があったなと思います」と喜びを語った。
本間監督は劇伴について、「中国っぽいところとクラブっぽいところ、そのミックスがどうなるんだろうと思っていたら、すごくいいところを突いていただいて、パリピ孔明の雰囲気を作ってくれました。ピアノだけの静かな劇伴もすごくロマンチックに作っていただけて、ありがとうございました」と感謝を伝えた。
そして音楽プロデューサーの倉島から、中国っぽい音楽で使用されている楽器・二胡は実際に奏者を呼んで生音で収録したとのタレコミが!ハイクオリティな「パリピ孔明」の音楽に詰め込まれたこだわりの一部を明かしてくれた。
彦田は「やっぱりすごかった。パソコンで出す音源とはレベルが違って、ただただ感動したのを覚えてますね」としみじみとしていた。

ここで96猫・Lezelの事前収録で語られた「パリピ孔明」に参加した感想をお届け。96猫は「すごく緊張していましたが、最後はLezelちゃんとお互い英子と七海として歌えてよかったねと話していました。現場で監督と話していくなかで、キャラクターの人柄がどんどんわかっていくのが嬉しかったです」。Lezelは「それまでカバーばかりでキャラクターとして歌う経験がなかったので、緊張と不安が入り混じった感覚でした。歌っていくなかで、七海ってこう歌うんだなっていうのがだんだんわかっていって、シンクロ率が上がっていく感じがありましたね」と感想を語ってくれた。

歌唱キャスト抜擢の経緯について、倉島は「英子というキャラクターを想像したときに、豹変しないといけないので、キャストさんに歌っていただくのはハードルが高いと思っていて。歌い手のほとんど始祖みたいな方なので、歌うということへの向き合い方とか、声とか、歌い方とか、そういうものがマッチしました。専門職を集めた感じです」と96猫抜擢の理由を明かし、本間監督は「キャストさんは芝居の上手さで選びたかったので、そこで歌も、となるとすごく複雑なことになってしまうので分けよう、となりました。Lezelさんは、96猫さんとはまた一味違くて、七海っぽい方を会議で何度か探していく中で出会いました」とLezel抜擢までの道のりを明かしてくれた。

ラップを担当したMICROに「パリピ孔明」に参加することになった経緯をたずねると、「倉島さんにパリピ孔明一緒にやりませんかと誘っていただいて。アニメの中のラップシーンを作るとか、未経験だったんですが、ぜひ!ということで受けました。台本を読み込んでいくと、KABE太人ってこういう人物像で、こういうラップスタイルで、こういう音が合うんじゃないか、とか、孔明は詩を読むようなスタイルでも似合うんじゃないか、とか紐解いてやっていきました」と回答。
本間監督は「真摯に取り組んでいただいて、コインランドリーラップのところもわざわざ自分で洗濯機の音をサンプリングしていただいて、デモ版からもうほとんど一発でOK!という感じで進んでいきました」とMICROを大絶賛!
「一発だって〜!」とMICROから歓喜の声が上がり、会場からも拍手が起こった。

諸葛孔明役・置鮎龍太郎と、KABE太人役・千葉翔也へのラップのディレクションについては、「もう現場に行って1テイク目から千葉さん素敵でしたし、自らもっと録らせてほしいと言ってくれるくらいラップに興味を持ってくださいましたし、置鮎さんに関しては何もディレクションすることがないくらい孔明らしいパフォーマンスをしていただいて、さすがだなと感動したのを覚えています」と2人のセンスを良さを称賛。本間監督からは、「赤兎馬役の木村昴さんは一発OKだったのに、記念に録っていいですか!?って、2〜3テイク録っていかれましたね(笑)」と笑撃の裏話を明かし、会場の笑いをさらった。

ここで96猫&Lezelから、推しキャラ&推し楽曲の質問が!彦田の推しキャラは英子。金髪キャラがお好きだそう。推し曲は「気分上々↑↑」。「ビッグバンドでやっていて、試行錯誤して作ったので、自分にとってスキルアップしたこともあり、思い出深い楽曲です」と明かした。
本間監督の推しキャラはオーナー小林。推し曲は「Shooting Starという、1話の後半とかで流れている英子の曲です。実は「DREAMER」を決めていた時に候補として挙がっていた曲で、ギリギリまで競った曲です。もしかしたら「DREAMER」になったかもしれない曲、という経緯も合わせて聴いていただけると面白いと思います」と明かした。
MICROの推しキャラは七海だそう。「ミュージシャン目線で見ると、彼女のやりたいことと求められていることの差に悩んでいるところとか、彼女の言動に涙がでます」と明かした。推し曲として、KABE太人のAZALEAへのディスラップをチョイス。「当時オリンピックの聖火リレーで全国を回っていたときに作った曲で(笑)思い出深いです」と裏の裏話を教えてくれた。
倉島の推しキャラは唐澤。「1億円もプロモーションに使うなんてすごい!」とプロデューサーならでは推しポイントを語った。推し曲はKABE太人の思い出の楽曲「Find the way」。「思い出の曲と言ったら懐メロにしなきゃということで、そういう色を出しました」と音作りのこだわりを明かした。

最後に本間監督から「2期はやりたいなと思ってはいるので、まだ決まっているわけではありませんが…、皆さん応援していただけると幸いです!」とファンに呼びかけ、舞台挨拶は幕を下ろした。

96猫&Lezel対談

パリピ孔明96猫×Lezel

https://www.youtube.com/watch?v=1cfqq9i9ptc

本舞台挨拶に事前収録で参加した月見英子歌唱キャストの96猫、久遠七海歌唱キャストのLezel。舞台挨拶では流しきれなかった、未公開のスペシャル対談が解禁!「パリピ孔明」推し曲と、本作の感想を語り合う豪華対談で、2人が本作の魅力を熱弁している。

96猫は「総集編って、個人的には『やっぱり総集編だな』と感じることが多いけど、今回はTVと違ってテンポよく観られるのがいいと思ったのと、各キャラ視点で感情移入して観られるのもいいなと思いました。あとはライブ!劇場ならではの臨場感がすごい」と興奮をあらわにした。劇場で感動のあまり涙したというLezelは「マスクをしていたのでギリギリ(笑)ずっと触れている作品でまさか泣くとは思っていなくて。冒頭の「Be Crazy For Me」から、『始まってしまった~!』と思いました」と感嘆。ラストのエンディングについては「やってくれたな~!」と 2 人で声を揃えて興奮を分かち合っていた。

そんな2人が歌唱キャストを務める英子・七海による主題歌「Resonance」も本作の魅力のひとつ。ぜひ劇場の最高音響で、2人の歌声を堪能してほしい。

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© 四葉夕ト・小川亮・講談社/「パリピ孔明 Road to Summer Sonia」製作委員会

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