ゆゆゆ3期 大満開の章 6話感想!郡千景の七人御先&耳の傷、ゆっくり進度考察も

ゆゆゆ3期 大満開の章 6話感想!郡千景の七人御先&耳の傷、ゆっくり進度考察も

アニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』(ゆゆゆ3期)6話の感想・考察記事です。

6話の感想付きネタバレストーリー、郡千景が切り札・七人御先を召喚するシーン、耳の傷が映し出される場面などを振り返りつつ、ゆっくり丁寧に描かれた理由についての考察もお届けしています。

ゆゆゆ3期 大満開の章 6話ネタバレ感想・考察

千景ニスト


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アニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』(ゆゆゆ3期)6話「私の不安をやわらげて」では、乃木若葉・郡千景・高嶋友奈・伊予島杏・土居球子の勇者5人がバーテックスを撃退し、それを報道する新聞が映し出されていました。

新聞には、郡千景の髪型を真似する人たちが「千景ニスト」と呼ばれ、流行していることも書かれています。どんどん持ち上げている雰囲気は、悪意・皮肉を感じますね…。

そして、竜巻被害が出た後、郡千景がネット掲示板を見ているシーンもありました。死亡の書き込みを見つける場面では、郡千景が伊予島杏・土居球子の遺体を思い出しています。ぐんちゃんが書き込みを見てしまい、憤りを感じている描写などは辛いシーンでしたね…。

耳の傷

6話では、高嶋友奈が入院している香川厚生病院で、郡千景と乃木若葉がちょっとした言い合いになり、郡千景が声を荒げるシーンも描かれていました。高嶋友奈への依存、腸が煮えくり返っている様子が伝わる描写でした…。

また、黒いDS千景とのやり取りもありました。このシーンでは、郡千景の耳に傷が入っていましたので、細かな演出・作画イラストへのこだわりも伺えましたね。耳の傷はさりげなく描かれていて、原作小説『乃木若葉は勇者である』を読んでいなくても差し支えないようになっていたと思います。

郡千景の親・闇落ち

郡千景が母親&父親、いじめられた過去について軽く語る展開も6話で描かれていました。映像で見ると『ひぐらしのなく頃に』っぽい雰囲気もありましたね。

さらに、武器の大鎌を使って一般人を斬ってしまう描写、高嶋友奈がいる病院で乃木若葉に嫉妬するシーン、骨付鳥専門店「一鶴」が「二鶴」として出てくる場面、高嶋友奈との尊い会話シーンなども盛り込まれています。

世間の評判・過去シーン・高嶋友奈との関係などが描かれて、郡千景が闇落ちする展開は しんどかったですね…。


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精霊の切り札・七人御先

6話では、バーテックス戦の最中に、郡千景が乃木若葉に対して武器を向けていく展開も描かれていました。そして、郡千景が精霊を宿らせる切り札・七人御先(しちにんみさき)を召喚しています。

郡千景の勇者装束は彼岸花(ヒガンバナ)がモチーフになっているだけあって、たくさんの彼岸花が舞っていました。大鎌を持った死神のようなビジュアル、七人御先の変身シーンを盛り上げる大迫力の映像、ゾクゾク感のあるダークで神秘的な音楽も魅力的でした!

6話の最後は、郡千景が乃木若葉に本音をぶつけて、不穏な空気になったところで終わっていました。

七人御先を使用する前後のシーンは、郡千景の承認欲求・高嶋友奈への依存・乃木若葉への嫉妬・憎悪の念などが募っていることが伝わりましたので、胸が苦しくなる展開でしたね…。

鈴木愛奈さんの演技力

6話は郡千景がメインで掘り下げられ、喜怒哀楽の激しいシーンが多かったこともあり、担当声優・鈴木愛奈さんの演技に鳥肌が立ちっぱなしの約30分でした!

普段のかわいい声、怒鳴り声、低く力強い声、悲鳴を上げる声、悔しそうにしている声、弱々しい声から、その状況における感情を的確に表現した「うっ」「はっ」などのボイスもありました。

さらに、郡千景が高嶋友奈のリハビリ場所に向かうときには、今から会いたい人に会えるという喜びを、セリフのある声ではなく吐息で表現。鈴木愛奈さんの高い演技力、プロの声優がいかに凄いかを実感するような回でしたね。


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ゆっくり進度

『楠芽吹は勇者である』『乃木若葉は勇者である』のストーリーに入ってからは、ダイジェスト版になっていましたが、6話はゆっくりと丁寧に描いていた点が特徴的でした。ゆっくり進度の理由としては、『結城友奈は勇者である -大満開の章-』後半で描かれるストーリーに関連する重要エピソードになっている可能性が挙げられます。

また、西暦時代の初代勇者が悲惨な目に遭っていたことを丁寧に描くことで、神世紀との違いを浮き彫りにしている印象も受けました。これが勇者の歴史・原点であり、辛くても しっかりと目に焼き付けておかなければならない部分だとして強調していると考察できます。

そして、ネット上の書き込みなどは、誹謗中傷で傷つく人がいることを伝えていた気がします。批判的なコメントは注意が必要だと再確認できるエピソードだったと言えます。

被害が出た際に勇者を批判するシーンについては、世の中で暗い出来事が起きたときに 国へ不満をぶつける現象と同じだと思わせるものがありました。これは、国のせいにする事で不安な気持ちを誤魔化しているソレと似たイメージも湧いてきます。現実社会で起きていることをアニメで描き、何かと見つめ直す良い機会になっていた印象です。

さらに、郡千景の嫉妬・憎悪の念などを募らせて闇落ちする展開は、人間の闇がリアルに描かれていたと見ることもできます。生きていく中で、目を背けたくなる辛い出来事や悩みは誰にでもありますので、共感できるエピソードだと言えます。

こういった様々な背景があって、郡千景のエピソードをメインで描いた6話はゆっくり進度になっていたと考察できます。

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『結城友奈は勇者である -大満開の章-』6話ネタバレ感想・考察まとめ

アニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』(ゆゆゆ3期)6話のネタバレ感想・考察をお届けしました。

6話では、郡千景の闇落ち展開、耳の傷が映し出される場面、切り札・七人御先を召喚するシーンなどが描かれていました。ズシリとくる重たいストーリーは辛く、郡千景が過酷な状況で悩みもがき苦しむ姿が胸に突き刺さりましたね…。

何かと考えさせられるストーリー、共感できるエピソード、声優・鈴木愛奈さんの高い演技力、七人御先の変身シーンにおけるハイクオリティのアニメ映像なども魅力的でした!ぜひ7話以降も視聴継続していきましょう!

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