東京24区1話感想!翠堂アスミ死亡、事件犯人、能力覚醒、そうはならんやろ考察

東京24区1話感想!翠堂アスミ死亡、事件犯人、能力覚醒、そうはならんやろ考察

アニメ『東京24区』1話感想・考察!

1話の感想付きネタバレストーリー、翠堂アスミの死亡、火災事件の放火犯人、能力覚醒・トロッコ問題、そうはならんやろ展開などの考察もお届けしています。

東京24区1話ネタバレ感想・考察

謎の装置

オリジナルアニメ『東京24区』1話「RGB」では、人ができないことを入力データで正確に行うのが特性だと語られ、謎の装置が映し出されていました。本来の特性を活かしきれていない様子も伺えましたので、機械的な演算だけでなく、人的な知能が働いている気もします。

この時点では、『PSYCHO-PASS サイコパス』のように電脳キャラが存在し、極東法令外特別地区(通称:24区)を管理しようとしている組織がありそうな印象を受けました。そして1話の様々なシーンから 翠堂アスミは電脳化している印象ですので、黒幕となる闇組織が利用しているか、公的機関が使用している場合もありそうです。

24区については、戦後に連合国が統治して日本返還の流れになっていたところ、とある事件をきっかけに大きく方向展開されると明かされていました。とある事件は、1話で描かれた火災事件だと考察でき、それに巻き込まれた翠堂アスミはキーパーソンといった印象です。

火災事件・放火犯人

宝小学校で火災事件が発生し、蒼生シュウタ(声優:榎木淳弥)が、朱城ラン(声優:内田雄馬)&翠堂コウキ(声優:石川界人)の制止を振り切り、建物内に向かう展開も1話で描かれていました。建物内では、翠堂アスミ(声優:石見舞菜香)が白樺梢(声優:日高里菜)をかばって負傷・死亡しています。

火災事件は、放火であるという科学的証拠があるのに、目撃者がいないこともあり、犯人が見つかっていない様子でした。放火犯人は、24区の日本返還に批判的な組織の人間が絡んでいる気もします。あるいは、白樺梢がその組織に指示されて放火したパターンも考えられます。

白樺梢は火災事件の追悼ミサで、翠堂アスミの死亡に胸を痛めているシーンがありました。辛そうにしているのは、自分がしっかりしていれば 翠堂アスミは死亡しなかったという自責の念だと感じましたが、実は放火計画に協力したことを後悔していた可能性もあります。

翠堂アスミは特別な能力があり、闇組織が消したい存在だったとも考察できます。死亡後は脳だけを利用して、悪巧みをしているのかもしれません。ただし、電脳化しても翠堂アスミが拒否すれば利用できないと思いますので、それらしい理由で説得し、本音を隠している場合も考えられます。

あるいは、闇組織は電脳化技術を知らずに、翠堂アスミの死亡で満足した場合もあります。その場合、公的機関が翠堂アスミの脳に協力を仰いでいるパターンもありそうです。

商店街

1話では、チンピラが商店街を荒らしに来るシーンもありました。そのセリフ内容から、商店街は立ち退きを要求されていると考察でき、火災事件・翠堂アスミの死亡とも関係がありそうです。日本返還の動きとあわせて、商店街周辺の再開発計画があるのかもしれません。

あるいは、24区の日本返還に批判的な組織がチンピラを雇って、嫌がらせをしてきた可能性も考えられます。

キャラ

ここでは、1話登場キャラを簡単におさらいしておきます。蒼生シュウタは正義感が強く、人間離れした高い身体能力を持っていました。両親はパン屋を営んでおり、母親は小さく、父親はガタイの良い体が特徴的でした。

朱城ランはストリートで絵を描くアーティスト&ハッキング技術に優れた天才ハッカーで、エナジードリンクを飲むシーン、スケボーに乗る場面なども描かれています。ドレッドと呼ばれるグループも組んでいる様子で、ピンク髪・きなこ(声優:兎丸七海)、銀髪/ロン毛・クナイ(声優:斉藤壮馬)などが仲間のようですね。外地警備隊の筑紫渉(声優:中村悠一)に目を付けられている場面もありました。

翠堂コウキは頭脳明晰/クールなキャラで、翠堂財閥の御曹司。区長/政治家・翠堂豪理(声優:楠大典)が父親で、黒葛川早紀子(声優:生天目仁美)が秘書的な立ち位置から身のお世話をしている印象です。

櫻木まり(声優:牧野由依)はお好み焼き屋の女子キャラで、まりスペと呼ばれる特製料理も披露していました。白樺広樹(声優:上田耀司)は主人公たちの教師で、面倒見の良い性格が魅力的でした。

外地警備隊・未来視

1話では、交通事故が発生し、外地警備隊(ガイケイ)が迅速に対応する場面もありました。外地警備隊は翠堂財閥が資金提供をしている警察組織で、ハザードキャストと呼ばれるものを使用している様子でした。

あらかじめ事故を予測していた印象があったことから、ハザードキャストは未来視の能力が組み込まれている可能性があります。そのコアは、死亡した翠堂アスミの脳、もしくは他の電脳キャラといったイメージも湧いてきます。

冒頭シーンで映し出されていた謎の装置は、外地警備隊が使用するハザードキャストのコア部分だったのかもしれません。

お好み焼き

蒼生シュウタが「もんじゃんぐる」のシュールなCMを見た後、櫻木まりのお好み焼き屋に行く場面も1話で描かれていました。店には朱城ラン・翠堂コウキも来ていて、無意識に同じ行動をとる展開が良かったですね。1話全体としても、幼馴染3人の腐れ縁、ドタバタ感、信頼・絆が出ている点がグッときました。

また、お好み焼きを焼いているシーンでは、領土侵害と言っているセリフが意味深でした。何気ないセリフでしたが、24区と関係がありそうな予感です。24区の連合国による統治は領土侵害で、返還の流れになった領土問題と絡めている気がします。

そして、櫻木まりが まりスペでブルーハワイいか焼きを作る場面では、鮮やかなカラー、お好み焼きを中心に回転する映像が特徴的でした。お好み焼きの見た目はアレでしたが、蒼生シュウタの母親が美味しそうに食べていたことから、味は美味なのでしょうね…!

能力覚醒・トロッコ問題

1話では、蒼生シュウタ・朱城ラン・翠堂コウキのスマホが同時に鳴るシーンもありました。電話相手は、死亡したはずの翠堂アスミでした。3人が電話に出ると、耳の中を進んでいく主観映像になった後、未来に起きる映像を見せられています。

その映像では、ブレーキが効かない状態で走っている列車「キズナ号」が映し出され、①櫻木まり&飼い犬・デイジーの死亡か、②レールを切り替えて脱線させ、多くの乗客が死亡する展開の2択を迫る内容でした。これは、トロッコ問題と呼ばれる倫理学の思考実験をアニメで描いていたと言えます。

電話が終わると3人の目が変化し、虹彩に模様が入り、瞳孔は三角形になっていました。あわせて、3人は体が軽くなって覚醒し、蒼生シュウタは身体能力、朱城ランはハッキング技術、翠堂コウキは状況判断能力が強化されていた印象です。蒼生シュウタは主に肉体面、朱城ラン・翠堂コウキは頭脳面が強化されていたと考察できます。

瞳孔は特別な能力の発動時に、蒼生シュウタが青色、朱城ランが赤色、翠堂コウキが緑色に光る設定になっている気がします。髪色と同じで、キャラカラーとリンクしている印象です。

3人同時に電話が鳴ったのは、3人が強化された能力を使って役割分担し、問題を解決に導いてほしいという翠堂アスミのメッセージなのかもしれません。

そうはならんやろ

虹海駅に向かってキズナ号が走る中、櫻木まりの飼い犬・デイジーが駅に走り、線路にリードが引っ掛かる場面も1話で描かれていました。また、櫻木まりは足が線路下に挟まっていましたが、そうはならんやろ!とツッコミたくなる展開でしたね。

これは、トロッコ問題の前提要素を整えるために、やや強行突破した印象も受けました。逆に言えば本題はそこではなく、蒼生シュウタたちが2択を迫られる展開、どんな方法で問題解決をするのかがメインテーマだった印象です。

そして、翠堂コウキが区長を説得し、朱城ランがドローンを使用して列車に緊急停止ブレーキをかけ、蒼生シュウタが列車よりも速く走り、櫻木まり・デイジーを助けていました。

リードは力でちぎった様子でしたが、櫻木まりの足がすぐに取れたのは、そうはならんやろ!パート2でした。蒼生シュウタの身体能力が強化されていたことを踏まえると、線路を浮かせたパターンも考えられますが、列車はレールの上を通って脱線していませんでした。

そうすると、映像が映し出されていないところで、瞬時に線路を浮かせて元に戻したか、線路下を一部掘って足を引き出したか、掘らずに力で引っ張ったのかもしれません。どれもかなり苦しい解釈ですので、ここは深く考えない方が良さそうです。

それよりも、櫻木まり・デイジー側に列車が進むルートを選択し、そのままでは死亡していたところ、3人が協力して死亡を回避した展開が注目ポイントだと言えます。櫻木まり・デイジー&乗客の死亡を選択する場面で、全員生存のルートを考え出して、斜め上の結果になっている点を描きたかったと考察できます。不可能を可能にする熱いストーリー、息をする暇がない程のハラハラドキドキ展開が魅力的でした!

能力解除

1話では、黒葛川早紀子が翠堂コウキのスマホを見ている時に、翠堂コウキの目が元戻りになるシーンもありました。これは同時に、能力が解除されていたと考察できます。翠堂コウキの能力は、黒葛川早紀子のスマホ操作によって解除されたか、翠堂コウキ自身 または 妹・翠堂アスミが解除したパターンが考えられます。

なお、1話の能力覚醒は 翠堂アスミの電話がトリガーで、脳に情報を流して覚醒させていた印象でした。このオン・オフの条件は、自動的・他動的のどちらも可能なのかが気になります。

翠堂アスミ死亡・墓

メインキャラ3人が翠堂アスミのお墓に行くシーンも1話内にありました。お墓の後ろはブルーハワイ色でしたので、お好み焼きの色と共通性があります。これは何かの伏線になっている気がします。

そして、お墓があるということは、体は火葬済みだと解釈できます。脳・精神面はハザードキャスト、あるいは未来視が組み込まれた装置のコアになっている印象です。

1話の最後は、翠堂アスミが未来を選択してと言った後、私はここにいると言っているように聞こえました。そうすると、コアになっている脳は、装置にあることを意味しているのかもしれません。

翠堂アスミが3人の力を覚醒させて協力を仰いでいると仮定しても、最終的な目的などが謎ですので、2話以降の展開に注目が集まります。

東京24区1話ネタバレ感想・考察まとめ

アニメ『東京24区』1話のネタバレ感想・考察をお届けしました。

1話では、メインキャラ3人に翠堂アスミから電話があり、選択を迫られる展開などが描かれていました。3人の協力で問題解決するストーリーは怒涛の展開で、多くの見所が詰まった1話でした。

能力の覚醒条件、翠堂アスミの電脳化、火災事件の放火犯人なども気になりますので、2話以降も視聴継続していきましょう!

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