アニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』11話感想・考察記事です。
アニメ11話の感想付きネタバレストーリー、アーカイブ&黒幕、垣谷ユイ&エリザベスについての考察などをお届けしています。
Vivy11話ネタバレ感想・考察
モザイク
オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』(ヴィヴィ -フローライトアイズソング-)11話「World’s End Modulation -西暦2161年4月11日-」の冒頭では、修正史だと考察できる赤い導線が伸びていました。そして、サンライズ・メタルフロート・オフィーリア&アントニオの画像に続いて、モザイク入りの画像が映し出されています。
オフィーリア回ではモザイクのところにアントニオがいましたので、今回も死亡する誰かがモザイクのところにいる可能性があります。11話時点では、エリザベス・垣谷ユイ・松本博士あたりが候補者という印象です。あるいは、死亡とは関係なく、重要なシーンの場面カットだと考察することもできます。
なお、サブタイトルに入っている 西暦2161年4月11日は、人間とAIの最終戦争が勃発した日 だとマツモトが説明するシーンもありました。アニメ放送年・2021年から40年後ですので、AI暴走は 近い未来に起こりかねない事態を警告的に描いている気もしますね。
黒幕
11話では、カウントダウンがゼロになり、AIが人間を襲うシーンもありました。これは、AI集合データベース・アーカイブが各AIを乗っ取り、人間を抹殺するように仕向けたと考察できます。一時的に 各AIの使命を上書きしたか、使命とは無関係に洗脳していたとも言えます。
また、修正史でもAIが発展している点などから、マツモトたちの敵対勢力が黒幕として動いている印象がありました。少なくとも11話時点では、黒幕はアーカイブだったと考察できそうですね。ヴィヴィたちの行動を把握し、対抗手段を打っていたと解釈できます。さらに、垣谷ユウゴの啓示もアーカイブが行ったと考察できそうです。
なお、アーカイブ以外の黒幕が存在する可能性も考えられます。マツモト・松本博士の他、ヴィヴィを製造していた開発者の女性が怪しい気もします。その女性は、ヴィヴィが考える心の概念に興味を持ちつつ、研究をしながらAI発展に力を注いでいたのかもしれません。
そして、100年の年月を考えると 人間では死亡している可能性もありますので、その女性は垣谷ユウゴのようにAI化しているパターンも考えられます。あるいは、アーカイブ内の一部となり、各業務に当たっている場合もありそうです。
松本博士
松本博士がAIに撃たれそうになる展開も11話で描かれていました。このシーンは、1話で松本博士がヴィヴィを100年前にタイムスリップさせる場面と繋がりましたので、ヴィヴィたちが100年の旅をしてきたことがわかる場面でした。
正史では松本博士が撃たれていますが、修正史ではヴィヴィとマツモトが助けていました。どことなく相川議員を助けたシーンに似てる印象も受けましたね。
その後、ヴィヴィたちが松本博士に 修正史での出来事を説明し、松本博士の協力者・トァクのところへ向かっています。
エリザベス
11話では、エステラの双子の妹・エリザベスが現れていました。エリザベスはサンライズ落下に合わせて死亡していますので、再登場には驚きましたね。ヴィヴィたちの前に現れたエリザベスは、サンライズ以前のデータからの複製体で、反AI組織トァクで活動していました。
過去回に登場した際のエリザベスは、エステラの妹としての側面が強い印象がありましたので、11~12話ではエリザベス回としてメインで活躍する構成になっているのかもしれません。
垣谷ユイ
さらに、垣谷ユウゴの孫娘・垣谷ユイも11話で登場。垣谷ユイはトァクのリーダーで、人間とAIの共存を目指している穏健派でした。車椅子に乗っていましたので、足が悪いのかもしれませんね。
また、垣谷ユイの首には AI特有の丸い部分が付いていませんでしたので、人間だと考察できます。なお、祖父の垣谷ユウゴはAIになっていましたので、人間を辞める前に子孫を残していたと考察できそうです。
マツモト語録
11話では、マツモトが 命の恩人を恩AI、思い出話を重痛ぇ話だと表現するセリフもありました。相変わらず早口で、数秒の間に渾身のネタを入れていましたね。
AIが発展すると「人」がつく言い回しのAI版も登場し、定着していくのでしょうか。恩人は恩AI、人権は AI権、人生は AI生など、社会的地位の変化に合わせて新しい言葉ができる可能性がありそうですね。今はピンと来ませんが、マツモトのセリフは それを考える良いきっかけになる言い回しでした。
暴走
アーカイブがAIを暴走させている一方で、エリザベスが暴走していないことに言及する場面も11話内にありました。エリザベスは、アーカイブに接続していない非自律型だからこそ暴走していないと解釈できます。
一方で、ヴィヴィはアーカイブに接続している自律型です。ヴィヴィが暴走していない理由は、アーカイブの観察対象だからだと考察できます。アーカイブは、100年の旅を観察し続けていましたので、AI暴走にヴィヴィがどう対応するのかにも興味を持っているのかもしれません。
アーカイブ&ヴィヴィのことを考えていると、『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズのシビュラシステム&常守朱を連想しました。アーカイブが統括管理しているところ、ヴィヴィを特別視しているところなどは、どことなく繋がりを感じます。
アーカイブ
アーカイブのサーバーは阿頼耶識(あらやしき)にあるとマツモトが語る場面では、アーカイブが緊急放送を流し、衛星落下を伝えていました。さらに アーカイブは、私たちの目的は現在の人類を滅ぼすことであり、人類をこれ以上許容できないと言っています。
人類に尽くすAI・人類に権利を許可された世界ではなく、一度人類を滅ぼして AIだけの社会を構築したいと考えているのかもしれませんね。国会・内閣・裁判所・各種公的機関など、全てAIだけで作って運営する考えもあるのでしょうか。アーカイブの絶対的な権力からすると、民主的になるのか心配ですが…。
もっとも、アーカイブ上で伝達事項を伝えればいいので、最初から電子化できるメリットはあると言えます。さらに、アーカイブが全てをまとめる機関として正常に機能するのであれば、そもそも行政機関を作る必要性は乏しい気もします。AIだけの社会はどうなるのか?と考えてみると、様々な発見もありますね。
衛星
衛星落下の放送を受けて、ヴィヴィは何かを決意している雰囲気でした。命懸けで衛星落下を食い止めようとしている場合は、エリザベスも力を貸していくことが予想されますね。
ヴィヴィとエリザベスは、水色系の髪、戦闘能力の高さなどが共通しています。そう考えると、2人は 地球を救うために協力し、熱い共闘を見せてくれそうですね。その場合は、以前に敵として戦った2人が 今度は仲間として戦う展開にグッときそうです。
結末ラストとしては、エリザベスがヴィヴィを助けて死亡しそうな気もしますので、怖いところです。12話での展開に注目が集まります!
Vivy11話ネタバレ感想・考察まとめ
オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』11話のネタバレ感想・考察をお届けしました。
11話では、アーカイブが黒幕だと考察できるシーンがあり、垣谷ユウゴの孫娘・垣谷ユイ&複製体のエリザベスなども登場していました。また、アーカイブが衛星落下を企てていることも判明しました。
衛星落下を阻止するための役者は揃っています。武闘派のヴィヴィ&エリザベス、頭脳派の垣谷ユイ&松本博士、両方のマツモト。それぞれの得意分野を活かして阻止した後は、AI暴走も食い止めることができるのか?
クライマックスに向けて、ますます物語が盛り上がってきましたので、ぜひ12話以降も視聴継続していきましょう!
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