プリンセッション・オーケストラ(プリオケ)とシンフォギア&プリキュアを比較。
キャラのセリフ内容や名前、イメージカラー、声優ボイスなどの共通点や違いを考察。
プリンセッション・オーケストラ(プリオケ)始動!
『プリンセッション・オーケストラ』(略称:プリオケ)とは、キングレコード×アリア・エンターテインメント×タカラトミーの新プロジェクト。完全オリジナルTVアニメとして2025年4月から放送。
2024年6月14日にプロジェクト始動が発表され、ティザービジュアル&ティザーPV、声優&スタッフが解禁。制作発表会が配信された2024年12月18日には、キービジュアルや新PVなどが公開。
以下より、『戦姫絶唱シンフォギア』『プリキュア』シリーズの似てる設定や違いを比較考察していく。
シンフォギア・プリキュア比較考察
アニメ×音楽
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』は胸に歌を忘れないプリンセスたちの冒険を描いた物語で、第2弾PVでは戦闘時に「一緒に歌おう」と言っているシーンもあるので、歌いながら戦う『シンフォギア』と共通性がある。
『プリンセッション・オーケストラ』ティザービジュアルには「邪魔させない、強い想い。奪わせない――歌のカケラ(フラグメント)。」と書かれており、「歌のカケラ」を「フラグメント」と読むのも『シンフォギア』を感じる。
■プリキュア
『プリキュア』はキャラソンCD発売やライブ開催などの意味では音楽要素があるとはいえ、アニメ本編に歌う要素を直接リンクさせた世界観ではないと思うので、ここは異なる点になっている。
スタッフ
『プリンセッション・オーケストラ』企画原案は金子彰史さん、製作総指揮は上松範康さん、音楽はElements Garden。『シンフォギア』原作は金子彰史さん・上松範康さん、音楽はElements Gardenなので、スタッフの共通点がある。
アニメ制作会社は違いがあり、『プリンセッション・オーケストラ』はSILVER LINK.、『シンフォギア』はサテライト、『プリキュア』は東映アニメーションが担当している。
タイトル
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』の意味はプリンセス(姫)・音楽のセッション・オーケストラが由来と考察できるが、プリンセスは『戦姫絶唱シンフォギア』のタイトル「姫」で繋がりを感じる。
■プリキュア
『プリキュア』とは「プリ」で共通しているが、プリンセスではなくプリティー(可愛い)が由来なので、意味は異なる。
イメージカラー
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』キャラのイメージカラーは、プリンセス・リップルが水色、プリンセス・ジールが赤色。プリンセス・ミーティアは黄色で、髪や衣装には薄緑色なども使用されている。『シンフォギア』では風鳴翼が青色、雪音クリスが赤色、立花響が黄色に近い橙色がイメージカラーなので、青色・赤色・黄色系統の3色がメインキャラという共通性がある。
メインキャラ3人のクレジット順でカラーに着目すると、『プリンセッション・オーケストラ』が①水色(プリンセス・リップル)②赤色(プリンセス・ジール)③黄色(プリンセス・ミーティア)、『シンフォギア』が①橙色(立花響)②青色(風鳴翼)③赤色(雪音クリス)なので、順番の違いはある。
■プリキュア
『プリキュア』でも各シリーズで、ピンク色・青色・赤色・紫色などがそれぞれのキャラに使用されており、イメージカラーがある点では共通している。
セリフ
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』ティザーPVでは、キャラが印象的なセリフを言っている。プリンセス・リップルのセリフは「響いて広がるこの歌は 困っている誰かを守るために!」。守る視点は『シンフォギア』防人キャラ・風鳴翼を連想した。
プリンセス・ジールのセリフは「暗闇を照らすために…この胸の炎は燃え上がる!」。暗闇と言えば、『シンフォギア』雪音クリスが暗い過去を持っていることも思い浮かんだ。
プリンセス・ミーティアのセリフは「眩しさに目を背けないで!あたしの一直線を見逃しちゃうぞ!」。一直線は『シンフォギア』立花響の名言「最速で、最短で、まっすぐに、一直線に!」を思わせる。
■プリキュア
『プリキュア』では、変身バンクの際に口上のセリフがあり、例えば『わんだふるぷりきゅあ!』キャラのキュアワンダフルは「みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル!」と言っている。
『プリンセッション・オーケストラ』でも名乗りセリフがあるのか、変身バンク時に言うのか?などは、プロジェクト始動の発表時点では不明。
声優ボイス
『プリンセッション・オーケストラ』と『シンフォギア』の声優ボイスを比較すると、青色キャラでは、空野みなも/プリンセス・リップル(CV.葵あずさ)が高めの可愛らしい声、風鳴翼(CV.水樹奈々)が低めの声になっている。
赤色キャラでは、識辺かがり/プリンセス・ジール(CV.藤本侑里)が低めのかっこいい声、雪音クリス(CV.高垣彩陽)が高めの声という印象。そうすると、青&赤色キャラは声優によるキャラボイスはイメージカラーのような共通性はないと感じた。
黄色系統では、『プリンセッション・オーケストラ』一条ながせ/プリンセス・ミーティア(CV.橘杏咲)&『シンフォギア』立花響(CV.悠木碧)が高めの元気な声になっているので、思わず連想してしまった。
名前
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』キャラは苗字が漢字+下の名前が平仮名、『シンフォギア』キャラは全て漢字・漢字+片仮名など様々。
黄色系統キャラで、『プリンセッション・オーケストラ』一条ながせ/プリンセス・ミーティアを演じる声優・橘杏咲さん&『シンフォギア』キャラの立花響は、苗字の読み方「たちばな」繋がりがある。
■プリキュア
『プリンセッション・オーケストラ』と『プリキュア』はキャラ変身前後で違う名前なのが共通点。例えば、空野みなも/プリンセス・リップル、犬飼こむぎ/キュアワンダフルのようになっている。
この例だと、変身前は漢字の苗字+平仮名の名前という共通点もある。変身後は『プリンセッション・オーケストラ』キャラ名に「プリンセス」が入っており、『プリキュア』キャラには「キュア」が共通使用されている。
高校生・中学生
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』のメインキャラ3人・空野みなも&識辺かがり&一条ながせは中学生。『シンフォギア』のメインキャラ3人・立花響&風鳴翼&雪音クリスは私立リディアン音楽院高等科に通う高校生なので、学年や年齢で違いがある。
■プリキュア
『プリンセッション・オーケストラ』で中学生が戦うのは、中学生がプリキュア戦士になる『プリキュア』を思わせる。大人プリキュアなどもあるが、例えば初代『ふたりはプリキュア』だと美墨なぎさ(キュアブラック)&雪城ほのか(キュアホワイト)はベローネ学院女子中等部に通う中学生だった。
サポート役
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』ではプリンセスをサポートする小さい生き物・ナビーユが登場する。『シンフォギア』では小さい生き物がサポートするのではなく、特異災害対策機動部二課(S.O.N.G.)のスタッフやOTONAがシンフォギア装者を支えているイメージ。
■プリキュア
『プリンセッション・オーケストラ』で小動物系のサポート役が登場するのは、妖精などが出てくる『プリキュア』を思わせる。例えば『デリシャスパーティ♡プリキュア』のコメコメはキュアプレシャス(和実ゆい)をサポートするポジションだった。
敵キャラ
『プリンセッション・オーケストラ』の敵キャラはバンド・スナッチのメンバー。カリストはボーカルで、ギータ&ベス&ドランはギター&ベース&ドラムを思わせる名前になっている。プリンセスと戦うのは、音楽のセッションといった世界観だと考察できる。
■シンフォギア
『シンフォギア』の敵キャラは1~5期で様々なキャラが出てくるが、例えば3期はキャロルが敵リーダー格で、その警護をする自動人形(オートスコアラー)のレイア&ガリィ&ミカ&ファラが登場していた。中心人物の存在やメンバー感という観点では、『プリンセッション・オーケストラ』と共通性がある。
■プリキュア
『プリキュア』にはラスボスや敵幹部メンバーが存在する。例えば『ひろがるスカイ!プリキュア』はカイゼリン・アンダーグがラスボス、カバトン&バッタモンダー&ミノトンが敵幹部メンバーだった。プリキュア戦士が実際に戦う相手は、敵幹部がアンダーグ・エナジーを入れたランボーグになっていた。
『プリンセッション・オーケストラ』第1弾PVでは、バンドメンバー以外の敵がプリンセスと戦う場面を確認できるので、実際には『プリキュア』のようにランボーグ的な存在と戦う可能性もある。
主題歌キャラソン
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』OP主題歌は、プリンセス3人のユニット・オルケリアが歌うキャラソン「ゼッタイ歌姫宣言ッ!」。小さい「ッ」は『シンフォギア』を感じる。キャラ別の劇中歌・キャラソンも制作されている。
『シンフォギア』は1期~5期でOP主題歌を水樹奈々さん、ED主題歌を高垣彩陽さんがアーティストとして担当。キャラが歌うキャラソンではないので、『プリンセッション・オーケストラ』との違いになっている。『シンフォギア』のキャラソンは劇中歌として流れ、円盤のボーナスCDやキャラクターソングCDに収録されている。
■プリキュア
『プリキュア』はプリキュアシンガーという言葉があるほどで、キャラソンではなくアーティストによる主題歌というイメージが強い。キャラ別のキャラソンはボーカルアルバムに収録されている。
日曜あさ放送
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』は朝の時間帯に放送されるので、深夜に放送された『シンフォギア』とは違いがある。
■プリキュア
『プリンセッション・オーケストラ』は2025年4月から「日曜あさ」放送と制作発表会で告知されたので、ニチアサ放送の『プリキュア』と共通性がある。
放送情報は最初に2025年放送と公開され、次に2025年4月から日曜あさ放送と発表されているが、放送時期や放送局などではなく「日曜あさ」という曜日・時間帯を強調する点が特徴的。
着ぐるみ
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』はプリンセス3人の着ぐるみ&キャストが制作発表会に出演していた。『シンフォギア』はシンフォギアライブやキャストによる番組などが多数展開されてきたが、特に着ぐるみが出演するイメージはない。
■プリキュア
『プリンセッション・オーケストラ』のイベントで着ぐるみが登場したことは、『プリキュア』と共通要素がある。着ぐるみは子どもに親しみを持ってもらえる配慮・工夫という見方もできるので、その意味では子どもから大人まで楽しめて、ファミリー層も意識したコンテンツ展開が『プリキュア』を思わせる。
玩具
■シンフォギア
『プリンセッション・オーケストラ』はアニメ×玩具(おもちゃ)を掛け合わせて、アニメ本編内に登場するグッズが販売される。『シンフォギア』からは多数のグッズが販売されているが、玩具の視点とは少しイメージが違う印象。オリジナルグッズはホビーストックが多く取り扱っている。
■プリキュア
『プリキュア』は玩具と連動しているイメージが強いので、『プリンセッション・オーケストラ』と共通性がある。コスチューム衣装の宣伝には女児のモデルさんが起用されているため、女児向けアニメ要素を感じさせる。『プリンセッション・オーケストラ』はタカラトミー、『プリキュア』はバンダイがグッズ関連を手掛けている。
考察まとめ
オリジナルTVアニメ『プリンセッション・オーケストラ』は金子彰史さん・上松範康さん・Elements Gardenのスタッフ陣や歌に絡めた世界観設定などで『戦姫絶唱シンフォギア』と共通点がある。変身後に別の名前があること、アニメと玩具を掛け合わせた展開などは『プリキュア』を思わせる。
『プリンセッション・オーケストラ』に関する最新情報は随時公式サイト・Xなどで公開されるので、今後の続報にも要注目!
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