アニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』5話感想記事です。
アニメ5話の感想付きネタバレストーリー、冴木タツヤとグレイスの登場シーン、メタルフロートを舞台とする展開などを振り返りつつ、人間とAIの結婚、ヴィヴィの心情、本編からそのままOPになっていた理由の考察などもお届けしています。
Vivy5話ネタバレ感想・考察
人間とAIの結婚
オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』(ヴィヴィ -フローライトアイズソング-)5話「Sing My Pleasure -あなたを笑顔に-」では、冴木タツヤ(声優:小野賢章)とグレイス(声優:明坂聡美)が結婚指輪を交換するシーンからスタート!
冴木タツヤとグレイスは、歴史上初めて誕生した人間とAIのカップルでした。この展開は深く考えさせられましたね。将来的には、人間とAIの結婚が認められる時代が来るのでしょうか。時代の流れは多様性を認める方向に動いていますので、その時が訪れるかもしれませんね。
人間とAIの恋愛があり、告白・プロポーズ・同棲・婚姻なども当たり前にする未来が来てもおかしくありません。今はまだはっきりとしたイメージは湧きませんが、5話は それを考えるきっかけになりました。
『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』は人間とAIの関係を 正面から描いているアニメということもあり、かなり深い問題にも触れています。AIが発達した未来・人間とAIが一緒に暮らす時代が来る前に、アニメで問題提起をすることで、視聴者に興味を持ってもらおうとしているのかもしれません。
正史と修正史
冴木タツヤ(人間)とグレイス(AI)の婚姻は、正史では人間とAIの関係が悪くなっていた時のことでしたので、重要な出来事として注目を集めていました。対立関係の人間とAI同士が 結婚したことは、世間的には衝撃だったことが伺えます。
一方、修正史では 両者の関係が悪くないので、その重要性は薄れていました。仲良くしていても違和感がない世界線ですので、結婚もその流れで周りが納得したのでしょうね。
ここの設定は、各世界線・時間軸での違い、重要性の大小などを織り交ぜている点が魅力的ですね。縦と横・表と裏のような対比があり、理屈が通っている論理的なストーリーが印象に残りました。
あなたを笑顔に
5話では、ヴィヴィ(Vo.八木海莉)が「Sing My Pleasure」を歌う展開があり、そのままOPになっていました。また、メタルフロートのAIがヴィヴィに「Sing My Pleasure」を歌うサプライズもありました。
5話サブタイトルと合わせて考察すると、ヴィヴィはニーアランドの客を、メタルフロートのAIはヴィヴィを笑顔にするために歌っていたと解釈できます。
AIからサプライズをされたヴィヴィが浮かない表情だった理由は、①自分の曲を誰かに歌われる違和感のほか、②誰かを笑顔にさせる側としての使命を全うするヴィヴィにとって、その逆は想定外であり、複雑な心境だったとも考察できます。
③あるいは、サプライズは思いやりの形であり、そこには心があると思ったヴィヴィが劣等感・虚無感を感じたからだと解釈することもできます。心の概念を模索するヴィヴィよりも先に、メタルフロートのAIが理解していると思い込んだのかもしれません。実際には、AIは心の定義を明確には示していませんでしたので、杞憂に終わったと言えます。
そのままOPになっていた理由は、ヴィヴィと歌の関係、誰かを笑顔にさせること、心の定義など、ヴィヴィのアイデンティティに関わる大きな出来事が起きることを印象付けるためだった と考察することもできます。
マツモトキューブ爆誕
約5年ぶりにマツモトが登場したシーンでは、体が四角いキューブになっていました。ヴィヴィがぬいぐるみを霧島ユズカにあげたことから、マツモトの体はどうなるのか気になっていたため、興味深いシーンでした。
デジタル感のある体は、頭脳派のマツモトらしい体と見ることもできますね。人工知能のマツモトはソフトウェア・無形物・頭脳とも言えますので、ハードウェア・有形物・体に関しては、重要でないことも伺えます。
計画・サングラス
5話では、ヴィヴィが計画に前向きな姿勢を示す展開もありました。その真意は、エステラたちの想いも背負っていると考察できそうです。
計画の一環で 冴木タツヤの車を追跡するシーンでは、ヴィヴィのかっこいいサングラス姿が印象的でした。メガネ姿の次はサングラス姿に魅了されました…!
紅の豚オマージュネタ
マツモトが 飛べないキューブはただの立方体 などと言うセリフも5話内にありましたが、これはジブリ作品『紅の豚』の名言を一部オマージュしたネタだったと言えます。
該当シーンでは、ギャグ要素のあるセリフ内容、声優 福山潤さんの声などが相まって、思わず爆笑したシーンでした!マツモトのギャグは早口セリフに紛れていますので、一瞬で終わります。しかし、その数秒間に渾身のネタが突っ込まれていますので、見逃さないようにしたいところです!
シンギュラリティポイントが来た際には、全体的なAI史に加えて、マツモトギャグ史にも注目していきたいですね。
メタルフロート
5話では、海上無人プラントのメタルフロートを舞台とするストーリーも印象的でした。メタルフロートは、正史では20年後にできるものでしたが、修正史では既にありました。
冴木タツヤ博士はトァク出身であることも明かされ、島の機能停止プログラムが入っているアイテムを ヴィヴィに渡すシーンなどもありました。ヴィヴィとマツモトがメタルフロートに行った場面では、エム(声優:福島潤)とのやりとりも興味深い内容でしたね。
そして、トァクがメタルフロートを襲ってくる事件が発生するシーンでは、ヴィヴィが冴木タツヤから受け取ったアイテムを使っていました。ところが、突然AIが動き出し、人間魚雷のようにトァクを攻撃していました。非常事態に備えて、緊急作動装置が内蔵されていたものと考察できそうです。
垣谷ユウゴ
5話ラストは、ヴィヴィが垣谷ユウゴを助けていました。2話でもヴィヴィは垣谷ユウゴを助けており、宇宙ホテルのサンライズでは 垣谷ユウゴがヴィヴィを目撃するシーンもありました。
垣谷ユウゴは、ヴィヴィの影響で改心し、反AI活動を止めていきそうな気もしますね。もしくは、ある意味では特殊なAIであるヴィヴィを破壊しようとする暴挙に出る可能性も否定できません。果たして、2人の関係はどうなるのか。6話以降の展開に注目が集まります!
Vivy5話ネタバレ感想・考察まとめ
オリジナルTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』5話のネタバレ感想・考察をお届けしました。
5話では、人間とAIの結婚エピソード、ヴィヴィがサプライズをされるシーン、メタルフロートを舞台とするストーリーなどが描かれた回でした。また、人間とAIの関係について 深く考えさせられる展開もありました。
6話では、グレイスが看護AIとしての一面を見せ、冴木タツヤとの関係についても 大きな出来事が起こりそうな予感です。ぜひ6話以降も視聴継続していきましょう!
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